ミサイル巡洋艦 ワリヤーグ舞鶴寄港

2015年5月29日アップ

ロシア海軍太平洋艦隊旗艦であるスラヴァ級ミサイル巡洋艦ワリヤーグВаряг、給油艦イルクートなど艦艇3隻が2011年9月25日、舞鶴に寄港した。入港を撮ることができたので、ここでご紹介を。

まず入港に先立ち朝の一発目は、地元よりみょうこうが出港。相変わらずの天気の悪さであるが、舞鶴の艦は私にとっては極めて縁遠い存在ゆえ、貴重な姿。

噂では、外国艦艇、特にロシアのような仮想○国の艦艇が寄港する際は虎の子のイージス艦は沖に逃がすのだとか…本当かどうかはわからないが…

沖に消えてゆくみょうこうを見送りつつ、入港艦艇撮影の定位置に着く。天気は時々ザーッと大雨が降ったと思ったらピタッとやんで、今度は薄日が差してくるような状況。ちょうど目の前を通る時だけ最低でもやんでくれれば良いが…
入れ替わりに、今回のホストシップ、あけぼのJS Akebono DD108の姿が見えた。さらに続行であぶくま型、そして大形なシルエットが…

まずはあけぼのが通峡。

続いて通峡するのはちくまJS Chikuma DE-233。

さて真っ黒な山のような、今までロシア艦艇といったらウダロイ級しか見たことのない私が初めて見るスラヴァ級が近づいてきた。

以降は一連のシークエンスでご鑑賞ください。


さてここで追撃戦に入る。舞鶴入港船はここから一番の狭水道を抜けて取り舵で左へ左へと回っていく、そして我々はその地の利を生かしてトンネルで先行するのだ。

果たして、待ち受けた場所でワリヤーグは大迫力の姿で現れた。

なぜかAK-130は威圧するように高く天を向いている…

極めて複雑な造形を見せる…と思いきや、後ろから見るとまったく平板な艦橋構造物であった。

3R41形・トップ・ドーム射撃指揮装置を見る。SA-N-6のVLSはこの前部に設けられている。

微速で港内に進んで行く。

スラヴァ級の打撃力の根幹であるP-1000対艦ミサイルの発射筒。後方に斜めに見えるのはRBU-6000対潜ロケット、その左側にはAK-630M・30mmCIWSが2基見える。

後方からのショット。満載排水量で11,300tになんなんとする大型艦だが、ヘリ格はこんな小さなもので、Ka-25・27を1機搭載できるに過ぎない。

舞鶴名物、丹後富士と呼ばれる建部山をバックに北吸にしずしずと向かうワリヤーグ。