ノーフォーク軍港巡りツアー2006秋

USS Forrest Sherman DDG-98

ウィスコンシンの開館は1000、軍港巡りの観光船、「ビクトリー・ローバー」は1100に出港するため、1時間しか見学の時間が取れなかった。上甲板だけで、しかも上のレベルには上がれなかったとはいえ、巨大な戦艦を見学するのに1時間弱ではあまりに足りないが、仕方がない。ノーティカス艦内の海軍博物館も今回はすっ飛ばして、隣の船着き場へ。
この観光船の詳細は昨年の日記をご覧頂くとして(今年は運賃が1ドル上がって大人16ドルとなっていた)、8割方の乗客を乗せた「ビクトリー・ローバー」は1100を5分ほど過ぎて出港した。ちなみに、昨年の日記をお読みいただければわかるが、乗船前の(軽い)荷物チェックの際に「あまり長玉で撮ってはいけない」と言われたのに、今年は何も言われず、実際クルーの前で白レンズ振り回しても特に制止されることはなかった。いくらかセキュリティレベルが下がったのかな? それとも去年もそんなことは言われなかったんだろうか。ヒヤリングが怪しいのでその可能性もあるのだが・・・

船はまずノーフォークの軍港とは逆の方向に走り出し、タウン・ポイント・パーク前を軽く一周、すると対岸のチェサピークで浮きドックに入渠中のタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦、サン・ジャシントUSS San Jacinto CG-56が目の前に迫る。ここは海軍の艦船メンテナンスを担当する民間企業、Metro Machine Corporationの施設で、隣にはマストをグルグル巻きにされたオリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲイトの42番艦、カーUSS Carr FFG-52も修理を受けていた。

一方、その隣、BAEシステムズの施設では、アーレイ・バークミサイル駆逐艦フォレスト・シャーマンUSS Forrest Sherman DDG-98とタラワ級強襲揚陸艦ナッソーUSS Nassau LHA-4が定期修理中。ナッソーは接岸状態、フォレスト・シャーマンは浮きドックに載っており、艦首のSQS-53Cバウ・ソナーも見えている。フォレスト・シャーマンはアーレイ・バーク級の48番艦、ヘリコプターの搭載設備を新たに設置したフライト2Aの20番艦で、2005年8月に就役したばかりの最新鋭だが、これで見る限りまだ艤装が終わっていないような・・・

ここで遊覧船は反転して一路北上、ノーフォーク軍港を目指す。
アメリカ海軍には、全世界でのプレゼンスを支える膨大な物資の輸送や保管を行う軍事海上輸送部隊、MSChttp://www.msc.navy.mil/という組織がある。MSCは海軍の補給艦だけでは賄いきれないドライカーゴ・兵器・車両・兵員や燃料などの輸送を行う専門の輸送船を多数保有するほか、紛争地帯での有事に備えてあらかじめ正面装備を搭載し洋上で待機する事前配備船、MPS(Maritime Prepositioning Ship)、また正面装備にしては海軍の負担が大きくなる病院船や敷設艦、ミサイル追跡艦、海洋観測艦などの各種補助艦艇を保有している。基本的に海軍の雇員である民間人により運行されるこれらの艦船は目的に応じ無数のタイプが存在し、その形態も千差万別。日本では見ることのできない興味深い艦がいくつもある。

出港するとまず目の前、対岸のポーツマスの岸壁に停泊しているのは3隻のRoRo(Roll-on/Roll-off)船*1、手前からケープ・ライズCape Rise T-AKR 9678、艦尾を見せているケープ・レースCape Race T-AKR 9960、ケープ・レイCape Ray T-AKR 9679。この3隻は昨年も同じ位置に停泊していた。これらの船は指定に応じて通常は即応状態にはなく、有事に命令が下ってから「アクティブ」状態になるまでの日数が決められている。この3隻の場合は5日間とのことである。なお、MSC所属の艦船は艦番号の前に「T」のプレフィックスがつくので簡単に識別できる。

出港時、すでにアーレイ・バーク級が見えていたのだが、撮影ポイントであるノーフォーク軍港の桟橋群までは40〜50分程度、ここはまだ中心部には遠いエリザベス川河口の桟橋で、恐らく修理中の艦と思われるが・・・近づいてみてびっくり! なんとアーレイ・バークミサイル駆逐艦ネームシップアーレイ・バークUSS Arleigh Burke DDG-51である。

1991年7月に就役した、海自イージスDDG「こんごう」級のタイプシップともなった歴史に残るイージス駆逐艦の1番艦。こりゃ最初からいいもんみたで〜! 隣にはマストをシートでぐるぐる巻きに覆った同級8番艦、ラブーンUSS Labbon DDG-58が停泊中。

