VSE展望席TAKE2

Odakyu type 50000 EMU panorama seat

何もかも嫌になって現実逃避、と言うわけではないのだが、人様が働いている平日にうまいものを食って温泉に入りに行こう、ということで、VSEに乗って箱根へ。
先頭部に乗るのは今年3月http://d.hatena.ne.jp/Blueforce/20050301以来2回目なのだが、前回が唐木田往復だったので、新百合から先は未体験。天気は今にも降りそうな曇天だが、前面展望は相変わらずの大迫力である。
先日も地上から見たように、いよいよ複々線化工事が本格的に始まった下北一帯をパシャパシャ撮って、ホームに並んでいるお客に笑われていたらしい。ここ、ホームに面してラブホがあるんだが、今は裏面なんだけど、線路が地下に潜ってここが遊歩道かなんかになったら、どうするつもりなんだろうかといつも心配になる。さてそんな心配をよそに、列車は環七を越えて、素晴らしい複々線が一直線に伸びる完成区間を快調に飛ばす(というのはウソで、このスーパーはこね17号は大野まで急行の追いスジなので完全に頭打ち)。なんとか9000形とからむ所を撮りたいのだが、併走する下りは3000ばかり、上りは何本か見かけるのだが、大体が小田原方で写真にならず・・・
と、いうわけでアッという間に箱根湯本に到着。いや〜相変わらず素晴らしい!各社ともこんな特急車があったら、もっと電車乗るのに・・・特に西○さん辺りには強力にお願いしたいところだ。これで○父に行けるんなら、もう墓参りに車は使いません!名残は惜しいが、いったん下車し来た道を戻る。ん?箱根で美味いものを食うんじゃ・・・実は、宴が催されるのは真鶴。入江を望む料理屋で、鯛やらサザエやら伊勢エビやらの新鮮な魚貝を食い尽くすという企画だったのである。それならもちろん小田原で降りればいいのだが、せっかくの展望席、途中下車はもったいないというので湯本まで乗ってしまったのである。
1400より飲み食い始めて約2時間、金目のしゃぶしゃぶとエビの味噌汁でしめて、あっという間にタクシーで真鶴駅に帰ってきた。ここでお開き、同行の各自は自由行動となったのだが、私はメシと同じくらい、いやメシよりも風呂を楽しみにしていたので、単独再び箱根登山を湯本まで戻る。別に湯河原でも熱海でもいいのだが、やはり私にとって箱根は特別の思いのある場所。この辺りならわざわざ寄り道してでも箱根に行きたいところだ。大体、どうせ帰りも小田急なのだから、湯本で入れば大して無駄にもならないのである。
本当は小涌谷ユネッサンに行きたかったのだが、駅から徒歩15分だというし、まだ1700だけれど、登山電車に乗ってゆっくり風呂に入ったら最終の2047発のロマンスカーに間に合うかどうか微妙な気もするし、湯本で入ることにする。駅至近にも何軒かあるのだが、何度か行ったこともあり、結構気に入っている「天山」に行くことにして、てくてく歩き始めた。この外湯は駅からは1.5kmも離れていて、ずっと上り坂を行かなければならないのだが、たらふく食った腹ごなしということもあるし、すでに日も暮れて真っ暗になった温泉街の外れを一人でトボトボと・・・汗だくになってヒーヒー言いながら、やっと到着。週末は車の行列が外の旧街道まで伸びているほどの大人気の外湯なのだが、金曜だけあってガラガラ、ゆっくりと1人で温泉を満喫してきた。サウナに入っては出、入っては出、風呂に入っては出・・・を繰り返し、今日一日摂取したカロリーを放出。なんとか入る前に比べ1kg減を達成した。ま、ビール浴びるように飲んで汗を大放出、熱い湯にずっと浸かり、あまり体に良いとは言えないような入浴法だが・・・
帰りは時刻表を確認していたので、旧街道を走る路線バスに乗って駅に戻ってきた。2047発の最終を覚悟していたのだが、着いてみると一本前の2017発に間に合ったので、それで切符を取る。どうせ後は寝るだけなので、車は30000の方が有り難い。というわけで、EXEの「はこね」48号で帰ってきた。朝が遅かったこともあって、それほど眠くないつもりだったのだが、発車した途端に意識がなくなり、気がついたら新宿に停まっていた。
マジでいいっすよ、VSE