強襲揚陸艦エセックス東京に来たる

Blueforce2008-08-30

9月1日といえば当然・・・といっても、すでに80有余年前のこととなり、当時実際に体験したことのある人も少なくなった関東大震災の起こった日である。
この日に合わせて特に関東地方では各自治体をはじめ(大)企業などで防災訓練を催すのが常であるが、特に阪神以降、夢物語だと思っていた震度6を超えるような大地震が頻繁に起きるのと(まあ、最近どうもその数値の妥当性について議論が起こっているようだが・・・だって、私が子供の頃は震度7なんてこの世の終わりだと思ってたもんね〜)、こちらの方の要因が大きいのかも知れないが、慎ちゃんが都知事になってからは自衛隊が、さらに近年は在日米軍が大きくフィーチャーされるようになってきた。
特に、東京港一帯で催される海上の防災訓練では、佐世保を母港とする揚陸艦群の進境が著しい。当分遣隊も、昨年はドック形輸送揚陸艦トーテュガの東京港から横須賀までの追撃戦でその模様を(一部だが)レポートしたが、毎年どんどんエスカレートする内容に合わせて、本年は遂に揚陸艦艇の超親玉、強襲揚陸艦エセックスがやってきた。これはなんとしても逃すわけにはいかないと、当分遣隊は特別取材体制を取り、同艦の動きから訓練の目玉、搭載のLCACを使用した帰宅困難者収容・移送訓練の模様までをレポートすることにした。
昨年までの訓練と異なり、東京都の訓練は平日に行うと経済活動に支障を来すということで、本年は直近の休日、すなわち8月31日の開催となった。おかげさまで、わざわざ休みを取る必要がなくなり、多忙の折大変助かった。昨年の9月1日も、負けず劣らず超多忙のまっただ中だったはずだが、どのようにやり繰りしていたのだろう。ま、それはともかく、8月9日に横須賀で入港を出迎えたエセックスはそのまま横須賀に居座り、27日に東京港、15号地木材埠頭に移動してきたのである。まさかこんな短期間にまた、しかも東京港エセックスを見ることになるとは夢にも思わなかった・・・
昨年のトーテュガは、晴海に入った。防災訓練といっても、入港中はレセプションなども開催されるので、都心に近い晴海に入港できるに越したことはない。しかし、わざわざミストラル以来の辺境、木材埠頭を選んだのは、例によってマストが引っかかるためなのか、イギリス海軍のタイプ23級フリゲイト、ケント(こちらも8月15日に横須賀に入港したのを捉えたフネだ)が先に入港していて埠頭がふさがっているためか、どちらなのか?
しかし、今ひとつ虹の橋の高さ制限は合点がいかない。本当に紙一重でギリギリなのかもしれないが、昨年のトーテュガ―ウィドビィ・アイランド級は入れて、イラストリアスインヴィンシブル級も入れて、ブルーリッジも入れて、ジャンヌ・ダルクはダメ、ミストラル級もダメ・・・なんか、イメージ的にはジャンヌ・ダルクが一番低いような感じがするのだが・・・フランス艦はどれもダメというのも若干作為を感じさせるような。

ま、それはともかく、帰宅困難者移送訓練参加艦は訓練の前夜には夜陰に乗じて?出港して行く。木材埠頭は光線状態はともかく後ろが抜けている姿を撮るにはいいので、入港が撮りたかったが、こちらは平日で手も足も出ない。されば、出港は・・・といっても、夜ならば写真にならず。ところが、今回は運良く、まるでギャラリーに見せつけるかのように昼間に堂々の出港となったのである。
さて昼頃出港と睨み、ミストラル以来の若洲海釣り公園防波堤に赴けば、前日の大雨との予報はなんとか外れたようで、家からの道中では青空も覗き陽射しも暑いほどだった。これなら傘は要らないだろうと、機材と三脚、脚立、分遣隊長装備一式、それに車に備え付けの起毛のレジャーシートを持って車を出る。夏休み最後の週末とあって、バーベキュー公園は家族連れやグループで大賑わいだ。その楽しそうな一群の中を、場違いな荷物を背負ってて防波堤まで・・・先端近くでシートを広げて待機に入った。

