猫ナビ導入までの道 その2


当初はカー用品店でカタログをもらったり、現品を見比べていたりしていたのだが、店によっては売る気があるのかどうかわからないような所もあり、いつもはウロウロしている癖に質問しようと思うと店員が誰も捕まらなかったりということが何度かあったので、秋葉原に行ってみた。
昔々、カーステを買った店はすでに萌えショップに衣替えしており、車関係の店はずいぶん減ってしまったようである。それも時代の流れ、エロゲー売ってた方が儲かるもんな〜・・・だから、こちらもよりどりみどりで選べるほどはないのだが、手持ち無沙汰にしている店員を捕まえたら、それなりにいろいろ相談に乗ってくれた。
なぜか店頭の取付例写真にはよく307CCが使われており、インダッシュでモニタが収納式の機種が多かったが、それを見るとエアコンの吹出口はともかく、ハザードボタンもモニタの後ろに隠れてしまっている。これは格好悪いし、何よりも使い勝手が悪い。インダッシュで、なるべくモニタ位置が低いの、という条件で選んでいったら、最初に見つけたのがソニーだったが、何度か訪ねて話をするうち、↓にあるような紆余曲折を経て、カロのHRV02に落ち着いた。
純正とカーナビどちらをコンソールから追い出すかを比較検討したのだが、結局ディスクを入れるだけしか操作がないカーナビをシート下設置ということにして(カーナビ本体を当初トランクに移設との話もあった 純正を移設するかで揉めていた時も、秋葉原ではCAN-BUS配線延長不可の話は一度も聞かなかったが、ノウハウ不足なのか取り回しに余裕があるのを承知していたのかは不明)、モニタは1DINの空きスペースに金具で取り付けるということに。金具は業者の知っているカロ対応モデルでは取付自由度が低い&格好悪そうなので、こちらで別の店から調達したもの(セイワのKY-4 これ、必要なくなったので、欲しい方がいらしたら差し上げます)を支給することにした。純正ヘッドユニットは通常頻繁には操作することはなく、モニタに隠れてしまっても支障はないので、二段の上についていてもOK。
307CCは後方視界が非常に悪いと聞いていたし、同居人も免許を取るというので、これは必須かと思いバックカメラもつけて、総額24万強という見積もり。本体はカー用品店の値札などよりずっと安い値段になっている。これで決まり!ということで、正式に注文をしたところ、楽ナビ各モデルは現在バカ売れで極度の品不足、次回入荷の見通しも立たず、入った順から連絡するのでウエイティングリスト登録、ということになってしまった。週末にはもう車が来てしまう。とりあえずピットの日程を押さえて、早ければ週末には数台入ってくるから、ということで内金を1,000円入れて帰ってきた。
その間、またネットで取付例やらなんやらを見ていたのだが、とにかく楽ナビは超ヒット作、雑誌でもネットでもベタ誉めで、供給が追いつかず、いつまで経っても品不足は解消せず価格ドットコムなどでは相場が上がり始める始末。結局週末には連絡は来なかった。その後も、待てど暮らせど入荷の知らせは一向に来ない。そんな時、見つけたのがこちらの業者。
http://homepage1.nifty.com/yamigarasu/
方南町は良く知っているが、交差点の近くにこんな会社あったかな・・・と、サイトを読み進めるも、あまりの内容の濃さについ夢中になって読みふけってしまい、価格表を見ると楽ナビはご多分に漏れず入荷順となっているものの、値段も卸値というか、秋葉よりさらに安い。いやそれよりも、なにより技術が確かそうだ。この頃になると、外車のナビ・電装系は一般カー用品店ではまるでわからなかったりする事例を読んだりして、業者もしっかりした所を選ばにゃ、ということもあり、コンタクトを取ってみた。
問い合わせのメールを送ってみて、びっくりしたのが返事の丁寧なこと! こちらの事情と希望に沿って、詳細かつ丁寧な回答・見積もりが返ってきた、秋葉からは相変わらず音沙汰無し。この時点で、どうせ内金といっても1,000円、何度も押しかけた迷惑料だと思って取っとけ! という気持ちになり、大塚さんに正式な発注を出したのである。どうせ引っ張りだこモデル、秋葉にはキャンセルなどいちいち連絡する必要もあるまい。てゆーか忘れられてるって。ホンマいい加減だな〜
その後、大塚さんには何度かメールのやりとりがあって、その都度丁寧な回答を頂き、こちらが恐縮するほどである。1人にこれだけ手間かけてたら、時間がいくらあっても足りないんじゃ? とこちらが心配するほど。結局、希望と回答のキャッチボールだから、こういう答えが返ってくれば対応して希望が少し変わる、それの繰り返し。やれバックカメラを変えたい、イクリプスの方も見積もりを出して欲しい、イクリプスの場合、純正のアンプのみを殺せるのか・・・こんなメールが他にも何通も来るだろうに、嫌な顔一つせず(まあ・・・メールですからね・・・本当はどうでしょう・・・)返事を返してくれる。別に307の専門家でもないのに、シート下が狭くて恐らく置けない、CAN-BUS配線延長不可、などの話はすべて大塚さんに教えてもらったことだ。
ただ、大塚さんでも現品がない状況には変わらず、今の時点でいつ入荷とお約束はできません、入荷次第連絡を差し上げますので、それまでお待ち下さい。とにかく山のようなバックオーダーを抱えているんです・・・とのこと。いや、ここまで来ればもう急ぐこともないし、安心できる業者を見つけたので、後は大舟に乗ったつもりで、とゆっくり待つことにしたが、いずれにしても取付が可能か、スペースはあるのか、また配線の取り回しは、ヘッドユニットの裏側のコネクタの形状は・・・一度伺って現物を見てもらうしかない。
本当は現物が来る前に見極めをつけたかったのだが、土日は走りに行ってしまい、伺うことができたのは入荷連絡が来てしまってから、22日のこと。結局、正式に注文を出してからひと月も経ってしまった。恐ろしやカロ楽ナビ・・・
で・・・(さらに続く)