FBMに初参加

Blueforce2008-10-26

年に一度、車山高原で開催されるフランス車の祭典、フレンチブルー・ミーティングに行って来た。
初参加なのだが、今回は夏に清里で会って以来のreoreojpご一家と会って、2人で何か我々の欲望を満たすイケてる次期マイカーを探そう、というのと、実は遠い昔から存じ上げていたという、オブシCCオーナーのyamanobeさんと初めてお会いするという目的があり、前から楽しみにしていたイベントなのである。
土日開催なのだが、犬連れということもあり、泊まりはなかなか面倒くさいのと、さすがにそこまでするでもないか、というので、reoreojpさんのご都合に合わせて日曜に行くことになった。プジョーからルノーからシトロエンから、フランス車が何千台も集まるという伝統の大規模イベントだけに、あまり遅く行くと駐車場が満車になってしまうというので、0430起床、0500出発。遊ばずに永福から高速に乗る。
朝はシャキッと松田樹利亜で――
この週末の中央道は、フランス車の密度が半端ないそうだ。というわけで、藤野辺りからC4ピカソと抜きつ抜かれつの走行に。普段じっくり見る機会もなかなかないので、惚れ惚れしながら見とれて走っていると、今度は106がすごい勢いで抜いていった。ぬえわkm/h位出ている?笹子の下りで若干ペースダウンして、3台でダンゴ走行。
しばらくするとピカソが抜け、私も双葉で一服するために入ったので3台のランデブーは崩れたが、双葉の駐車場もDSがいたりとただならぬ雰囲気。再び走り出ば、赤のBXを最後尾にシトロエン軍団を抜いて行く。ああ、普段は意識していないけど、赤のBXって格好いい・・・もちろん、向こうだって「オ〜307CCが走っちょる」とか思っているわけ(多分 自意識過剰か!?)で、いつもは感じない仲間意識?のようなものを、見知らぬ人の乗っている車に感じてしまうのが面映ゆい。国産はもちろんだが、ドイツ車ではこうはなるまい。お先に〜後で車山で会いましょう!
しかし、例年あまり悪天候になることはないという当イベントだが、予報に反して小淵沢の辺りから小雨がパラつき始め、一度はやんだものの、白樺湖に向かって上がって行くに従い再び降り始め、空の具合も好転しそうにはない雰囲気。参ったなあ・・・しかし、白樺湖まで来れば、まさに前も後ろもフランス車で、噂に聞いていたがこりゃすごい! どこからこんなに集まるのだろう、首都圏・近県はもちろん、広島とか結構遠くのナンバーもちらほら。いいね〜いいね〜このお祭り感、前にも後ろにも続く果てしない?フランス車の群れに、自分が加わっているという感じがたまらなくいい。8耐や観艦式にも負けず劣らずの一体感かもしれない。
しかし、天気はいよいよ悪く、我々の結束を裏切って?wwww CCではなくビアンカホワイトの407SWでやって来たreoreojp一家と、なぜかマークXでご参加のyamanobeさんと合流はしたものの、車を停めて会場中央に着く頃は結構本降りに・・・スキー場な位であるから、寒さも半端ない。屋外イベントで、予報を信じて傘も持ってきていないので、トイレの軒先から一歩も出られず・・・そんなこんなで午前中は終わってしまった。

昼頃に雨は上がったものの、寒さは相変わらずで、暑がりの私が心底寒いのだから他の参加者の方々はどれほど辛いかと。車の前にレジャーシートを広げて、山のように持ってきたグッズ類を売って今日の交通費位は稼ごうと思っていたのが、とても座ってなどいられず大アテ外れ。昨日はいろいろ買い物をしたり、下北で分遣隊長のシャンプー、最後に東京オート洗車で洗車などで一日を費やし、今日のためにと50mmF1.4を買い増ししたのだが、雨では写真を撮るどころではない。
なぜ今単玉の標準レンズなのかと不思議に思われる方もいるだろうが、50mmのAPS-Cサイズ換算の焦点距離を一般的に何レンズと称するかおわかりの方なら説明は不用だろうwwww 昼中買うのを迷って、そうこうするうちにシャンプーの予約時間になってしまい、中野のフジヤの営業時間中にはどうやっても間に合わなくなってしまってから買う決心がついたので、夕方に一度寄ったヨドバシにまた戻ってまでして買ったのに・・・
おまけに、会場が広すぎてどこに何が停まっているのかもわからず、6月のフレンチフレンチ@赤レンガでいなかった807を探しても、まったく見つからない。そんなにアレ珍車か? 806はネットで見たことのある有名なライオンマークを大きくボディに描いた車を見たけれど、それでも1台だけ。そんなユーロバンに死ぬほど乗りたい俺って・・・何なの!?
それでも、こういったイベントならではの、本国仕様5人乗りC4ピカソや、4007だとばかり思っていたらなんとアウトランダーに4007のガワを被せたなんちゃって4007など(これって車版の着ぐるみ!? でもこちらの方が信頼性が高くていいのではという声もちらほらwwww)、興味深いショップの展示車も見ることができた。昨今の急激なユーロ安を繁栄してか、本国ピカソは438万という正規品と変わらない価格で展示されており、私も先日実車で座ってみて初めて知った、とても実用にはならない3列目なんか要らないからこっちがいいじゃん、とはreoreojpさんの弁。私も御意。