・・・ところが、どうも南の・・・東京湾の上空の雲行きが怪しい。脚立に乗って定期的にチェックしていると、さっきまで見えていたアクアライン風の塔が、まったく見えなくなった。空も真っ黒になっている。こりゃ・・・ヤバいかも。しかし、この重い機材を持ってまた車まで帰るのも面倒だし(だからそれがイカンっつ〜の)、そんなことしている間にエセックス出港しちゃったら・・・と優柔不断に逡巡している間に、蒸し暑かった一帯に「サ〜ッ」と冷たい風が吹き始め、「ポツ」
来たぞ来たぞ!どうすんだこれ!どうも、勢いが本降りっぽい。もうとても車までは帰れない。窮余の一策、というか最初からそのつもりだったのだが、起毛のタータンチェックのレジャーシートは裏地がビニールの防水なのだ。これをひっくり返して、機材もろともすっぽりかぶって丸くなる。NBC防御かっつーの・・・なんだか、俺テレビ版のガンダムで大気圏突入する時の耐熱フィルムかぶったみたいだわ・・・シャア少佐、シャア少佐〜!!wwww
とはいえ、これで何時間でも降り積もられたら、地面から染み込んできて最後はずぶ濡れだ。端から浸入してくる水を抑えるべく、必死にシートの端を内側に丸め込むようにして、極めて不自然な体勢で堪え忍ぶこと十数分!こっ、これは非常事態!と途方に暮れかけた頃、雨は少しずつ弱くなってきた。
そして、シートをガバッ!と払いのけて、再び防波堤に立ち上がった時には、エセックスはすでに離岸していた。いつの間に正午を過ぎていたのだ。

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入り船着岸のままの後ろ姿を見せ、曳船に引かれて防波堤に近づいてくるエセックスミストラルはポッド推進器装備のため、離岸したすぐに岸壁の前でその場回頭を行って前進し始めたのだが、通常のスクリューを持つワスプ級はずっと後ろまで下がり、スペースの充分取れる場所で曳船の力を借りて回頭を行った。

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アイランドのアップ。先日の赤灯よりもさらに近く、本当に目の前に迫っているので、手に取るようにわかる。まるで東の寄船だ!
エセックスが属するワスプWasp級は史上初の全通飛行甲板を持つドック形強襲揚陸艦、タラワTarawa級の改正形であるが、アイランドも大きな形態の変化は見られない。とはいえ、2本のマストがトラス構造から棒マストに、2次元対空捜索のSPS-49が前から後ろに、反対に3次元対空捜索のSPS-48が前にと配置が逆転していたり、それなりに変化もうかがえる。
具体的な電測兵装の配置は、前部メインマストの先端から前部がSPS-67V1対水上レーダー、その後ろにあるのがSPN-35着艦誘導レーダー、下に降りて大きな板状のSPS-48E、さらにその下両舷にSLQ-32(V)2・ECM装置、さらに前に行って逆バイザー状のブルワークに囲まれたMk95シースパロー誘導用レーダー、艦橋の直上にOE-82衛星通信アンテナ。後部マストはトップがURN-25TACAN、その下がMk23・TAS(目標捕捉システム)、その下に円盤状のUPX-24・IFF、その下がSPN-43航空管制レーダー、その下がSPS-49、アイランド上部に前部と同じMk95とOE-82となる。その下の大きなレドームはWSC-6とWSC-8衛星通信アンテナだろうか。もっとも、この構成は5番艦のバターンUSS Bataan LHD-5からはレーダーカバレージを稼ぐために、少しでも上に上げたいSPS-48を前部マスト上段に持ってきて、重いレーダーの重量を支えるためにトラスマストにするなど若干変化が見られる。
メインマストに掲げられた信号旗は、入港時と同じく回答旗+ホテル(H)で「水先人を乗せている」という意味を表し、マストの逆サイドには同艦のコールサインのノーベンバー(N)+エコー(E)+シエラ(S)+エクスレイ(X)を掲げている。

