吹くか琉球の風ラプター飛来

Blueforce2007-01-15

この日記は13日の事故前に書いたものです。沖縄行きにつきましてはその後の情勢の変化により若干流動的な情勢ではありますが、なんとか実現したいとは思っています。
うちの社長は坊ちゃん育ちのせいか、やたらと気前がいい。
大して業績が上がっているようにも見えないが、次から次へと福利厚生のアイデアを出して、社員達を呆れさせ・・・もとい喜ばせている。そして今回は・・・
勤続10年表彰だと。
現金がいいか、現物支給がいいかと言われて、、まさか自社の売り物を・・・とそのからくりに憤りかけたのだが、ちゃんと使える物だった。商品券だと、税金がかからないので現金支給よりも額面が多くなるんだそうである。ただし、1年以内に使い切って、その名目が入った領収証を提出しなければいけないらしい。
1年に10万なんて、そんなの使い切るのは造作もない、というかもっと多くてもいいですわ。せっかくの臨時収入、有り難く頂くことにして、さてどこに行こうか・・・
急にそう言われると、まず一番に思い浮かぶのはゴッタルド越え、ヴァッセンのお立ち台・・・・

アルプトランジットの完成なんて、まだまだ遠い未来だと思っていたのに、もうすぐ北海道に新幹線ができる時代だ、2016年に*1トンネルが完成してしまえばヨーロッパの十字路、美しいゴッタルド峠を行く華やかな特急列車群の姿を見ることはできなくなるだろう。もう最後に行ってからなんだかんだで12年、そろそろ行きたい・・・Re6/6が、チザルピーノが呼んでいる、ヨロレイヒ〜!

もうアメリカには一生行くこともあるまい、と思って、GSM未対応のM702isを買ったのだが(笑)、そう言われるとどこかに行きたくなるのが人情。一昨年もそんなことを書いた覚えがあるが、今年もオシアナは日程が悪くて不可能なので(さすがにトムキャットもいないのに3年続けて行く所でもないか、と)、アンドリューズかネリスかリムーアか・・・シスコの艦隊週間も一度行ってみたいのだが、こちらも例年月初めで、ちょっと行けるタイミングではないのが残念・・・

そして、大穴、嗚呼麗しの共和国、今度はぜひ白頭山まで足を伸ばしてみたいし、またあの祖国解放戦争勝利記念館の案内員同志に遭いたい〜!
ちょっと冷静に考えてみると、毎度毎度同居人を置いていくのも悪いし(といってもあちらはあちらで名古屋だ大阪だ仙台だとライブに泊まりがけで行って帰ってこないのだが)、家族サービスということもあり、ほどほどに乗り鉄のヨーロッパ旅行、それこそスウェーデンに行くとか、前からハワイに行きたいと言っているので、カネオヘベイのオープンハウスがちょうど行ける時期の10月中旬なので、ハワイ旅行はどうですか?とプレゼンしてみるも、いざ具体的に考えてみると、ふうこを置いて我々だけで海外に行っても楽しくない・・・という結論に。そんなこと言ったらふうこが生きてる間は海外に行けないじゃないですか(薄情な話だが、私は年に1回位はいいかなと思っているので)と言うと、死んでからいろいろ海外回るさ、と。
なんで勤続表彰の話でしんみりさせられるのか良くわからないが、というわけで話は堂々巡り、それなら沖縄、石垣島辺りにでも行ってみるか、いっそのこと親に伊豆1泊旅行でもプレゼントするか、4人+1匹で行ったらそれだけで10万なんて簡単に吹っ飛んでしまうし、あまり欲目をかかない方がいいのかな、などとも思いつつ、1年の期限は迫る。最後に駆け込みで5日消化!なんてできる種類のものでもなく、かえって重荷かも。どうしたらいいのだろう。
と、心のどこかにこの件が引っかかっている今日この頃・・・大変なニュースが!!!!!
もうここでいちいち説明するのも野暮というものだが、ラプターである。
F-117の韓国展開までは過去に何度もあったことだし、今更なニュースだが、アンダーセンを飛び越えて嘉手納とは、またずいぶん思い切ったことをやったもんだ。1FWもずっと機種転換で忙しいだろうが、こんな事やってる余裕あるんか?いや、逆に余裕ができたからすぐに外回りの営業に出されるわけで・・・改変2番目の部隊、94FSはまだIOCを獲得していないのかな? 当然展開してくるのはラプター最初の飛行隊、27FSだろう。定数は標準で24機だから、部隊の半分が嘉手納に展開してくることになる。

嘉手納と言えば、もちろん主役は18WG(第18航空団)のF-15C。沖縄はもう20年近く前に一度行ったきりだが、当時もひめゆりなど史跡にはまったく足を運ばず(本当申し訳ないとは思っているのだが・・・)、嘉手納に張り込んだり思いがけず開催されていた普天間のオープンハウスを楽しんだりと、ヒコーキ三昧の日々を送らせてもらった。以前も書いたことがあるけれど、もう30年も時が止まったままの「最新鋭戦闘機」、どうするつもりだろうと常々思っているのだが、どうやらF-35で代替という話がチラホラ聞こえてきた。そして、いつかは・・・とは思っていたが、これほどまでに早いとは思っていなかったラプターの海外、それも極東展開。遠い未来だと思っていたステルス航空戦の時代は、確実に近づいている。
さて、どうしよう? もちろん、自他共に認める?海軍機ファンの私は、いつもなら空軍機など大して興味もないところだが、さすがに最新鋭最強のステルス戦闘機ともなれば話は別だ。ホームベースのラングレイはゲート前まで行ったことがあるし、オシアナの行き帰りには上空からも見たことがある。だが、IOC獲得の直前となった2005年のオシアナエアショーには展示機はなく、これでオシアナの外来はしょぼいと思いこんだのに、2006年には展示されるという、相変わらずの裏目裏目。余談だが、トムキャット・サンセットで知り合った日本人の方は、エアショーにも行ったそうだが(半月でアメリカ2回も来たと笑っていた)、会場でしばらくの間、展示されているラプターモックアップだと思っていたらしい。確かに(といっても本物を見たことはないが)、あの飛行機はモックアップっぽいからなあ。この方は私以上に海軍機専業らしく、かなり後になって本物だと気づいた後もそれほど舞い上がらず、結局撮っていない!?とか言っていた。それも豪気な話である。
話を戻すが、嘉手納でラプター撮るのが絶好のチャンスかどうか・・・確かに本来なら最低ネリス辺りまで行かなければならないところ、沖縄で済むのなら羽田から2時間半、値段は昨今の海外・国内旅行の相場を考えれば激安というほどでもないが、充分割安ではあるだろう。ただし、アメリカなら自動的にオープンハウスとなるので、グワングワン飛び回る姿を撮ることができるし、スタティック・ディスプレイの状態や各部クローズアップも撮れる。嘉手納なら基本的に離陸か着陸の横姿しか撮れず、連日変化のない写真を延々撮り続けることになる。ただ、ラプター以外の普段本土では撮れないような機体も一緒にものにすることができるが、それはオープンハウスも同じことで・・・どうする?
もらってはみたものの、実は使い道に困った旅行券の消化試合にはいいけれど。絶好のチャンスか、ここは見送りフォアボールで出塁か、Blueforceの明日はどっちだ!?

*1:最近工事入札の問題で工事がストップしているらしいが