ふうこ血液検査異常なし2007春

Hwooko at lake Sayama

先日の血液検査の結果が送られてきた。
本題のフィラリア検査の方だが、これは当然ながら陰性。というわけで一安心なのだが、内臓疾患の指標となる各数値のうち、肝臓・胆道の数値であるGPTが、81.2とのことでチェックが入っていた。隣に参考で示されている正常値の範囲は13〜48なので、上限の倍近い値である。ということで、再検査。
確か、最初の年の検査でも、何かの数値に異常があって、再検査をしたことがあった。測定誤差ということもあるので、あまり心配はしていなかったのだが、もうこれは日記には書きたくないのだが、飼っている人間の方にもいろいろとガタがきているのが発覚して、ダブルパンチでちょっとブルー。検査の前には8時間以上の絶食が必要で、いつもは朝に食べさせて夕方に検査を受けに行くのだが、今日は先にやってしまおうということで、昨晩の夕食をちょっと早めにして(いつもの時間でも充分8時間以上は空くのだが、安全マージンを充分取って)、午前中に病院へ。
通常の検査は病院から委託している研究機関に持って行くので数日かかるのだが、当該数値のみなら10分足らずで出るというので、院長とちょっと話をしながら結果が出るのを待つ。それによると、ささみなどの肉を与えすぎるとタンパク質の量が過剰となって、GPTに出てくるとのこと。もともと犬は肉食なのに、それもおかしな話だが、現代の犬は肉食性というよりも雑食性という方が適当なので、内臓もあまり肉ばかり食うようにはできておらず、あまり与えすぎるのも良くないらしい。食べ続けると数値が100を超えて、若いうちはまだそれでもいいが年を取ってから大きく(寿命に?)差がつく、とのことで。
しかし、我が家は間食もほとんどせず、ささみといっても誕生日と正月に食べさせるだけなのに、どこに肉があるんか? と不思議だったのだが、平日昼に同居人が散歩に連れて行った先の公園で、大勢屯している他の犬飼いの方からたくさんおやつをもらって、その中に結構ささみがあるのだという。ふうこはその人達に愛想を振りまくのと、このおやつが楽しみで、昼下がりにいつも尻尾を振っていそいそと出かけていくらしいが、老化が異常に早いのでなければ原因といったらそれしかない。
結果は5分程度で出て、今度は34。まあ、良ければ文句ないのだが、測定誤差なのでは?昨日は珍しくささみをもらわなかったというので、それが良かったのかもしれないが・・・しかも、今度の数値を記入した報告書は病院のものだったのだが、こちらにはGPTの正常数値は23〜89と書いてあった。これだと81も正常値の範囲なんですけど・・・ただ、いかに正常値範囲内といっても急上昇には違いないから、再検査の必要性はわかるけど。

犬飼いの食生活関連の悩みのひとつに、家族がこっそり人間の食べ物をあげてしまうというのがあるが、散歩に出た先での犬飼い同士の付き合いにも、よその人がいろいろお菓子やおやつを用意していて、それを断れないという問題がある。向こうは良かれと思ってやっているのだし、純粋に好意なのでむげに断れば角が立つし、しかし相手が割と高齢の人だと昔ながらの犬の飼い方で人間の食べ物だったり味が濃い物だったりして、与えるままに食べさせるわけにもいかないし。公園での付き合いってのも、いろいろ難しいみたいですよ。
あとは狂犬病の注射をしなければならないのだが、1日に2回も針を刺すのは可哀想だし、今日はこれから例によってガッツリ歩くので、来週以降として、フィラリアの薬を3カ月分、あとフロントラインを1回分処方してもらって合計8,295円。フィラリア駆除薬だが、昨年までのカルドメックに変わって、こんなのになっていた。

イベルメックPI。サイズは当然、5.6kg以下用の34となる。これ、カルドメックのジェネリック版とのことだが、1錠1,600円はあまりカルドメと変わらず、原価が下がった分病院が丸儲けということ? しかし、このおやつ然とした可愛らしいデザインには若いオネーチャンの飼い主はイチコロだろう。事実(もう若いともいえないが)うちの同居人も大喜び。かんじんのふうこは薬でもなんでも食えりゃいいのでどちらでもOK。

病院が終わった後、本日の散歩は・・・と考えたところ、先日通りかかって意外に良さげだった多摩湖狭山湖一帯に行ってみた。もちろん、この辺も昔はドライブで日常生活圏だったのだが、降りて散策をしたことはなかった。(犬を飼い始める前はどこだって散策なんてしたことない)。水源地なので湖にはずっとフェンスが張り巡らされ、湖畔に降りたりはできないのだが、尾根沿いに歩く散歩道があり、一周歩けば10kmにもなる。今回は駐車場から2kmちょっと先の展望台がある公園まで往復してきたので、4kmほどの散策。
駐車場の横には立ち寄り湯などあって、意外に一日楽しめそうだが、かんじんの尾根道は眺望が良いわけでもなく、砂利道でずっと湖側に金網があり・・・と、やっぱり裏大仏の方がいいかな? まあ湘南の押さえにはいいがな。

駐車場に戻り、帰りがけに狭山湖堰堤に寄ってみた。山の中のダムと違い、堰堤の下にはすぐに住宅地が広がる一風変わった風景が展開する。ふうこ向き、我が家向きではないかも知れないけれど、都心からの距離も手頃で、犬の散歩にはなかなかいいところかなとも思う。
というわけで、今年の血液検査も一応無事に終わった。健康ならそれで良し、今日もおやすみなさ〜い。