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艦橋回りのアップ。横須賀入港時と同じく、相変わらずファランクスが銃身を真上に向けてひっくり返っているが、この配置を良く見てみると、定位では追跡レーダーのレドームが航海艦橋の窓にかかって視界が妨げられるのではないかと思われ、ひょっとすると邪魔にならないようにこうやって通常時(特に入出港時)はアップアップにしているのかもしれない。8月9日の横須賀入港のエントリで紹介したように、近接防御火器はシースパロー、RAM、ファランクスの3段構えとなっており、前部からRAMの21連装発射機EX-31、Mk29シースパロー8連装ランチャー、Mk15ファランクスとなる。なお、RAMは先程述べたマストの改正に関連して5番艦のバターンから新造時に搭載となったもので、1〜4番艦は就役時搭載していなかった。

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回頭中の姿。ワスプ級のエレベータは両舷の、左舷はアイランド後端の反対サイドに、右舷はほぼ艦尾に各1基設けられている。空母と違ってエレベータだけ真四角に張り出しているので、接岸時には大きく岸壁の上に張り出すことになり、結構接触などに気を遣うのかもしれない。もっともこのエレベータ、初代全通甲板形強襲揚陸艦のイオージマ級以来の伝統である折り畳み式で、展開した状態での全幅は42.7mだが、折り畳むと32.3mとなる。この、全幅32.3mという数値・・・アメリカ海軍ファンの皆さんならどういう意味を持つか、おわかりですよね? また、当級とタラワ級はアイランドが空母と違って右舷端ギリギリに寄せられておらず、狭いながらも通路が設けられているが、これは輻輳する甲板上でフォークリフトや武器運搬のトレーラなどが通行に支障が出ないように1本バイパスを、と配慮された結果のレイアウト。

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防波堤を通過し、湾内に出て行くエセックス。4月のミストラルの時も同じ構図で撮っているが、やはり役者が上というか一回り以上大きい・・・つーか、デカイね、エセックス。この防災訓練にまつわる揚陸艦の動向についてはあまり趣味者の間でも知られていないようで、土曜にもかかわらず防波堤で待ち受けていたのは私を含めて4人だけだった。もったいない・・・

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若洲は真北から真南を撮るので港外向きのショットはあまり良くないのだが、曇っていればそこそこ撮れる。しかし、防波堤は南側に2m位の高さがあり、どんなに背伸びしても見ることはできないので、すかさず見返し写真を撮る時は脚立が必須となる。

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艦尾ウエルドックの扉のアップ。上下2分割式で、青函連絡船ではないが上部の扉を折り畳んで半開としている。この状態では窺えないが、この内部に今回の帰宅困難者収容・移送訓練に使用されるエアクッション揚陸艇、LCACが入っているはずである。上部にはアイランド前と同じく、左からRAM、シースパロー、ファランクスが配置。

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エセックスワスプ級とは全然大きさが異なるが、参考として同じ任務の海自輸送艦*1おおすみ」型のウエルドックをご覧頂きたい。おおすみ型はLCACを2隻収容、このようにLCACの前後部ランプを降ろせば、艦の前部にある車両甲板からスルーで後ろのLCACまで車両を通すことが可能となっている。もちろん、通常の状態ではLCACはウエルドックの床面にじかに載っているが、発進する時は艦後部に注水し艦尾を沈めて、ドックに浸水させる。もっとも、LCACホバークラフトなのでドックに注水しなくても出ていけるのだろうが、通常の状態では艦尾と水面の段差が乗り越えられないし、通常の揚陸艇ならば(もちろん、現在でも必ずLCACを搭載するとは限らない、機材繰りや任務の様態によっては揚陸艇を搭載するケースもある)完全に陸に上がった魚状態だ。こういった構造はドック形揚陸艦に共通するもので、もちろんウィドビィ・アイランド級も、全通飛行甲板を持つ強襲揚陸艦であるフランスのミストラルも同じである。

