出っぱなしエンジン警告

Engine warning of 307CC

1,000km点検の時に発見されたカムシャフトシール部からのオイル漏れ修理を終えた数日後のこと。
さて車庫から出して走り出そうとしたところ、エンジン警告灯が点灯、マルチファンクションディスプレイに「depollution system fault」と出た。反公害・・・?ああ、触媒コンバータのことか。しかし、オイル漏れが直ったら今度は触媒か、噂に違わぬラテン車ライフだ。とりあえず碑文谷に寄って見てもらう。
307CCを店内から一掃して(涙)新しく展示された1007に乗ったりして待つこと30分ほど、メカニックの報告ではエンジン、触媒ともに異常はないです、このまま走り続けても問題はないですが、そのうち機会を見て入場させてください、警告はキャンセルしておきました、とのこと。
なんだかわかったようなわからんような・・・まあ、店でそう言うのだから大丈夫なんだろう、ということで、その日はドライブに出かけたのだが・・・数日後、また駐車場を出たところで「ポーン」という音とともに警告灯が。
なんだよ、これ・・・ただ、こちらも何度も店に足を運ぶ暇もなく、エンジン自体に異常がないのであれば、暇を見て持って行けばいいやと放ったらかしに。といっても、5月には岩国までのロングドライブがあるので、さすがにその前までには持って行かなくては。ということで、カーナビ取付で大塚さんに持って行った時も点灯していて、そのことを伝えるのを忘れて預けて帰宅してしまった。
帰ったら、早速メールが。「警告灯が点いていますが」あ、いけね、言うの忘れてた! 大塚さんは初のT6形ということもあり、(私にはわからない領域で)うちのふうこ号で何か実験をしてみたかったらしい。その結果、万が一エラーを拾って警告灯が点いてしまったら、申し訳ないんですけどディーラーまで持って行って下さい、キャンセルの工賃がかかってしまいますけど、すぐにやってもらえるし、その分こちらの工賃を値引きさせて頂きますから・・・ということで、うちので何かお役に立てるならどうぞ、と言って置いてきたのだ。それを、最初からエラーが出ているのでは実験も何もあったものではなく、また、お客様から預かった車に作業前から警告灯が点いていたのであれば、普通は「お前、プロのくせに壊したな!」とトラブルの種である。
慌てて電話、あ〜ごめんなさいごめんなさい、カクカクシカジカ・・・ということで、大塚さんもホッとして一件落着。相当ビビッたらしく、どうもこの件は次回の修理日記のネタにされるらしい。また、結局謎の実験は実行不可能になってしまい、それも結構残念だったようである。
さて昨日、さすがにゴールデンウィークも近づいてきて、いつまでもこのまま放っておくわけにもいかず、大塚さんにも「早く持って行った方がいいですよ」と言われていたので、動物病院の後にBLに(車で10分足らずの距離)。

経緯を伝えて預かりということで、後々トラブルの種にならないようにカーナビを取り付けたこと、また警告は取付の前から点灯していたことを伝え(やはり車にとって「異物」を付けると人間と同じ拒絶反応が出て、それをエラーとして検知してしまうこともあるので)、担当のセールス嬢に目黒駅まで送ってもらったが、初めて乗ったフェリーヌも結構いい・・・CCやSWでなくても、フツーのHBもなかなか魅力的だね、という脱線はさておいて、やはりエンジン本体には関係なく、コンピュータの不具合らしいとのこと。他の個体でも結構出ているようで、納車の時にグッドタイミング(?)で点灯してしまう例もあったりして、うちのだけの特殊事例でないというのは、安心したような、かえってタチが悪いような・・・
道中話を聞いたところでは、他にもいろいろとあるそうで、売る方も買う方もなかなか難儀なクルマやな〜、と改めて実感させられた一日でした。特に、その「いろいろ」、結構大きな時限爆弾かも・・・