ふうこ留守番生活から解放される

Very hot! Hwooko’s house

今週から、同居人が在宅勤務になった。
今の職場になってからすでに4年ほど、当初社長とスタッフ2人で始めたらしい会社も、花形産業だけあって時代の波に乗ってずいぶん大きくなった。職場も移転すること2回目、今では一番の古参スタッフで考えようによっては社長よりも重要なポジションにいるようで、移転先の場所も我が家からの通勤を考慮してくれたような位置にしてくれたのだが、昨年後半位からいよいよ忙しくなってきて、昔は1700頃に帰ってふうこの散歩にも行けたのだが、最近は私よりも遅い日もしばしば。
月曜は休みで、火〜金の4日出勤なのだが、そうは言っても会社に出てから帰るまで休む間もなく仕事をしているようで、段々気持ちにも余裕がなくなってくる。まあ人間はどうにでもなるけれど、ふうこが可哀相・・・私も早く帰れない日などは、以前は考えれられなかった2300近くまで留守番のこともあり、もう昔みたいに平日にあまりかまってやることはできないかな・・・でもその分週末はたっぷり遊ばせてやってるし、しょうがないかとも思っていたのだが。
同居人は以前から言っていたのだが、業務の内容がほとんどパソコン打ちやメールのやり取りで、別に出勤して会社でやらなくても自宅にパソコンがあればいいんじゃね〜の? ということで、何度かそういう話になりかけたのだが、諸般の事情があって実現までには至らなかった。が、今回はこれまたいろいろ事情があって、会社の業務用機材を一式家に持ち込んで、基本的に在宅勤務にする、ついてはどこかに仕事用スペースを捻出しなければ、ということ。ノートならまだしも、デスクトップを置くスペースなどそうそう簡単に生み出せるわけはないが、いろいろ考えたらしく(私はほとんどノータッチ)、今までのマシンとは背中合わせ、窓際にに2台置くことで決着した。ここだけ見るとなんか事務所みたいになってしまっている。
配線も、すでにすっかり忘れてしまった私には手も足も出ず、社長が出張してきてサッサとやって帰っていった。これであっという間に夢のSOHO(笑)のできあがり。

我が家は、犬飼いとしては恵まれている方だと思う。それもほとんど同居人の努力と運によるものなのだが、やることやってるだけあって職場もすっかり同居人ペースで、ふうこが家に来てから生後半年までの4カ月間は一日3食を食べさせ、遊び相手をするために昼に家に帰っていた。近所に移転してからは、帰りが遅くなりそうな時は夕方に一度帰って散歩して、また仕事に戻るとか・・・それなら、どうせ誰が嫌がるわけじゃなし、看板犬として会社に連れて行けばいいのに、と言ったら、それはけじめがつかない、というわけではないけれど、あまりやりたくないそうだ。
大人になれば、ひとりでケージの中に10時間も留守番するのは、快適とはいえないまでも寝ているだけだし、よそでは皆そうやっている。我が家だけが特別条件が悪いわけではない。しかし、長くて15年ほどの犬の生涯、ひとりぼっちの時間が1秒でも短くなれば・・・と思いつつ、いかんせん私の甲斐性ではどうにもならない問題だけに、歯がゆい思いをすれどもどうにも解決法を見いだせなかったのだが、これにて一挙解決! 家に居さえすれば、ふうこはケージで長時間留守番をする必要なく、早速同居人の横をウロウロしたり、居間のソファや寝室の布団を自由に行ったり来たりして寝ているらしい。
生涯の最後の2,3年でいいから、留守番のない生活を送らせてあげたい、と思っていたのだが、こんなに早く実現するとは。業務量は変わらないので、結構夜遅くまで仕事をしているようだが、要領をつかんでくれば冬などは昼に散歩に行って、死ぬほど寒い夜に人・犬ともども目一杯の服を着込んで震えながら散歩をする必要もなかろう。

今まで4年近く、最初の頃は出かける気配で鳴き出したりしないようソ〜ッと出ていったり、夏、エアコンのない居間で扇風機を風が当たり過ぎないような位置に置いて、冬はヒーターをつけっぱなしにして火事になっていないかどうか心配、町内で空き巣の被害がという回覧を見れば、持って行かれてしまったらどうしようと気が気ではなく・・・もうこれからずっと、そんな心配をしなくてもいいのかなと思うと肩の荷が下りた気分。一番納得がいかないのは、今までずっと留守番でおやつを食べることができたのに、これにて家での間食が基本的に食べられなくなったふうこかな?
というわけで、どこででも自由にとなれば好き勝手な場所に行きそうなものだが・・・トップPhotoは結局一番落ち着くらしい自宅で、暑さのために伸びている状態です。