癖になる・・・箱根

THE Blue lion and Japanese cherry

本日は寒いこともあり、屋根も開けられず、本来は山の方に行こうと思っていたのだが、温暖な海の方へと歩を進めることに・・・
1100出発で、遠くへ行けるほど早くはないが、横浜で済ますほど遅くもないので、まあ例によって城ヶ島で、と、まず腹ごしらえにいつものへ。

ここは昨今パン好きに人気のフランスパンのお店で、フラ車乗りならぜひともフランスパンを買ってリアシートに載せて走っていただきたいところ。しかし、以前と違いマニュアル使いとなってしまった現在、店を出てすぐに路地を走りながらパンをかじるわけにいかず、三京に乗るまで我慢の道中。
さて、パンの写真を落ち着いて撮る&暖かくなってきたので屋根を開けようということで、保土ヶ谷PAに寄る。しばし休憩の後、漠然と城ヶ島へと考えていたのだが、同居人に今日はどこ行くんだ?と改めて聞かれ、ふと気が変わった。というか、朝から何となく考えていたのだが・・・
箱根行こう。ちょっと遅いけど、なんとかなるだろ。早速カーナビに大湧谷を目的地登録。保土ヶ谷バイパス―東名―小田厚と出た。う〜ん、西湘で行きたいのだが・・・またどうせ馬入川を渡るところで力つきそうだから、大人しく誘導に従うことにする。果たして、道中は空いており、大和トンネルと厚木インターの辺りで若干渋滞はあったものの、1時間ほどで小田原に到着。箱根新道で上に上がっていくことにする。
一応大湧谷を目的地にはしてあるものの、夕方までに行ければいいので、順路としては一度伊豆スカ方面に突っ込んで、ご当地未経験の同居人に絶景を見せてやることにする。この間述べたとおり、ここ数年ほど一度も訪れたことがなかったのに、先日来てその魅力を再認識、以降足繁く通いそうな予感。

十国峠ドライブインに寄り、一服するだけのつもりだったのだが、せっかくだからとケーブルカーに乗ってみることにした。もちろん、昔も含めて休憩にしか寄ったことがなく、ケーブルカーには乗ったことはない。いったいどんな景色が見えるのだろうか・・・

ケーブルカーは大人片道210円・往復は倍額となる。搬器はライオン印でわかるとおりプジョー製・・・というのはウソで、1956年日立製作所製。伊豆箱根鉄道の経営(正式には十国鋼索線という路線名)なので、西武グループのレオマークが描かれているのである。路線延長は0.3kmの超ミニ路線で、あっという間に頂上に到着する。

十国峠はその由来を伊豆・相模・駿河遠江・甲斐・安房・武蔵・上総・下総・常陸の十国 を展望できるために名付けられたと言われる超絶眺望の山頂で、富士山も手に取るように見える。上の写真の後方に富士山がそびえているのだが、また例によって快晴とはいかず、若干空が白けているため、くっきりとは写らなかった。しかし、下界は西を望めば三島・沼津、東を見下ろせば湯河原・真鶴、真下には熱海市街が広がり、まさに天下の険のエッジから関東、東海を見下ろすことができる。
その後、急に箱根に凝り出したにわかマニアとしては、ぜひ富士屋ホテルのカレーを食ってみたいと宮ノ下に寄ったのだが、残念ながらランチタイムは終わっており、また今度ということで、当初の目的地大湧谷へ。この辺りから妙に寒くなってきたが、停まるのも面倒で、ずっと後ろに付けたSLKの金持ちそうな夫婦(いや、金持ちだと思うぞ、多分)と意地の張り合いのようになってしまってそのまま大湧谷の駐車場まで来てしまったが、車を降りてみたら身を切るような寒さ。

もう散歩といっても義務的に済ませるような感じで、一番上の蒸気が吹き上げている一帯でお約束の黒たまご6個入りひと袋500円を買ったものの、手がかじかんでしまって食べるどころではなく、早々に戻ってきてしまった。いや〜マジ寒かった!

その後、宮ノ下のT字路の渋滞を避けて強羅の駅前を経由する路地を降りてきたが、さすが標高が高いだけあって道中に結構桜が満開の所があり、撮影のチャンスを逸してしまった我が家としてはその場その場で車を停め、夢中になって撮影会。

そして、この写真を撮っている時、下から上がってきた車が307CCのオブシディアンブラックだった。邪魔してしまってすいませんね〜
この後は乙女峠経由で御殿場に抜けるか、さらに篭坂を上がって富士吉田から中央道で帰るかとかいろいろ考えたのだが、やはり海を見ながら走るのが気持ちよかろうということで、塔ノ沢―湯本に素直に降り、西湘に乗る。私1人ならぜひ天山に寄って行きたいところだが、風呂に入るのにもいろいろ用意が必要な同居人がいてはどうにもならない。いつものようにずっと134号で逗子まで出て、六浦―磯子で幸浦線に乗り、首都高経由で帰宅。
しかし、本日は出発が昼前と遠出には遅かったにもかかわらず、十国峠で結構遊ぶこともでき、今後のテストケースというか、近場にちょこちょこ通うならいっそのこと毎週箱根に・・・という気にさせてくれるドライブであった。