鳥やすで猛り狂う神田川を目の当たりに

Roast chikin restaurant”Tori-yasu”

本日は昼にお台場まで行き、散歩&昼寝した後、夕方ちょっと会社へ行って仕事(のまねごと)。
夕食は焼き鳥が食べたいというので、馬場の鳥やす(本店)まで歩いていったのだが、日曜の晩に学生街の飲み屋などがら空きで、待ち無しで入って煮込みなどつついていると・・・
どうも外で何か物音がするようだ。時々「ドカン!」というような・・・それが雷鳴だと気づくまで、結構時間がかかった。そうか、台風のせいで夜半から雨だって言ってたけど、これは夕立?ま、そのうちやむだろうと気にもせず飲んでいた。
しかし、いつまで経っても「ドカン!」はおさまる気配がなく、そのうち雨音までしだした。客もおらず静かとはいえ、この店内に雨音が聞こえるとはただごとではない。店のある場所はかつて暴れ川として名を馳せた神田川のほとり、一帯ではもっとも低い標高だ。私の子供の頃などは、早稲田といったら年に一度は床上浸水していたのだ。地下分水路の工事をして最近はなくなったが、それでもギリギリになることはままある。こりゃ1階は水浸し?
と、次は防災無線の「ム〜」という唸りが聞こえだした。店のお姉ちゃんが通りと反対側の窓を開ける。内側に障子があって、はめ殺しになっているのか、開いても隣のビルの壁が見えるだけだと思っていたのに、なんと!信じられない光景が・・・!
そこは神田川の、怒り狂う濁流だった。この店、裏側モロに神田川に面してたのか!?知らなかった〜、しかしもう水位が・・・ヤバイです! 左に見える橋には消防車も待機している。
脱出、脱出!と思っても、あまりの豪雨に傘も持たず、店から一歩も出られない。他の客も傘など持って来ていなかっただろうに、いつの間にかいなくなっている。キッタネ〜ぞお前ら! しかし、ここにいつまでいるわけにもいかず、さかえ通りに飛び出した。
馬場のガードまで100mほど、激しいとはいえ一時期の狂ったような降りは若干おさまったので、服はずぶ濡れの一歩手前のレベルで済んだが、足はびしょびしょ。ハイになって走るその視界に、何人も諦めてずぶ濡れになって歩くスーツ姿の人が・・・これはひどい。しかし、我々もういい年なのに、なんでこんな青春映画みたいなことやってるんだろう、と、帰りのタクシーの中で大笑いの一時であった。
鳥やすでは普段欠かしがちな生野菜を積極的に摂取します。