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さて、これからどこへ行くのだろう・・・予想通り、この後ほどなくして取り舵に取って浦安沖に向かう。明日の葛西での帰宅困難者収容訓練に備えるのだろう。

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さて、ところ変わって、ここは南洋、トラック島の泊地。というのはうそで、こんな南洋風な表情を醸しだしながらもおなじみ当分遣隊の通常哨戒区域、葛西臨海公園である。
本日の主目的はすでに(一応成功裡に)達成してしまったが、これで家に帰っても仕方ないし、明日に向けてロケハン・・・特に他の参加者向けに焦点距離のチェックをしておきたいので、すぐ隣に位置する葛西に移動してきたのだ。駐車場まで来てみれば、夏休み最後の週末ということで人出は多いものの、駐車場入りで待たされるようなこともなく一番奥に停めることができた。天気はすっかり回復し、かなり暑くなってきた。今日は別に何を撮るわけでなし、焦点距離を調べるだけだし、まだ分遣隊長の散歩もしていないので、100-400mm1本だけ持って車を出た。
海沿いまで出てみれば、沖にはやはりエセックスの姿が見える。あそこで一晩明かすのだろう。ここまで離れると、先日の赤灯でひゅうがと間違えた時ではないが、いよいよ空母と見分けがつかなくなる。そういえば・・・エセックスの名を継いだだけあって、エセックス級空母にも似ているような・・・そう気がつけば、大戦末期、マニラ湾の泊地か、終戦直後の東京湾にタイムスリップかと錯覚させられる光景に見えてきた。そういえば、本日はマッカーサーがコーンパイプをくわえて厚木に降り立った日でもある。63年前の夏の同じ日、3日後に迫った降伏調印式に備えて、エセックス級がこのように東京湾に錨を降ろしていたのだろう。

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あまりに暑いので、ちょっと分遣隊長の散歩は無理で、夕方まで待つべと屋根つきのあずまやでしばらく休憩する。さっき、若洲では寒い位だったのに、今度は暑くて暑くて汗びっしょりだ。しかし、しばらくすると再び沖の方から雲が湧き出てきて、とりあえず日は陰ったので、なぎさに散歩に行くことにした。
代々木公園や駒沢と異なり、あまり欧米人を見ることは少ない葛西だが、珍しくラフな格好をした見るからにアメリカ人が3人・・・Tシャツに短パンの私服だが、どこから見てもエセックスからの先遣隊だ。さらに、掲示板や放送で言うには、本日もなぎさは防災訓練の予行があるために、1530で閉鎖になるという。あと1時間位か・・・公園の職員が何人も出ており、ただならない雰囲気だが、とりあえず1人を捕まえて聞いてみると、「今日も訓練やるんでここには残れません、ヘリも飛んでくるんで」ヘリだと!?
どういうことだ?訓練にヘリを使うなんて聞いてないぞ。いや、実は「MHが投入される」という噂は聞いたことがあるのだが、米軍のフネが出てきた訓練に海自MH-53Eが出てくるのも変な話だし、岩国に展開していたHM-14のMH-53Eはもう帰ったんじゃなかったっけ!? だいたい、いくら輸送機的な用法ができるとはいっても、ローテーションで少数機配備の米軍MHを出すような話か?ファインダーから覗いても、デッキの上にはヘリは見えないし・・・
天気はどんどん悪くなり、いつしかポツポツとまた降り出してきた。散歩もそこそこできたので、追い出しが始まる前になぎさを出て、再び屋根つきの休憩所に陣取ったが、雨はどんどん本降りになってきて、また傘を持っていないのでまたしても車に帰れなくなってしまった。・・・ったく、一日に何度同じことやらされるんだよ・・・まあ、その予行とやらを見届けようと、ベンチに座って待つことにした。開始時刻は1700とのことで、まだ1時間以上ある。
ふと気がついたら、なぎさに渡る橋のたもとに警察のワンボックスが停まっている。私のいる休憩所の横には、東京都の移動無線車が。そして・・・おいおい!アメリカ海軍のクラシックなピアス社製のボンネット消防車がやってきたぞ!私は消防系にはまったく興味はないのだが、米軍モノなら話は別だ、スゲ〜、なんか萌える!横須賀から来たのか、それともノースピア辺りから来たのか・・・さらに、警官や都の職員と思しき日本人ばかりが目立ったなぎさに、いつの間にか迷彩服を着た外人さんが旗を持って立っている。あれは・・・BMU!*2大変だ、LCACが来る!
前日予行で、予想しなかったLCACのビーチングも行われるのだ。しかし、機材は100-400mmだけで、描写性能のいい400mm単玉は車の中・・・雨は若干小降りになったものの、駐車場まで戻るのも面倒で、仕方ないのでこれ1本で全部撮り切ると覚悟を決めた。単なる雨宿りのカップルやサイクリングの人も、何かただならぬ雰囲気を感じ取ったのか、雨がほとんどやんでも立ち去ろうとしない。

