鮫食いチワワ

Hwooko’s snack”Shark bone”

同居人は月曜休みの4日出勤なので、ふうこは毎週火〜金曜の4日間は昼間留守番になる。
以前は同居人の帰りも1700、遅くて1830位だったので、日の長い季節は明るいうちに散歩に出かけることもできたのだが、なにせ今をときめく旬の業界ゆえ、ここ1年ほどは帰りも遅く、なかなか平日の散歩に連れ出してやることができない。月の中程は私も早く帰れるので、そんな時はさっさと帰って散歩に出かけるのだが・・・そうして肩代わりしてやれるのも何日もない。
長い間ケージの中で留守番になるふうこのために、昔からおやつを一つ置いて家を出ることにしている。人によっては留守番におやつは要らないと言う人もいるが、甘やかすつもりは毛頭ないがなにもインセンティブなしで半日以上留守番はさすがにかわいそう・・・と子供の頃から習慣にしている。もちろん、毎日あげるものだしあまりジャンキーな素材ではなく、1日の所要カロリー量の計算に組み入れて低カロリーで持ちのいいものを、と昔からいろいろなものを試してきた。体が小さいし、噛む力も弱いので、チワワでもちょっと大きめの子ならバリバリ噛み砕いてしまうようなものでも結構持つのは好都合。小さなものでも一口には入らず、ねぶってねぶって・・・人間が忘れた頃にやっと完食、というのが彼女のランチスタイルである。
で、いつもフードを買う下北の"Moppy&Nana"で最近見つけたのが、鮫の軟骨、その名も「シャークボーン」。もともと今にも折れそうなほど足が細いし、そのくせ休みの日は走り回るので、フードにもグルコサミンや硫酸コンドロイチンの配合されたサプリメントを混ぜて軟骨や関節に気を遣っているし、おやつもここ1年ほどはやはり硫酸コンドロイチン入りのものを与えていたのだが、この商品も軟骨そのままだけあって、骨の形成を助ける成分はもちろん、コラーゲンもたっぷり入っているらしい。なにより自然のままの素材だし、ジャンキー感もないので、今回から切り替えたのだが・・・
なんか、怖くないですか? あたしゃシンジ君をギロリと見た時のエヴァを思い出すんですが。もう慣れたけど、最初は触るのもおっかなびっくり。で、ケージに入れて「よし」と言うと、またこれにかぶりつくふうこが怖い・・・まさに野生の王国。しかし、思ったより骨の結合は強く(手でちぎろうとしてもビクともしなかった)、ふうこがいくらかじってもなかなか外れない。今までのおやつだと多分2〜3分しか持たなかったと思われるが(上げた瞬間に家を出るので完食にどのぐらいかかるのかはわからない)、これは恐らく30分位カジカジやっていると思われる。間は持つし、自然食材でローカロリー、コラーゲンで美肌効果といいことずくめの食材である。が・・・
店の棚には「小型犬には与えないでください」と書いてあるのだ。これは骨が大きくて喉に詰まるおそれがあるということなのか、それとも成分が濃厚すぎて毒ということなのだろうか。とりあえず時間はかかるが危なげなく食っているので、替えるつもりもないのだけれど。でも、人間が見たら一番うまそうな「ひも」のようなもの、ふうこ女史はお気に入りではないようでいつも食べ残している。