ふうこ焼肉のお相伴にあずかる

Hwooko waiting for a sweets

ふうこの今年のカルドメック(フィラリア駆除薬)投与は11日。相変わらず薬とも知らず飢えた狼のように(まあそういうようなもんだが)食らいつき、あっという間の完食と相成った。
先週金曜、相変わらず帰宅が遅い同居人と、最近いつものことなんだが家でメシ作るのも面倒だし、久しぶりにどちらも時間が空いたので、裏の焼肉屋に行こうか・・・と足を運んだのだが、なにせ夜の早い田舎町ゆえとっくにラストオーダーは過ぎており、入口で追い返されたが、さりとてどこに行く当てもない。とんでもねえ町!
コンビニで弁当を買うのも侘びしいし、仕方なしにタクシーに乗って職安通りへ向かう。ふうこは私が久しぶりに散歩に連れて行き、すでにマターリとソファで寝ているので、たまには人間様だけでゆっくりと、普段は外テーブルにしか座れないガムジャタンにでも行こうと思いつつ、明治通りの交差点を通過した時・・・「あっ、ここでいいです」
前から、この交差点からほど近い所にある(昔航○フ○ン編集部があったところ 身の程知らずに持ち込みで投稿などしたこともあったが当然ボツにされた)焼肉屋、煙もうもうで過剰なほどのホルモン感、一度入ってみたかったのだが、いつもは犬連れOKの店にしか行かないし、そうでなければ例の近所の焼肉屋にしか行かないので、一度も入ったことがなかったのだ。

さてこの焼肉屋、期待に違わず過剰なほどのホルモン感! カルビなどは漬けダレが妙に粉っぽい感じで(決してまずいわけではないですが)いつもの店に慣れた舌では若干違和感があるものの、肉自体は厚みもあり素材もなかなか、しかしお値段もなかなか・・・締めにテールスープを頂いたのだが、これにも超巨大な牛テールがどんぶりの海の中に浮かんでいた。
肉をほぐしぼぐし・・・最後にはしゃぶってしゃぶって、ゼラチン質の軟骨部と硬い骨の塊が残ったが、これ、ふうこだったらまだまだ食えそうだな、というわけで、ガムジャタンと同じようにお持ち帰りに。ビニール袋を1枚分けてもらって、包んで持ち帰ってきた。
さて、帰宅して「ほら〜ふうちんや、お土産やで〜」と、千鳥足の酔っぱらい親父さながらに牛テールを差し出したが、またそれを見つめる目の真剣なこと! 飢えた狼のようだ(だからそういうようなもんなんだって)。そうはいっても、ふうこは噛む力も弱いしガムの類はなかなかなくならないのだが・・・と思ったら、10分程で軟骨部分を分離、噛んで噛んで噛んで「ゴキュ」あ、飲み込んでしまった・・・
いつも驚かされるのだが、例え噛む力は弱くても、いつかは、いや意外に早く、執念で完食するのだ。たとえどんなに硬い骨でも、少しずつ痩せていき、最後はなくなってしまう。それは、こんな小さな愛玩犬でも、遠く狼の血を引いている証。