空自も燃えろ!2006年百里航空祭パート2

Big formation of JASDF No.7 wing

結局、うとうとする間もなく、予定より早く0630には車列は動き出した。事故現場のガラスの破片の上を再び通ってソロソロと進む。スペアタイヤないんだからな、パンクするなよ・・・基地のゲートまではおよそ1kmほどはあろうか、動いたり止まったりのダラダラ走行かと思ったら、列はどんどん進んで、5分ほどで基地に入ってしまった。なんだよ、駐車スペース死ぬほどあるじゃねえか・・・軍オタ諸氏は見事に空自側の情報戦に一杯食わされたわけである。
私の前にも数百台はいたはずだが、各地に分散収容したのか、私らの誘導されたスペースはほとんど一番乗りだった。ここからは会場までは滑走路をはさんで反対サイド、歩くのも自由だが3〜4kmはあり、普通はシャトルバス利用となる。バスは関鉄のが何台も出張ってきて、一日中ピストン輸送を実施するのだが、開門は繰り上げたものの、まだ会場の準備が整っていないとのことで、バス停で行列ができている。ここでちょっと寝ようと思ったのだが、行列がどんどん伸びているような気がして気が気でなく、とても穏やかに寝ていられる気分ではない。諦めて屋根を閉め、行列に加わる。そう、ここまで一度も屋根を閉めずに来たのだ。やっぱりオープンは楽しいな〜!
すでに行列はかなりの長さになっていたが、バスの収容力を侮るなかれ、3台目でなんとか乗ることができた。反対サイドの会場、エプロンまでは5分ほど、共用化工事のためか道が以前と比べ結構付け替えられており、クネクネ曲がりながら進む。旅客ターミナルなのだろうか、新しい建物もいろいろと建設中だ。
会場のバス停に到着、降りる時に運賃150円を支払う。その先で人垣ができている。まだエプロンは解放されていないらしい・・・が、私が最前線まで出ようとしたその瞬間ロープが落とされた。
最前列を取るためにダッシュ!するのはごく一部の人で、こちらはそこそこの場所が取れればそれで良し、大体この老体で徹夜明けでは下手に走ったら死んでしまうかも・・・小走りになったところですでに変な動悸を感じ始めた。アカンアカン、本当は一番南まで行くと良い離陸が撮れるのだが、とてもそこまでは歩けず、北側のイーグルとT-4が並ぶ場所の前に陣取る。これだと離陸が引っかかってしまうのだが、まあいいだろう。
天気はベタ曇りだが、降りそうな感じではなく、それどころか時間を追うごとに回復してきている。これは期待が持てそうだ! 気温は夜のうちは本当肌寒い位、湿度も低く、7月末とは思えないほど爽やかだ。

まず0730、ウエザーレポートか305飛行隊のT-4、26-5680が離陸。しっかし、百里にわざわざ「680」を割り当てるのも粋というかおふざけというか、なんとも作為的だが、それを朝イチの離陸に持ってくるところがまた・・・

680がローパスなど繰り返す中、目の前に駐機している4機のイーグルのうち、0820過ぎ、72-8890、42-8950、72-8962の3機(305飛行隊)が離陸。直後T-4は着陸してくる。

イーグル3機はオープニングの航過飛行を実施。

0849、501飛行隊のRF-4E2機、57-6914、57-6906が離陸。

ハァ〜お客様は神様です、さてちょっくら行ってきますかね・・・と言ったかどうかは知らぬが、続いて680と並んで私の真ん前に駐機していたT-4・16-5673、76-5756の2機(305飛行隊)が入れ替わりに離陸。

イーグル3機はブレークして降りてきた。

RF-4E2機が気合いの入ったローパスを見せるが、その後着陸。

次に0925、イーグル5機・52-8952、42-8828、02-8922、62-8870と複座DJ型の62-8089(以上すべて204飛行隊)が離陸。

続いてRF-4EJの87-6406、RF-4Eの57-6909、RF-4EJの47-6335、RF-4Eの57-6913の順で離陸。

離陸した各機はまず機種ごとのフォーメーションで一度航過飛行を行った後、10分後全機種11機のでの大フォーメーションを組んで会場に姿を現した。さらに10分、再び各機種ごとのフォーメーションで会場に進入、T-4、RF-4、F-15の順でブレークして着陸。

お疲れさま〜。

次のプログラムはAIRROCKによるピッツS-2B(JA11AR)のアクロバット。主宰のロック岩崎亡き後、本シーズンから弟子のサニー横山が1人で各地のショーを行う。思えば2年前、前回の百里航空祭ロック岩崎のフライトを見た最初で最後の機会になってしまった。

百里タワーの後方をかすめて飛ぶピッツ。これで4分の1位かな。パート3に続きます。