撮った!グローバルホーク!…が。

2015年7月20日、避暑の旅行のついでに三沢に行ってきました。

三沢には今月上旬より、グローバルホークが4機展開している。昨年5月、初飛来を押さえるべく報道されている飛来予定日の前夜に東京を出て高速を走っていたところ、朝6時頃、宮城と岩手の県境辺りに来たところでNHKのニュースで着陸が報じられてしまい、痛恨の思いで築館インターからUターンしたという事件があった(その戻った足で観音崎に行きじょ〜じ君の出港を撮影)。今回は一応観光をメインとしながらも、そのリベンジも兼ねている。

さて前夜も睡眠2時間で運転してきたこともあり、もう何もかも面倒くさくなって8時前に起き、ホテルでゆっくりと朝食をとった後分遣隊長のネタ写真撮りで奥入瀬に行ってしまった私は、エンド着が正午前。しかもランウェイは10である…機体まで結構遠くなる方の向きになってしまった。

昼休み中こそ静かだったものの、午後に入ればさすが大空軍基地、こちらのエンドでは姿は見えないがゴーゴー上がり始める。その中で、まず降りてきたのはVP-45のP-8A(LN439/Bu.No.168439)。

続いて1315頃上がった3機のVAQ-135のEA-18Gが帰ってくる。まずNL521/Bu.No.168390。

2機目、NL520/Bu.No.166940。

3機目、NL524/Bu.No.166944。

地元35FWもかなりのフライトがあり…アムラームにACMIポッド、マーベリック、スナイパーXR、HTSポッドと盛りだくさんのF-16D(91-0477)

センターラインにALQ-131をぶら下げたF-16C(91-0411)など降りを撮っていたが…

どうもグロホが上がりそうな雰囲気。エンドにいた地元の方のお話では、これから上がると明るい時間には帰ってこないという。それでは仕方がない…しかし、10エンドで上がりを撮る場所はないうえ、無人機であれだけの高アスペクト比を持つ主翼の機体だけに、エンドまで来たらとんでもない高度になってしまっているという。従って、展開中は基本的に降りの写真は撮れないことになる…

まあ、10上がりだったら、豆粒にはなってしまうが空港の送迎デッキで狙えば機体だけはどのような形であれ撮れるだろう、と判断し、10エンド撤収。空港に向かう。

かつてのブラックバードがそうだったように、高度な偵察システムを持つグロホはフライト前の各種アラインメントに時間がかかるためか、飛びそうな兆候があってからが長いのだという。そんなわけで慌てず空港に到着し、いつの間にか無料になっていた駐車場にびっくりしつつ送迎デッキへ。ここでさらに小1時間は待っただろうか…

本日中に東京に帰らなければいけないのに、そろそろ飛んでくれないと、しかもどんどん天気が悪くなる…とイライラしている所を、グロホは上がってきた。

大してアングルの変化もつかないが、連続シークエンスでどうぞ。

しかし、感度を上げているうえにドン曇り、濃いグレーの機体色、テイルコードもかすかに「GF」と、今回持ち込まれた最新鋭、グランドフォークスの69RG配備のブロック40であることがわかるだけで、シリアルなどはどうやっても判別不能

音は、まあ普通の単発ジェット戦術機の音量で、こちらは隠密というわけにはいかない。といっても、バーナーを焚くわけではないしまあ静かな方である。なんといってもどんどん高度が上がっていくので(といってもパワーにまかせてのハイレートというわけではない)、ほとんど騒音被害などとは無縁な感じ。

今年度には空自にも導入される予定のグロホ、上がりは本当取材で滑走路の脇にでも待ち構えていないとまともな写真は撮れないので、できれば昼間明るい時間に降りてきてほしいものである…