「ミカドの肖像」遠く

Prime minister Koizumi passing

ご存知の方も多いかも知れないが、西武グループの管理職になると2〜3年に一度、夜勤の当番が回ってくるという。
お偉い管理職がなんで夜勤なんか?というと、これが鎌倉にあるグループ創始者堤康次郎の墓守なんだそうである。鉄道をはじめ各グループ会社から各晩2名ずつ、墓の近くにある詰所で一晩を明かすのだという。人数的にいって、これが大体2〜3年のローテーション。
なんともはや・・・世にワンマン社長数あれど、スケールの大きさが群を抜いている。どうせやらなきゃならないんなら、美人の女性社員と一夜を共にできればいうことなしなのだが、女性がこの当番に充当されるかどうかはわからない。掃除をしたりするわけではないらしいので疲れる任務ではないが、グループが同じというだけで面識もないいい大人が深夜に話すこともなく、やれやれという気分になるらしい。
調子のいいときは王国だとか言われてるけど、一度ほころび始めると次から次へとあることないこと(多分9割位あることだとは思うが)書かれて、西武さんにはここ数日びっくりさせられ通しだ。堤一族の豪快な歴史は前から聞きかじってはいるが、鉄道にはそれほどアクの強さは感じないので、それが企業風土だと思っていたが、義明さんは実は本業・土台のはずの鉄道経営にはまったく興味がなく、本社に顔を出すこともほとんどなかったのだという。そりゃ鉄道には堤カラーは反映されないわけだわ。
今週のフライデーに、小泉純ちゃんと西武グループの深い癒着という記事が掲載されていて、読むともなしに読んでいたら、利益誘導というものをまったくしない純ちゃんが地元横須賀の護岸工事起工式典に出た、その手前に広がるのが西武グループの開発したニュータウンなのだ、というものだった。これって新港、hide記念館から走水を通って観音崎に行く途中にある海沿いの整然とした住宅街ではないか。東京湾が目の前に広がって、私の大好きな場所である。そういえばもう長いこと工事をしているっけ。
今回の護岸工事は、以前に高波をかぶって住宅街に被害が及んだためとのことらしいが、私も14年前、あそこを走っていて車ごとザブンと波をかぶったことがあった。夜中の2時過ぎ、観音崎で肝試しをしてから横須賀のコイン洗車(日ノ出町国道16号がカクンと曲がるところ)でヒーヒー言いながら真水洗浄をしたことがあった。
そんなことを思い出して読み進んでいるうち、私は純ちゃんと西武グループの黒い交際を示す動かぬ証拠を撮影していたことに気がついた。これを発表したら、私は消されるかもしれない・・・しかし、巨悪を暴くために、私は喜んで犠牲となろうではないか。
・・・というわけで掲載したPhotoは、2002年11月、この護岸沿いの道を走る純ちゃんご一行。あれ?通っただけじゃん。実は防大の学祭に出席して、ひとくさり訓辞をして帰るところを撮影した、とそれだけのことである。いや・・・あまりに偶然に撮っていたもので。
http://homepage.mac.com/izunton/