小春日和の鎌倉ハイキング

昨日は年末恒例、爺様に集まって頂いて話を聞く＆無礼講忘年会につき出かけられなかったので、本日は当然遠出の散歩。
といっても、さすがに日曜だと伊豆に行くわけにもいかず、お台場？葛西？横浜？いやいや城ヶ島位までは・・・と考えつつ、カタネに行ったら休みだった。奇数日曜日が休みなの忘れてた・・・というわけで、久しぶり、そう１年ぶり位に下北のアンゼリカに行った。カレーパンやピロシキを食うのも１年ぶり、店の女の子が「可愛いチワワがいるよ！」と外を覗きに来るのも１年ぶり・・・食料を調達したところで三京に乗って、パン食いながらどこへ行こうか考える。横浜でもいいけど・・・城ヶ島でもいいけど・・・
昨日は本当に暖かく、人が仕事の時に限って天気がええやんけ！と悪態をついたものだが、今日も予報では真冬の寒さと言っていたのに、思ったほど寒くもなく、それどころか日差しがジリジリと暑い位で、保土ヶ谷で停まって屋根を開けることにする。よし！これなら・・・日光浴には七里ヶ浜か裏大仏ハイキングコースがいいだろう。

本日の鎌倉攻めは、珍しく湘南モノレール直下で行くことにした。懸垂式のモノレールをオープンカーから眺めてみたかったのだが、まだ一度も試したことがなかったのだ。これ、なんともいえず不思議な感じ・・・

いつもは鎌倉山から直接七里ヶ浜の駐車場に出られる裏道を使うのだが、今日はそれほど混んでいないこともあり、モノレールの下をずっと走りたいのと海沿い気分をちょっと味わいたいので、そのまま江ノ島に出て腰越の併用軌道部分を通って、134号に出た。私も同居人もふうこもオープン用の重装備なのだが、日差しがホンマ暑い位・・・ほどなく駐車場に到着。10日ぶりの鎌倉である。東京の人間が来過ぎ!?

12月とは思えない暖かさ、これで本当に気温10度位なの？　駐車場はこの間とは打って変わって満車寸前、うちの車単体でのいい写真は撮れなかった。まあ、ふうこが楽しく散歩できればそれで良し。で、本日も「七里ヶ浜パーク＆レールライドパス」を使って長谷まで出る。

今年春のマネーロンダリング編以来２回目の走破となる裏大仏ハイキングコースだが、ほとんど人がいなかった前回と違い、紅葉シーズンのためか同航・反航とともにものすごい人出で、大仏の先、道路から山道に入って急登となる部分では50人近く？の団体さんが降りてきてしばらく足止めさせられてしまった。この最初の急登で50ｍ近く登り、あっという間に汗だくとなり上着は無用の長物となる。前回、結構道がぬかるんでいて今日も降ってから日が経っていないこともあり、ドロドロになるかと覚悟していたのだが、道は完全に乾いており快適なハイキングが楽しめた。ふうこはすれ違う人また人皆の人気者、「あら！あんな小さいワンちゃんが登ってくるよ、ほら大丈夫〜？」とイジられるも、引率の人間より全然速いですって・・・

このハイキングコースの、源氏山公園に抜けるちょうど中間位の所にあるのが山の中の巨大なオープンカフェ、樹ガーデン。外でお茶を飲むのも辛くないほどの暖かさなので、ちょっと一服。前回は閉まっていたので寄れなかったのだが、今回初めて訪れてみてその不思議さに仰天！　まさに看板にあるように「天空のテラス」である。私が知っている犬OK飲食店では、新代田の「都会の森」と並ぶ不思議な店のトップだと思う。アウトドア派の犬飼いの方でないと訪れるのは難しいと思うが、暖かい季節になったらぜひお試し頂きたい。ただ、本日はさっきすれ違った団体さんが食い尽くしてしまったのか、お茶以外のほとんどのメニューが売り切れとなってしまっていた・・・まあ、それほど腹も減っていないのでコーヒーだけ飲んで再出発。

源氏山公園は紅葉が見頃、それに伴って人出もワンサカ〜

前回訪れた銭洗弁天はパスしてそのまま北鎌倉に降りる。もちろん、「七里ヶ浜パーク＆レールライドパス」は横須賀線北鎌倉―鎌倉間もフリー乗降区間、これで一気に幕府に侵攻作戦!?

そのまま帰るつもりが、同居人が腹が減ったと言うのでまたソンベカフェに寄って、鶏肉のフォー780円也を注文、２人で分けて食う。結局、10日前と最初と最後がほとんど同じ行程・・・ま、いいか。鎌倉なんて、ルーティンだもんなあ。でも、最近お台場にぱったりと行かなくなったなあ・・・

師走だし、いろいろやらなければならない事もあるので、早く帰るつもりだったが、駐車場に帰って来たのは結局こんな時間になってしまった。電車の窓から我が愛車を眺めると、すでに周囲はほとんど空っぽになっており、１台だけポツンと海岸に面したスペースに停まっているのがわかる。この瞬間が、主人の帰りをじっと待っているのを見るようでなんともいえない楽しみだ。もっともこの間は、行く時も１台きりだった。お台場の散歩なんかでも思うけど、人は・・・本当に天気が悪いと出歩かないよね。犬飼いはそんな贅沢言ってられないのであります！
駐車場から見た、江ノ島の背後に聳える箱根の山々、それに連なる伊豆・・・十国峠から今、我々の姿は見えているだろうか、そして我々は、あの空の向こうにいつまた行くことができるだろうか・・・