遠洋練習航海艦隊本日出発

JDS Kashima TV3508 departure

本日、10日から晴海に寄港中であった平成17年度遠洋練習航海艦隊3隻が世界一周航海に向けて出港した。
例によって虹の橋に撮影に出かけたが、若干入港時にすったもんだ↓があっただけに、事前に知らされている出港時刻1000が遅れるのではないかという危惧も拭えない。しかし、こちらとしてはとにかく時間前に位置に着いているしかないので、0930現着でノースルートへ。橋の下には誰もいなかったが、エレベータで上がったところ各ポジションにちらほらと、10人ちょっとの同業者が。
晴海を見たところ、日曜と同じくHJに「ゆうぎり」、HKに「かしま」、HLに「むらさめ」の並びで、すでに各艦ともタグが2隻ずつ横一直線に取りついて、いつでも引き出せる態勢である。岸壁では楽隊も出ての式典が開かれており、半年の別れを惜しむ乗組員の家族など大勢の人々でごった返している。
今回は中央寄りで縦がちの構図で行こうと思ったのだが、直前で思い直してやはり下がることにして、結局お台場側のアンカレイジまで下る。ここだと上の方も金網の目が粗くて、四つん這いにならなくてもレンズを通せて楽なのである。待つこと数分、1000ジャストにまず「ゆうぎり」がタグに牽かれて岸壁を離れる。すぐに舫が解かれ、前進に移ると同時に、後続の2隻も舫を解き前進を始めた。長い汽笛が何度も鳴らされ、初級幹部が登舷礼で並ぶ「かしま」がゆっくりと橋をくぐっていった。
こうして、今まさに始まらんとする、幹部自衛官のキャリアの第一歩となる半年間の練習航海を見送ったのだが・・・最後近くにファインダーを覗いていて仰天!露出補正がプラ2/3かかっていたのだ。いったいいつの間に!?慌てて直そうとするが、サブ電子ダイヤルを回しても補正が戻らない。えっ????なんじゃこりゃ〜!?と、気がついたらメインスイッチがサブ電子ダイヤルを殺す半ONのポジションに動いていた。
これ、いつも気になってるんだけど、よく勝手に動くことがあるんだよなあ・・・それにしても、補正した挙げ句にメインスイッチを半ONにするなんて、器用なことをしたもんだ。いやいや感心している場合ではない。さては全滅!?と目の前が真っ暗になりかけたが、どうやら「むらさめ」の所からだったようで、前2隻は適正露出だった。う〜ん、「むらさめ」よ、許せ。そして、気をつけて行ってらっしゃい!