見たりF-35平成26年度航空観閲式

10月26日、陸海空3自衛隊が持ち回りで開催し、今年は空自の番となる平成26年度航空観閲式が百里基地にて挙行された。

観艦式はもう9回位?、陸自観閲式は1985年に中曽根さんを目の前で見たことがある1回きりだが参加経験あり、だが一番狭き門の航空観閲式は今まで一度も中で見たことがなかった。今回縁あって券を頂き、初参加と相成った。数日前の予報ではまあまあの天気のはずだったのだが、そこは私の参加イベントだけに直前になってみるみる悪くなり、展示飛行中が最悪の真っ暗といういつものクオリティになりましたが、生暖かくご覧下さい。

1040、陸自ピューマ(01023)に乗って百里に降り立った観閲官は足立ナンバーのフーガに乗って現れた。そこから執行者、受閲部隊指揮官等の挨拶の後、クラウンのオープン特装車に乗って地上部隊の受閲。

観閲に先立って、302飛行隊のF-4EJ×4機が上がる…が、手前に妙なものが…今回の航空観閲式にあたって、ロッキード?がF-35Aのモックアップを持ち込んだのだ。どうやって搬入したのかわからないが…VMM-265のMV-22Bと並んでエプロンの端で展示となった。というわけで、あくまでもハリボテではあるが、新旧交代のシーンが実現したのである。

天気最悪の航空部隊の受閲飛行はすべてかっ飛ばします…と言いたいところだが、私は初見となるシグナスだけ。政府専用機は20-1101が参加。

航空機の展示地上滑走シーン。先陣を切って進んでくるのは304飛行隊の802、841号機。

802号機は岐阜にいる801号機に続くF-15J2号機、セントルイスのマクダネル・ダグラス社製の実戦部隊最古参である。AAM-3、スパロー(いずれも模擬弾)4発ずつのフル装備。インテイク脇には空自60周年記念のマークが貼られている。

航空祭と違ってひな壇が設けられている航空観閲式ならではの高さで見ることができた。

続いても築城組、第6飛行隊のF-2Aは551・552号機が参加。おいしそうな機番の551はJDAM、552はASM-2のコンフィギュレーションとなっている。

ファントムは地元302飛行隊の404と390号機が参加、404号機はTERにMk82を装着したスタイル、390はASM-2を2発搭載。

こちらでも去る者、来る者の鮮やかなコントラストを見せる競演が展開されました。

地上展示のなかったRF-4Eは903(47-6903)号機が写真撮影をシミュレートしたローパスを実施、最後に華麗なブレークを。

イーグルは305飛行隊の812(22-8812)による機動飛行。湿度の高い若干蒸し暑い日ゆえ、ベイパーを出しまくり。



そして航空観閲式初見参、XC-2(08-1201)がC-1FTBを従えて飛行展示を行った。

ブルーも前半の種目のみ?の変則プログラムで飛行を行ったが、天気も悪く特にご紹介するほどの写真がないので省略…ラストは今回の空自60周年を記念した、「60」の数字を描いたT-4のマスフライト。

F-35モックアップは、近くで見るとなんかツルンとした質感のない仕上がりのようだが、三沢で見たときの本物のF-22もこんなものだったような気もする。…が、大きさについてはこれが正真正銘のものであるので、とにかく小さいという印象。F-2よりさらに1.5回り位小さい。写真撮影をする側にしてみればホンマにラプターにしてくれれば…という思いしかないが…
なんか、セイバーを思い出す感じ?それは言い過ぎかもしれないが…それでも、あと数年すればこれが普通に日本の空を飛び始める。それならそれで慣れるしかないし、まあ意外に格好いいのかもしれない。特に後ろからのアングル。某先生は、実機は絶対後ろから写真バチバチ撮らせてくれないのに、モックアップなら撮り放題だヒャッハーとか言っていたとかいないとか…

かいつまんでご紹介してきた空自60周年航空観閲式、ラストはVMM-265のMV-22B(Bu.Bo.168032/EP09)で締めさせて頂きます。