大ピンチ!トランクに鍵閉じ込み

at Shichiriga-hama

参った。本日午前中会社に出て2時間ほど用事をこなした後、天気もいいことだしさっさと出かけようと車で来たのだが、さあ帰ろ!と荷物をトランクに入れ、閉めたところ・・・鍵がない。
前からの癖で、荷物で両手がふさがっている時など、辛うじて握っているキーをシートやトランクにとりあえずのつもりで放り投げて、「あれ?どこやったっけ?」となることが多いのだが、307CCの場合、トランクを閉めるとキーの解錠ボタンを押さないと開かないのだ。リア外側には開ボタンもあるのだが(どこにあるのかはヒ・ミ・ツ)、これがどうも今ひとつ制御ロジックがわからず、ボタンを押して開く時と開かない時がある。そして今回は・・・開かなかったorz
室内には開レバー等一切ない。ハッチバックではないから、室内とトランクの間は完全に隔てられている。ドアロックをガチャガチャやってみたものの、この車ドアとトランクのロックは完全に別作動でウンともスンとも言わない。慌てて取説を取り出して読んでも、やはりどうもその制御ロジックがわからないのだが、こういう場合のトランクのロックを解除するには「販売店へお問い合わせ下さい」・・・
どうしよう!ミニパトがうろうろしている所で路駐、スペアキーは家に取りに行かないとない、往復小1時間、無事でいられるのか!? しかも、開かないトランクとは逆に、ドアはロックができなくなってしまった。なんだこの車!? 同居人に電話しても、手が塞がっていて助けてくれそうにない。「故障中」と貼り紙でもするか、と思ったが、会社から若干離れた所で取りに帰るのも時間がかかる。大体、かえって注意をひくと、ドアノブに手をかけて開いてしまうのがわかってしまったら面倒だ。急いで家に戻るしかない。仕方ないからカメラその他貴重品を持ってダッシュで地下鉄に飛び乗った。いつもなら財布もいったんトランクにポーンと投げ入れるのだが、今回はなんとか手に持っていて助かった。財布も閉じ込められてしまったらすべてが終わりだ。
ううう・・・せっかく天気もいいし、ふうこを迎えに行ってオープンドライブを楽しもうと思ったのに、なぜ俺は地下鉄に乗ってるの?頼むからミニパト来ないで〜神様〜!と、地下鉄の車内で走り出しそうな勢い。幸い、土曜の昼にしては接続も良く、25分ほどで帰ってきたが、ちょうど出かける所の親とすれ違う。こちらは血相を変えているので、漏れそうで便所に駆け込むのかとでも思ったかどうか。
ここまで来てジタバタしても始まらないので、数十秒のロスを覚悟でふうこの出かける支度をして、キャリーに入れて再び家を出ると、まだ親が駅までの途中の道を歩いていた。「何やってるの?」カクカクシカジカを説明すると、じゃあタクシーで行ってやるから、ということで地下鉄よりいくらか早くなった。安心するのはまだ早いが、何とかなるかな・・・? こういう時に限って、やたらと信号にひっかっかるのが恨めしい。永遠のように長い時間が過ぎ、なんとか戻って金も払わずタクシーを飛び出し(いや、親が払いましたよ、ちゃんと)車を確認したところ・・・良かった〜チョークもまだついてない。取り越し苦労だったようである。いつもは結構巡回しているんだけど・・・
まったく、なんて車だよ、と悪態をつきながらロック解除ボタンを押すと、「ガチャ」と音がしてトランクが浮き、中からキーが出てきた。いや〜、貴重な経験をした、もう絶対にやらないようにしないと・・・これでレッカーでもされたら、回復不可能なほど凹むところだったが、なんとか最悪の事態は免れたし、横浜に親を乗せて連れて行ってやることにした。
親に307CCを見せるのは本日が初めてになるのだが、オープンカーと聞いていたのに普通の屋根があると、母親は多分よく意味が分からなかっただろう。さすがに父親は鉄屋根が収納される類の車もあることを知っていたようだ。本日も虹の橋―横羽線経由でベイブリッジへ、しかし走り出した時は抜けるような青空だったのに、川崎辺りからみるみるうちに曇ってきて、横浜ではすでにベタ曇りになってしまっていた。本日横浜に来たのは、先週みすみす撮り逃がしたコンコードを今日こそ撮影するためだったのだが、某サイトでいったん沖に出たのに戻って来た、というニュースにもかかわらず、ノースピアには影も形も見あたらず、天気も悪いしそれなら横浜で止まる意味がないということで、横須賀まで足を伸ばすことにする。
年寄りもちょっとした散歩はさせた方がいいので、裏山から塚山公園に登ってハイキング気分を楽しませてやったが、こちらはどうせ天気も悪いし・・・と、機材一切を車に置いて出てきたそういう時に限って、「おうみ」らしき艦影がいい感じで沖留め・・・しまった、これならそこそこいい写真が撮れる・・・もうフネ屋さんボロボロです(その後、これは「ましゅう」と判明 初物だし、道東に縁のある人間としてはまさに痛恨のミス)。
この後、ゴチで昼飯を食って、まだ時間も早いので七里ヶ浜で浜辺を散歩することにしたが、小雨もパラついてきて、なんか思ったようにいかない一日。寒いうえに、後ろに人が乗った状態ではオープンは無理なので(風が直撃する)、結局一日中クローズで走ったが、親はふうこと散歩ができたのがよほど楽しかったらしく、こちらも慣らしが順調に進んでいるので、まあ良しとする。今日はそれほど渋滞にも巻き込まれず逗子から船越に抜け、夕食を久しぶりの駒沢「万栖」でゴチになって、終わってみればいいご身分のパラサイトの休日でありました。
ふうこにすりすり頬ずりしながら親曰く「ふうは今日は遠くまで来て砂浜散歩できて良かったな〜」・・・あの〜、ほぼこれが日常生活なんですけど・・・