ドムカデザイン

cafe”domuca design” at Misyuku

mixiで開店までの日記を公開していたデザインカフェ。
犬・音楽・喫茶をテーマにしたリラックス空間の創造と提供をコンセプトにしたというお店は、おばさん向けの洋品店にありがちな、ブロンズ色のサッシで全面ドアという意表をつく構え。しかし、当代犬文化の中心地でもある三宿、世田谷公園一帯に出店しただけあって、店内は犬グッズにとどまらずおしゃれな小物、CDなども展示販売されている。サイトを見ると、事業のウエイトとしてはグッズの製作や販売が主で、カフェはあくまで一部門という感じである。ちなみに、愛犬の写真を元に作ってくれるオーダーメイドの粘土細工や切り絵、鉄板を加工したアイアンフック、ニットの犬服など、アートから実用品まで、犬をモチーフにしたあらゆるグッズがラインナップされている。
10坪ほどの店内は半分弱が販売スペースとなっており、飲食スペースは3卓のみ。天気のいい休日などはすぐに満員になってしまう。店には悪いが長居して本でも読みながら音楽を聴くのが気持ちいい感じなので、雨の日の午後遅くにでも訪れるのがいいかも知れない。
メニューは平日のみのタコライスグリーンカレー、ハンバーグ丼、ピリ辛チキン丼などのランチセットが850円、土日はコーヒー・紅茶が別料金になるが1,000円ちょっと。この他にはホットサンド、ワッフル、ケーキなど軽食、ビール・ワインなど軽食類がメイン。アレルギーや健康状態に配慮したスープなどの犬メニューもあるが、特に水などのサービスはない。営業時間は2130までだが、期間限定で金・土曜夜には0200(26:00)までの深夜営業もあるとのことで、こちらには焼酎やサワー、カクテルなどの酒につまみメニューも出る。
店内には随時看板犬であるブルドッグのかえでちゃんが愛想を振りまいている。さすが看板犬だけあって犬にも人にも優しく、落ち着いて食事も楽しめる。犬がテーマのひとつだけあって、客層は犬連れがメインと思われ、肩身の狭い思いをすることはないが、いずれにしても広い店内ではないので、しつけができていなかったり人や犬が苦手な犬、カフェデビューには向いていない。パーティーなども(相談次第だと思うが)難しいかも。おとなしくマテができる犬なら落ち着いて午後のひとときを過ごせる店である。
アクセスは、交通不便ゆえ芸能人御用達と言われる三宿の一角とあって、公共交通機関利用では無理に近い。強いて言えば最寄り駅は田園都市線池尻大橋もしくは東横線祐天寺だが、どちらからでも20分以上はかかるかと思われる。涼しい季節に散歩がてらぶらぶら歩くにはいいかも知れないが・・・駐車場もあまり多いとはいえないが、一帯に点在しており、相場は1時間300円と安いし周辺はミニパトが頻繁に巡回しているので、路駐はやめた方がいい(店の前は道幅が急に狭くなった所でバスも通るので、路駐は無理)。一番近いのは246方向から来て、店を通り過ぎて最初の路地を右折した所(左側にセブンイレブンのある路地 路傍に「駐車場」の張り紙が出ているのですぐわかる)。