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1700、ジャストで予行開始。やはりLCACエセックスの艦尾から飛び出してこちらに向かってくる。見てくださいこのあまりな非日常の構図! ユル〜い屋形船に向かってLCACが突進してくる絵は、東京湾での防災訓練ならではのもの。どちらも働く船なのだが、その形態と雰囲気はあまりにも違う。100-400mm1本なので屋形船が入りきれず船首が切れてしまったのが惜しい!

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海浜公園の浜に向かって速度を落とさずに突っ込んでくるLCAC。こちらのPhotoにも働くお船がいろいろと・・・後方に竹芝桟橋に向かって急ぐ東海汽船ジェットフォイル「セブンアイランド・愛」、さらに右側には東京ベイクルーズの「シンフォニー」が見える。LCACジェットフォイル、同じ水上浮上形の船舶であるが、片や民生用水中翼船、片や軍用ホバークラフトと形態はまるで異なる。

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来たよ来たよ〜クチビルお化けが・・・! 私も、水上航走は観艦式で何度も見ているが、ビーチングを間近で見るのは2006年5月の沼津今沢海岸での訓練に続き2度目、しかも今回は初めて見る米軍LCACだ。推進用エンジンを収めた機関モジュールの側面に描かれた星条旗と、「U.S.NAVY」の文字に、も〜不肖青軍昇天!

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1716、ビーチング!普段分遣隊長が歩き回る葛西の砂浜に、アメリカ海軍のLCACが上陸したのだ、あまりに、あまりに非現実・・・! ちなみに、後ろの風車は若洲海浜公園の駐車場隣に設置されているものです。

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パンパンに膨れていたスカートがしぼむと、前部ランプのドアが開き、エンジンも出力を絞った後停止。
本日はもちろん帰宅難民役の都職員?はいないので、人を乗せるところまでは行われず、LCACもエンジンを停めて一服してしまった。先程聞いた「ヘリ」は影も形も見えず、後はLCACも帰るだけと思われ、本日は親に呼ばれて新宿で食事会(実は、本日私と父親の誕生日なのです・・・)なので、1730過ぎで現場撤収。予想もしなかった大収穫だが、本来は明日に向けてのロケハンで、そちらも抜かりなくデータ収集をすることができた。

帰りには、ちょうどタイミングを合わせて海軍消防車が前につき、なんとも不思議なショットに・・・おや、もうお帰りですか。前に停まっている車に「U.S.NAVY」と書いてあるのがあまりに非日常・・・

*1:自衛隊には「強襲揚陸艦」という艦種はありません あくまで「輸送艦」です

*2:Beach Master Unit LCACの上陸に先だって事前にビーチング地点の調査・整備、ビーチング時の誘導を行う支援部隊