遊覧船はいよいよ軍港地区に入っていく。まず最初に見えるのが、ここが指定席の重輸送艦、ケープ・メイCape May T-AKR-5063。3隻からなるケープ・M級の1番艦で、1972年の就役。昨年からピクリとも動いていないように見受けられるが、じっと待つのが仕事だから仕方がない。

ピア1に停泊しているのは、これも昨年と同じ指定席のアルゴル級車両貨物輸送艦、レギュラスUSNS Regulus T-AKR292(右)とデネボラUSNS Denebora T-AKR289(左)。今回どうしても撮りたかった大物の一つで、元は今となっては伝説の、シー・ランド社が1973年に8隻建造した高速コンテナ船、SL-7型。その高速力ゆえの運航費の高さに早々にお役ご免となったのを1981〜82年に海軍が購入し、アルゴルAlgol級として就役させた異色の輸送艦である。全長288.4m、満載排水量5万5,350トンの大形艦で、蒸気タービン2基で12万馬力を発揮、最大速力は33ノット! 戦車120両を含む戦闘車両520両を搭載、常時96時間の即応状態に置かれ待機している。見てくださいこの格好良さ!素晴らしい! しかし、なぜかこのアルゴル級の前を通る時に、往復とも曇ってしまって見栄えのいい写真は撮れず。昨年もここの辺りではベタ曇りだった・・・相性が悪いのか!?

軍港地区の最初はドック形揚陸艦が停泊する地区。出船で泊まっているのはドック形輸送揚陸艦オースチンUSS Austin LPD-4。オースチン12隻からなるクラスのネームシップで、1965年2月就役。偶然にもこの撮影直後の9月27日に退役したため、これが最後の姿になった。

同じくオースチン級、1971年3月就役の11番艦、トレントンUSS Trenton LPD-14。舷側の汚れがものすごいんですけど、こちらも退役間近!?。ドック形輸送揚陸艦は艦内に大きなウエルドックを持ち、戦車やトラック、兵員を載せた揚陸艇を収容し渡洋上陸作戦を行うもので、現在は揚陸艇に代わりLCACを搭載しているが、同級は2隻搭載が可能。

タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦、ノーマンディUSS Normandy CG-60。世界初のイージス艦であるタイコンデロガ級の14番艦で、1989年12月就役。

ノーマンディと背中合わせに停泊していたアーレイ・バークミサイル駆逐艦ゴンザレスUSS Gonzalez DDG-66。1996年10月就役の16番艦で、初期のヘリ格納庫を持たないフライト1に属する。

ノーマンディ・ゴンザレスと同じピアの反対側に停泊するのはアーレイ・バーク級のミッチャーUSS Mitscher DDG-57。1994年12月就役の7番艦で、フライト1。この手前にはタイコンデロガ級の15番艦、モンテレイUSS Monterey CG-61が停泊している。

ピア3は両側を巡洋艦駆逐艦に守られるように潜水艦桟橋となっている。もちろん、オハイオ級戦略原潜は大西洋艦隊ではジョージア州キングス・ベイが母港なので1隻もいないが、横須賀では姿をなかなか見せてくれないロサンゼルス級攻撃原潜がうじゃうじゃ! 潜水艦は艦番号を一切記入していないので、個艦の識別は不可能だが、写真の艦はセイルに潜舵を持たないので40番艦、サン・ファンUSS San Juan SSN-751以降の建造艦であることがわかる。セイル前に魚雷積み降ろし用のスロープを設置して、搭載作業中? ちなみに、32番艦、プロヴィデンスUSS Providence SSN-719以降が装備する艦首のトマホーク用のVLSハッチが開いているのも珍しいシーン。

3隻並びを見ると、前2隻のセイルには潜舵がなく、一番後の艦には水平尾翼のようなプレート―潜舵が見えるため、前期建造艦であることがわかる。また、前期建造艦はセイルの形自体も、下が太くテーパーしているのがわかる(後期建造艦はほとんど垂直で太さが変わらない円筒)。

ピア4に停泊するタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦アンツィオUSS Anzio CG-68。タイコンデロガ級の22番艦で、1992年5月就役。後方にはNASノーフォークでタッチアンドゴーを行うE-2Cが見える。同艦の手前には1999年3月月就役、アーレイ・バーク級28番艦のポーターUSS Porter DDG-78(ヘリ搭載能力を持たないフライト2の最終艦)が停泊している。

突然、上空に小形のジェット機が。ホーネット降りてきたかな? と思ったら、なんとNASAのT-38A(N967NA)だった。もちろん、エドワーズの機体なのでこの辺では珍品なのかな? 逆光なのは致し方ないところ。

