横浜元町「茶倉」

横浜元町のメインストリートから１本奥、外人墓地に上がって行く閑静な坂の途中にある、日本茶専門のお洒落なカフェ。
週末はいつも多くの観光客で賑わう元町だけれど、ひとつ路地を奥に入れば閑静な家並みが続いている。特に、外人墓地へと続く坂道はいろいろなショップやカフェが点在し、散歩がてらショッピングやお茶も楽しめる。しかし、犬連れではどこの店にも入れるわけではない・・・ところが。

ありました、犬連れOKで静かにお茶が楽しめるお店。ちなみに屋号は「茶倉」と書いて「さくら」と読みます。しかし・・・あれ？また知らない間にCCの色が変わってるぞ!?wwww

店内は入ってすぐ左側に独立した４人掛けのテーブル、奥には２人掛けのテーブルが４つ、また角に直角のソファが配置されている。写真中央の接客スペースの裏側にはカウンター席もある。白熱灯の柔らかい光に照らされた店内は、元町の喧噪からも遠く離れ（といってもメインストリートまでは徒歩１分もかからない立地）、誠に気持ちよい時間が流れる空間・・・犬連れでも座る場所に制限はなく、お好みの席でどうぞ。

この日は朝食が遅かったので全然腹が減っておらず、最初から甘味に手を出すw　オーダーしたのは抹茶白玉あんみつセット1260円。ほとんどドス黒い!?までに深い緑色をした抹茶の白玉、こちらもお茶テイストたっぷりの寒天ババロア、小豆あん、バニラアイス、そしてあんずが乗ったあんみつで、お好みで抹茶あんみつをたっぷりかけて・・・どれを食べても苦〜い！けど美味〜い！　この他、抹茶パフェ、月変わりの和菓子セット、また普通のカフェっぽい？ケーキ類も多数取り揃え。

各甘味メニューはお茶が１品ついて自由に選べるのだが、ホットもコールドも選べるので、柚子のジャムがたっぷり入った冷やし柚子茶をオーダー。ちなみにコールドだとセット料金から50円プラスとなる。スプーンで下に沈んでいるジャムを良くかき混ぜて頂くべし。

このお店のメインメニューといったら、なんといってもお茶。玉露、高級煎茶、煎茶、ほうじ茶、玄米茶、抹茶が、おのおの日本の高級ブランドの品種で楽しむことができる。お茶はお代わりのお湯がポットに入って一緒に持ってきてくれるが、下には固形燃料が入って火がついているので、いつでも熱々のお湯を入れられるというわけ。
ちなみに、お茶の葉はもちろん、ギフトセット、お茶を練りこんだパウンドケーキやクッキーなども直売しており、ホームページではネット通販も行っている。

食事メニューも充実しており、各メニューとも同店自慢の食材、豆腐を活かした料理になっている。定番の豆腐ハンバーグ、豆腐オムライスはライスがほうじ茶飯になっていたり、そのものズバリの湯豆腐もあったりして腹が減っている時にも重宝する。まだ食べたことはないが、抹茶そうめんランチというのもあるのだが・・・いったいどんな味なのだろう。

店内では随時イベントも開催される。写真展、絵画展、ジャズや胡弓のライブなど・・・この日は午後遅くからギターの演奏が始まった。

タオルの柄が妙なのは突っ込まないでやって下さい・・・wwww取材日は大雨だったのです。もちろん、椅子に犬をじかに座らせるのはマナー違反。特にソファは麻の感触が気持ちいい特等席で、白い生地で汚れが目立ちやすいにもかかわらず、ここも犬連れでも座らせてもらえるので、皆さん自分で自分の首を絞める行為は厳に謹んで下さい。犬は床か、膝の上から降ろさずに。
ただ、注意点がひとつ・・・お店の掲示板に最近書き込みがあったのだが、大型犬を連れて行ったら断られたとのこと。犬OKとも書いていない代わりに、小型犬のみOKとも明記されていないので、ちょっとトラブルの元かも。お店のスペース的にはそれほど狭いわけではないのだが、もともとドッグカフェで売っているわけではないのに加え、店内ライブをやったりするコンセプトなので、小型犬でも鳴いたりする子はお断りすることもあります、とのこと。実際静かに（といいつつワテら結構デカイ声でトンネルやら戦闘機の話をしていましたが・・・）お茶を楽しむ環境のお店なので、オフ会とかには向いていません。無駄吠えしない自信のある小型犬のみ、ってことですね・・・
駐車場は、元町一帯にはそれなりのキャパもあり、週末でもちょっと探せば見つかるのだが、どこもお店からはちょっと離れているうえに、１時間600円ほどが相場。ところが、お店のすぐ近くに時間300円！というパーチケと変わらない激安の駐車場がある。アクセスはまず元町（谷戸橋交差点）から港の見える丘公園に上がる坂道へ通じる道を、高速の下の橋を渡ったすぐの所で右折、川沿いを走って最初の路地を左折、元町のメインストリートを横断して最初の路地を右折、２つ目の路地を左折。各路地ともかなり狭いので、運転に自信のない方にはお勧めしません。多分土地勘のない人は最初では行き着けないと思うので、一度お店に行ってから道筋を確認して、２度目以降チャレンジしてみてください。ドンキで3,000円以上の買い物をする予定があるなら２時間無料になるので、買い物と合わせて一休みするのも手。

では、楽しい元町の週末を・・・