ハマッてますSP&花子

Blueforce2008-01-11

年末年始、元来が夜型人間なので休日が続くとどうしても夜更かし・朝寝坊の生活スタイルになり、深夜に眠れずテレビを見ていると・・・

SPの再放送をやっていた。ドラマはほとんど見ないたちだが、これは第1話を見て面白かったので、3話位まで毎週見ていたが、その辺から仕事が忙しくなったのもあり結局見なくなってしまっていたのだ。番宣みたいのから引き続いてダラダラッと突然始まったので、なんだなんだ!?と驚いたのもつかの間、オ〜ちょうどいいやと喜んだものの、3話連続放送・・・これ見たら明日も昼頃起きか、困ったな〜と思いつつ、眠くもないし、当然のように結局最後まで見てしまった。年末に放送していたのはすでに見ていた分なので、別に夜通し2度見する必要もないのだが・・・
総監督が本広克行ということもあってかちょっと「踊る」テイストが入っていて、そそられる要素は充分。狙っているのか、キャストの多くが良く言えば実力派、悪く言えば・・・あまり有名でない人なのがまたいい。劇団の人が多いのかな・・・お約束だが、ドランク鈴木に似ている公安部キャリア、田中役の野間口徹氏や、彼とラーメンズ片桐とのカラミなんてあざとい位だが、一つ間違えば地味〜な役者陣で埋もれちゃいそうなのを、絶妙な加減で配役して・・・そういう所からして本当にうまい。
岡田准一クン、男のオレでも抱かれたい〜!と思う位格好いいけど、彼意外と背低いんだってね・・・でも大活躍ぶりがちょっとマスターキートン入ってるぞ、とか、堤真一が岡田クンとは別の意味で男が惚れる格好良さ、オレやっぱりこういった佐藤浩市の系統が好きなのかな、でも暮れに見た「やまとなでしこ」の再放送、8年前?位の堤真一はちょっとキ○かったなあ・・・などと一人突っ込み入れながら朝方まで見切ってしまった。すっかり制作側の狙い通りにハマッちゃうよね〜。あまり流行りものには(流行ってるの?)踊らされたくないのだが、さすが金城一紀には勝てない。
ここまで来ると誉め殺しの領域だが、V6が歌っているエンディングテーマがこれまた良し。まさか生涯において自分がジャニーズの歌をいいとか悪いとか評価することはあるまいと思っていたが、サビのところのメロが忘れられず、気がつくと口笛を吹いていたりする。いったい、どうしちゃったんだろうか!?
さて年が明けて、怠惰な毎日に年末の再放送のことなど忘れていたのだが、ある眠れぬ晩にまたボーッとテレビを見ていたら、何やら古い任侠映画?をやっていた。こばやしひよことか○田○春が好き(マジで名前出すとヤバイんで、そういうのに縁のない方は無理に調べようと思わないよ〜に)でヤンマガなど1本も読む作品がないほどヤクザ・ヤンキーものに興味がない私は、なにこれ?任侠はやめて〜などとチャンネルを変えようとしたのだが、番組を見たところ「鬼龍院花子の生涯」だった。はぁ〜、これが・・・見たことなかったし、他に何もやっていなかったので、結局テレビの前に腰を落ち着けて見てしまったのだが、長いねこれ!また床に着くことができたのは明け方だった。
例の有名な決めゼリフは、日本人なら知らぬ者はいないほどの映画だが、実は題名の「花子」は主役でもなんでもないことや、その花子がまるで志村けんのコントに出てくる石野陽子演じるお花ぼうに似ていること(あの人誰なの?放送禁止と紙一重なんですけどwwww お花ぼうって実は花子がモデルなのだろうか?)、昔コサキンのスーパーギャングを聞いていた人間としてはついニヤニヤしてしまう、子供がひきつけを起こすと言われるほど恐ろしいw仲代達矢氏の怪演など、興味深いことばかりで見つけない任侠モノながらラストシーンまで見入ってしまった。清純派のはずの夏目雅子女史の体当たりの演技もムフフフ・・・
そして、正月休みも終わりに近づいてきたある晩、そろそろ生活サイクルを戻さないと・・・と思っていた私の目に飛び込んできたのはまたSP! やめて〜!もう早く寝なきゃ〜!と、ここからが見ていない回だし、困った・・・また3話連続だから、見終わったら0400になってしまう・・・でも、結局全部見てしまいましたorz
今度はなんかとても生理的に嫌悪感を催す、メンテナンス業者を装った殺し屋4人組とか、いきなりおっぽり出されたラーメンズ片桐のエピソードはここで終わりなの?とか、再び1人突っ込みを入れながら見ていたが、フラッシュバックのシーンにチラチラと登場する総理大臣?の顔に見覚えが・・・ああ、山本圭か、この人最近見たような気が・・・どこで見たんだろうと思ったら、鬼龍院花子の生涯だった。なんかすごいな〜、四半世紀の刻を超えて、山本圭が役者年輪を重ねるさまを見守ってきたわけだwwww

さて麻田総理も、10月になったらSPを従えて、朝霞か茨城の田舎か相模灘の沖か、場所は毎年変わるがこういう式典に出るのだろうか。ごつさんと違ってこういうジャンルにはあまり縁がないので、SPの写真なんてこんなのしかありませんでした。1985年10月17日、朝霞で挙行された観閲式にて。あまり変わらないように思っていたこの人も、こうやって見ると若いなあ・・・冷戦まっただ中だけど、まだ電車の中で猛毒撒くカルト宗教団体も、ハイジャックしてビルに突っ込む特攻野郎Aチームもいなかった、のどかな時代のショットである。