廃車の危機

Blueforce2007-01-13

正直、もう多くを語りたくないのだが・・・
事故りました、ええ、全損の危機です。函南町役場前、前方の赤信号に向かって10km/hを切る位の速度でタラタラ進んでいたら、後ろから・・・・
「ガシャシャシャ!」と。
307CCははずみで前の軽に追突、3台の玉突き。私は何ともなかったが、寝ていた同居人と同乗の方が若干ムチ打ち気味で病院へ。慌てて降りて後部座席の人を救出しようとするも、テンパッているためかどこかが噛み込んでいるのか、シートがすぐに倒れない。とりあえず全員外傷はなく、犬も無事。しかしそこで見た車の後部は・・・
ありえない、ありえない位のゴシャグシャぶり。どうしたらいいのだろう。まず、電話! 110番は一番前の軽のおじさんが電話しているようなので、こちらは保険会社に。まだ早朝で肌寒い。上着や毛布は後ろに入れてあるので、取り出したくても取り出せない。
その後、警察が到着、重篤な怪我人もいないので、のんびりと検分が行われる最中、事故のせいもあって渋滞気味の道路を、各車の中から人々が興味深げに見ている・・・嗚呼、いつもは我々もあっち側の人間なはずなのに・・・! その後、レッカーを頼んで、まずどこに動かせば? この辺のプジョーのディーラーは・・・ということで沼津の店に持って行くことにする。同乗者2人はやはり首の調子が悪いというので病院に行くことにし、別行動に。レッカーが到着して、自走で乗せられるならその方がいいので・・・というので、とても動かせそうにないがエンジンをかけてギアを入れてみた。動く。前半分はほどんどダメージはないようだ。
沼津の店に到着し、テーブルを一つ借りてメモ帳とペンを置き、東京の猫足屋のサービス、セールス、相手方の保険屋、同居人に電話・メール、メモ書きの繰り返し。1時間半ほどもやっていたろうか、車は相手の保険屋の負担で東京まで運ばせることにして、やっと片がついたところで、さて人間はどうやって帰るか。これも領収書を出せば払うということで、タクシーで帰ることも可能だったが、この後同乗者とどこかで落ち合わなければいけないし、あちらは病院から警察へと移動する予定だが、三島・沼津の地理など知るはずもない同居人達、回収するのも一苦労だし、犬もいる。事故の直後でまた車を運転するのは、私ですら若干躊躇したが、レンタカーの方が便利だろうと判断し、車を持ってきてもらうよう頼んだが、今人がいないというので結局店で待たされることに。
窓際のテーブルで、青空を眺めながらいろいろなことを考える。初めてプジョーの店に足を踏み入れて、307CCを見たのが去年の1月7日。今月末には1周年を迎えるはずだったのだが・・・窓越しに見える我がふうこ号は隣の車にリアが隠れて、どこも壊れてなどいないように見える。俺はなんでこんな所にいるんだろう。必然だったのか、愛情が足りなかったのか、不純なことを考えすぎたのか・・・
レンタカー屋が車を持って迎えに来た。後日東京からレッカーで引き取りに来るまで車を預かってもらう沼津のお店の方にお礼を述べて、これしかなかったので、というハイエース(豪華AMラジオつき!)に乗り、一度事務所に行って手続きを済ませ、三島警察署で同居人達を拾い、箱根経由でそのまま帰路に・・・といいたい所だが、ここまで犬達にまったく構ってやれなかった。どこでも鳴き声ひとつ立てず、数時間大人しくキャリーの中で待っていた忠犬達のために、十国峠で散歩させてやることにする。
まずディーラーで車を見て見積もらないとなんともいえないが、普通の車と違って307CCの後部トランクはルーフを収納するギミックの塊だ。ここが滅茶苦茶に壊れてしまっては、ミリ単位の精度が要求される精緻な構成の屋根は合うのだろうか。いくら愛着があっても、もう所詮事故車、そういういやらしい話はあまりしたくないが下取りも心配だし、3年後に保証が切れたら・・・事故後にきれいに直しても、真っ直ぐ走らないとかミシミシ言うとかいう話はよくあるが、ルーフの合わせ目からいつも空が見えるとかいうのは勘弁だぜ。
本当はもっと、フネやヒコーキでいろいろ書きたいネタがあるのに、なんでこんなことで日記が埋まってしまうのだろうか?