趣味に(原則として)貴賤なし

Cosplay!

各航空雑誌の12月号が出揃った。各誌とも当然サンダーバーズ来日に大きくスペースを割いており、三沢到着から離日、さらに前後の韓国やグアムなど極東ツアー全般のレポートを掲載しているのだが、かんじんの日本でのアクロがまったくなかったので、なんというか珍妙なカラーグラフになってしまった。
あんまり・・・誌面のカラーが好きでないんだけど、一番期待していたJwingはなんか食い足りず。他誌を見ても、私ら一般人には事情のわからない予備機に乗っていた56FWのパイロットのことなどに触れた誌は一つもなく、通り一遍感はぬぐえず。教えてくれよ〜あれ誰だったんだよ〜!そんななかで、目先を変えてバーズの歴史を解説していたエアワールドは良かった。私の知らない所もちゃんと補足してくれていて、さすが後藤仁氏、うまくまとめている。あれで印刷が良ければ・・・もう一誌と並んでデジタル入稿の悪い見本のようになっている。いい加減、印刷屋と真面目に話し合った方がいいんじゃないですか?
航フでは神野氏による百里騒動についてのコラムが掲載されており、空自への苦言が綴られていたのはまったく御意。その辺はなあなあにせずきちんと言ってやって下さい。そして編集後記、編集長の三井氏もバーズ狂想曲について触れているのだが、某週刊○潮のグラフで百里航空祭が同日開催の東京ゲームショウにおけるコスプレと同列に扱われ、「ヤレヤレ、オタクの方々はすごいですネ〜」みたいにおちょくられたのを怒っていらっしゃる。ご本人も書いておられるが、ずっと昔にも戦競に群がる超長玉の群れを見開きで撮っておちょくりコラムを書いた週刊○春について噛みついたこともあり(10年以上前。よく覚えてますよ〜)、立場上お怒りになるのは致し方がないと思うが、今回はコスプレ「ごとき」と同列に扱われたことに納得がいかないようで、航空趣味は高尚な大人の趣味、あんないかがわしいモノと一緒にするな、とのこと。
おいおい編集長、それは違いやしませんかい?私もコスプレ業界知らないわけじゃないし、なかなかトホホな人が多いのも見聞きしてるけど、趣味自体に高尚も下劣もありますかいな。仮にあったところで、誰にそのヒエラルキーを決める権利がありますかいな。
人の流れとしてはコスプレ→軍事の一方通行なんで、アニメで仕入れたデタラメな知識を振りかざす方々(つまり彼・彼女達は軍オタ業界に親和性が高い)に辟易している事情もわかるが、そこで「お前らなんか仲間じゃないやい!」この構造って、例のクロベエ騒動の時の「ボクは本書いてないのに〜」って泣いてたチェッカーズの鶴久みたいな話やで!高杢かわいそうやんか!
外から見たら一緒。
http://homepage.mac.com/izunton/