吾妻ひでお「失踪日記」

comic”A diary of disappearance”

今日はテレ朝で開催される青木さやかの写真集発売記念イベントに行くつもりだったんだが、整理券の配布が1000からというのに、昨夜ファイルの整理などで寝たのが0430だっただけあって目が覚めたら0948、当然諦めざるを得なかった。
ま、それはそれでいいとして、さて本日は・・・とりあえず朝食を食うべく、下北へ。本多劇場の駐車場に車を停め、最近良く行っている、外スペースがあって安いカレー屋、ナンステーションで2人ともバターチキンカレーを食う。
その後同居人のウインドーショッピングなどしながら駐車場に戻り、予定のない日の定番、お台場へ。天気も良く暑い位なので、第三台場で昼寝でもしようと言ったら、同居人は本でも買って向こうで読みたいというので、ヴィレッジバンガードに寄って、何を買うかと思って外でふうこと待っていたら(私が入ると3時間位出てこられなくなるので)、今話題の吾妻ひでおの「失踪日記」を買ってきた。う〜、これはオレも読みたい。
寝不足のせいか、お台場までの道中強烈な睡魔に何度も襲われ、車もあっちフラフラ、こっちフラフラ、なんとか生きて三途の川じゃなかった虹の橋を渡りきったが、海浜公園は人出も路駐もすごい。駐車場は今年初めての満車で、入庫まで10分程待たされた。同居人はふうこと先に散歩に出、こちらは後から追いかける。対岸の晴海にはすったもんだのあった近海練習航海―遠洋航海組の「ゆうぎり」が接岸しているのを確認。ま、ここではあまり追求は致しませんけど、なんとか間に合わせましたか・・・お気をつけて。
ひとしきり散歩させた後で、車備え付けのマットを敷いて昼寝&読書。Tシャツで寝ころんでいても寒くないほどで、落ち着いたふうこを横に侍らせてゆっくり昼寝を楽しむが、折を見てはパラパラとめくる失踪日記、なかなか面白そうだ。でも、さすが失踪日記だけあって、先生の最大の魅力である美少女(というか女キャラ)が40Pまで出てこなかった。ここまで女っ気のない吾妻作品、画期的というかなんというか・・・
2時間半ほども昼寝&読書を楽しんで、後は帰って続きを読んだが、ガスの配管工として働いていたくだりなど、非常に興味深く読んだと同時に、久しく忘れていた懐かしい名前・キャラを存分に楽しんだ。同居人は世代も違うし、先生のことはまったく知らないので、いろいろ蘊蓄を伝授してやったが、一番トリビアなのはアシの沖由佳雄氏(懐かしのコロコロポロンのエロース)のことかな?ちょうどカールスクローナの件で資料として昔の「シーパワー」を実家から持ってきていたので、懐かしの「頭の体操」を見せてやった。これはたいがいの奴は知らね〜だろ。
今でも沖氏の数少ないメジャー単行本を大切に所蔵しているが、特に「インパクタージェミニ」が今でも忘れられない作品。エヴァの10年先、マクロスの一歩先を行く軍オタ視点に加え、恐らく日本で最初に(狙って設定した)メガネっ娘キャラを据えた設定だったのではないだろうか。当時好きだった娘が典型的なメガネっ娘だったこともあり、萌えに萌えましたよね〜、私って今も昔も時代の最先端!と、後半は吾妻先生と関係なくなっちゃったな・・・
失踪日記に話は戻るが、ホームレスやってて、警察に連行されて漫画家らしいということになって、「H田呼んでこい、あいつロリコンだから知ってるかも」「あづま先生!先生ほどの人がなんでこんな・・・」というくだりがハートウオーミングで良かった。しかも色紙まで書いてもらえて、羨ましい。私だったらななこ書いてもらうかプティアンジェ書いてもらうか死ぬほど迷うところです。