なんか、一台出っ張ってそこから横一直線の列を乱してる車がいるぞwwww 午後はごつ氏の所に顔を出し、まついさんにお土産を渡し、初対面のみっちーさんにお会いして、函南町役場前で果てた我が家の初代ふうこ号にまつわる、哀しくも因縁を感じさせるエピソードを伺った。初代を買った時に日記に書いたが、T6のスポール・LHDは日本には何台も入らず、ほどなくカタログ落ちしてしまった。みっちーさんのCCは同グレードで、しかも色はモンテベロブルーという、初代とまったく同仕様の兄弟なのだ。それはまるで、ちょっとひねれば「世にも奇妙な物語」の原作にもなりそうな話だった。恐らくラインで隣り合って生まれ出、同じ船に載って日本にやって来ながら、恐らく中東のどこかの国で生まれた時とは似ても似つかない姿で埃まみれになって働いている兄弟のことを思い、日本で幸せに暮らしているもう一方の兄弟にこれからも幸あれと祈った。
1500を過ぎれば、ボチボチ帰り始める遠来の車も目立ち始め、こちらも腹が減ったので、reoreojp一家と一緒に407に乗せてもらい、以前書いた中央道雪の惨劇の時以来?17年ぶりになる車山のゲレ食で遅い昼食をとり、白樺湖でお茶して解散となった。単独走行となってからは、殺人的な睡魔に襲われ、何度も意識が遠のく中(2、3度マジでヤバイ時があった)、高速に乗ってPAで寝ようとなんとか諏訪南までたどり着いたものの、最初の八ヶ岳PAは14km先・・・!? よほど路肩で撃沈か、と思ったが、なんとかたどり着き、そのまま寝入ってしまって気がついたら3時間経過。このPA、前に岩国からの帰りで撃沈して爆睡、昨年正月に京都からの帰りにやはり撃沈して爆睡と、場所が私のバイオリズムに合っているのだろうかw、必ず強烈な眠気にここで力尽きるのだ。
夜はゴージャス&艶やかに吉川晃司で――
目覚めたのは2100、なんのために高速に乗っているのか全然わからない進行具合だが、睡眠のための駐車スペース代と割り切り、すっきりした頭で進行。甲府昭和で降りて、もう渋滞も解消しているのにまたいつもの悪い癖で下道進行、やはり笹子は甲州街道で抜けるに限る。ただし、明日も仕事であまり遊んでいるわけにもいかないので大月で高速に復帰し、ここで燃料が心許なくなってきたが、次に乗る時は早朝急ぎの用事なので、本日中に給油しておかなければということで、会員になってENEOSカード利用からさらに4円引きが適用の柿の木坂近くの環七のスタンドへ。リッター144円、前日に入れた時よりさらに3円安くなっている・・・とりあえず、カーライフ最大の危機は脱したか。
こうして、初参加のFBMは終わった。会場をあてどなくぶらついただけで、何をしたわけではないのだが、何千台のフランス車に囲まれて、思いの外楽しかった。数年前までは自分がフランス車にこんなに夢中になるとは夢にも思わず、レンジを手放した時はいつかまたレンジに戻るのだろうか・・・なんて思っていたのが、今となってはあまりそういう気も起きなくなってしまった。もっともレンジは今となっては私のような貧乏人が乗りたくても乗れない位高くなってしまったのだがwwww
reoreojpさん一家、寒い中お付き合い頂いてありがとうございました、yamanobeさん、貴重なお写真の数々とたくさんのお土産、ありがとうございました。今度はぜひオブシCCと2台でランデブー走行を。いろいろ連絡&配慮をしてくれたごつ氏ご夫妻、ありがとうございました。今回残念ながらご一緒できなかったPJ氏、次回はパーティから楽しみましょう。そして、見ず知らずの何千人のフランス車気○いの方々、楽しい一刻を共有させてくれて、ありがとうございました。来年も会いましょう。
・・・でも、この日程だと観艦式とカブるんだよなあ・・・