山形さくらんぼツアー そにょ2

Grillde cow tongue

2日目は0800起床。朝飯も超豪華で、多分長逗留するとあっという間に体重は10kg位は増えてしまうのではないかという危惧が・・・
昼過ぎ出発ということで、純粋な観光というわけでもないので(私も山形は知らない土地でもないし)、家でゆっくりさせていただく。チワ友の方と同居人はお土産の買い出しということで、あちらのご母堂と寒河江に出かけるという。私は犬もいるし、家で留守番していますよ、ということで、居間でふうことティナ嬢
を横に侍らせ朝寝。とにかく、犬がいるとペット可の宿でないと泊まれないし、ふうこと一緒でなかったら楽しくないし、行くところは限られてしまうのである。こうしてふうこと一緒に寝られる幸せよ・・・家の2匹は別の部屋にある自分たちの寝床にいるようである。チワ2匹は寝ていたかと思うと、急に起き出して家のパトロールに出かけたり、本当に楽しそうだ。チワワは家の中で歩くだけで運動量は足りるので、外に散歩に行かなくてもいいですよ〜なんてショップのセールストークで言われる。そんなのウソウソ!と思っていたが、都会のマンションならともかく、ここまで広い一軒家だとあながち誇張でもないような気が・・・ごめんなふうこ、オラにもっと甲斐性があったらよ〜
結局お宅を1400過ぎに辞し、今回初めての山形市街地を同居人のために車で一巡してから、旧山形県庁舎、文翔館の前で記念撮影。その後山形道に乗り、笹谷峠を越え仙台を目指す。山形は晴れていたのに、峠を登るに連れてみるみる曇っていき、最後は霧に突入してしまった。トンネルを抜けると雨。しかも肌寒い。
そのまま高速に乗っていると遠回りで金がもったいないので、宮城川崎ICで降り、ここも勝手知ったる国道286号を市街に向け走る。目指すは駅近くの牛タン料理、「利休」。ここは2001年夏の横須賀地方隊体験航海で「きりしま」に乗った際、仙台在住の同居人の友人に案内されて訪れて以来、その牛タンの厚さに惚れて来るたびに訪れることにしている。
さて、心配していた暑さどころではなく、半袖短パンではおかしい人に見られそうなほどに肌寒く、まずざっとアーケードを散歩してチワ達にはゆっくりと車で留守番してもらう。駅からほど近い店の前にはいつも行列ができている。我々は2組目で、いつもよりは少ない。10分ほどで案内されたが、店の前にはなにやら張り紙が。
「これまで通りの『塩味』だけでは提供できなくなくなりました」と書かれているポスターは、牛タンの価格が以前の5〜6倍に高騰し、従来のままの品質の塩味のみでは価格を2倍以上にせっていしなければならない状況、仙台の食文化、庶民の味である牛タンを守るため、従来価格を上げることなく提供致したく、ご理解の程を・・・と書かれている。アメリカ産牛肉輸入禁止措置による入手難が仙台の牛タン料理店を直撃しているらしい。
さて通されて牛タン定食を注文してみると、なるほど半分は味噌味の、レバーのような食感の牛タンである。付け合わせやテールスープは従来通りだが、確かにこれは味付けで隠し切れるものでは・・・でも、しょうがないですね。それでも東京で食うよりは量・味ともに満足だし、こんな時こそせいぜい通って応援してあげなければ、と。
当初は昼に帰るとか言っていたのに、すっかり遅くなり、1900に仙台宮城ICを出発、帰りも順調に飛ばす。途中鹿沼を過ぎた辺りから雨がポツポツと降り出し、栃木―佐野の山越えでは大雨に。ホンマにここで降られずに済んだことないなぁ・・・いつもは佐野で一服するのにかったるいのでそのまま通過し、3時間ほどで浦和に帰ってきた。外環経由で同行の方を降ろし、2330に帰ってきた。夏の旅行計画にまったく入っていなかった今回の山形ツアー、人間はもちろんふうこも楽しかったようである。また連れてってくださ〜い!