1995年7月就役のアーレイ・バーク級11番艦、フライト1のラメージUSS Ramage DDG-61。

アンツィオの反対側に停泊するのは2002年11月就役、アーレイ・バーク級37番艦フライト2AのメイスンUSS Mason DDG-87。

キター! アーレイ・バーク級最新鋭、2005年5月就役の46番艦・フライト2AのベインブリッジUSS Bainbridge DDG-96。19世紀のブリッグ(帆船)、アメリカ海軍最初の駆逐艦DD-1、第1次大戦後のクレムソン級駆逐艦、そして世界最初の原子力ミサイル巡洋艦(当初はフリゲイト)、CGN-25と、名将ウイリアム・ベインブリッジの名を堂々継いだ5代目の襲名である。素晴らしい! しかし、同艦は最新の手持ちの資料では太平洋艦隊所属となっているが、まだ正式配備前なのだろうか、それとも変更になっているのかどうかは不明。

1998年2月就役のアーレイ・バーク級22番艦、フライト2の最初の艦であるマハンUSS Mahan DDG-72。現在でもアメリカ海軍の戦略の支柱である「マハン海軍戦略」を著したアルフレッド・セイヤー・マハンAlfred Thayer Mahanの名を継いだ4代目。

ここまで姿を見かけなかった、オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲイトの43番艦、ハウズUSS Hawes FFG-53。オリバー・ハザード・ペリー級のノーフォークへの配備数は2005年末現在の資料では7隻とのことである。

2001年3月就役のアーレイ・バーク級31番艦、フライト2Aのウィンストン S.チャーチルUSS Winston S.Churchill DDG-81。アメリカ以外の国籍を持つ人名を冠した数少ない(皆無ではない)例の一つ。

ウィドビィ・アイランド級ドック形揚陸艦の3番艦、1987年8月就役のフォート・マクヘンリーUSS Fort McHenry LSD-43。 同艦は2006年4月まで佐世保を母港としていたが、後任のトーテュガUSS Tortuga LSD-46と交代して本国に帰還した。母港はノーフォークではなくすぐ近くのリトル・クリーク(ノーフォーク交際空港至近で、同空港に降りる時よく見える)。マストにシートを巻いて整備中。

1998年12月就役のアーレイ・バーク級25番艦(フライト2の4番艦)のドナルド・クックUSS Donald Cook DDG-75(奥)と29番艦(フライト2Aの1番艦)のオスカー・オースチンUSS Oscar Austin DDG-79(手前)。ヘリ格納庫の有無で後甲板のラインが異なるのがわかる。

この先は補給艦、揚陸艦桟橋となる。まず姿を現したのは、現在は唯一の艦隊給油艦となってしまったヘンリー J.カイザー級の10番艦、1992年7月就役のビッグホーンUSNS Big Horn T-AO-198。艦番号からもわかり通りMSCの所属となるが、こちらは海軍艦隊補助艦部隊Naval Fleet Auxiliary Force所属で、基本的に艦隊に随伴する空母打撃軍のガソリンスタンドとして重要な存在である。

そして今回の最大の目玉かもしれない、2006年1月就役の最新鋭ドック形輸送揚陸艦サンアントニオ USS San Antonio LPD-17。オースチン級以来35年の間を置いて建造されたドック形輸送揚陸艦で、過去複数のタイプがあった揚陸艦の機能を1タイプに集約、徹底したステルス構造化を図ったまさに21世紀の揚陸艦である。満載排水量2万5,300トン、主機はディーゼル4基で4万馬力、LCACは2隻搭載できる。同級は現在3番艦まで就役済みで、最終的には12隻の建造が予定されている。

スプルーアンス級駆逐艦、アーサー W.ラドフォードArthur W. Radford DD-968で長らく試験を行っていたエンクローズド形のマストを実用化した、AEM/S(Advanced Enclosed Mast/Sensor)システム2基をはじめ、定石のV字に折った側面など徹底したステルス対策が本級の特徴。艦尾のウエルデッキゲート扉まで側面がギザギザに切ってあるが、あれもRCS減少対策か!?

タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦チャンセラーズビルUSS Chancellorsville CG-62のマスト中段に装備されたSPQ-9
前部マストトップの小さな座布団のようなレーダーはSPQ-9B水上目標捜索・追跡レーダー。
SPQ-9といえば、球状のレドームスプルーアンス級タイコンデロガ級に搭載され、5インチ砲Mk45の射撃管制を行うおなじみのレーダーだったが、このSPQ-9Bはレドームを排し、しかもパラボロイドから板状のアンテナへと変更された「軽量バック-トゥ-バック・スロッテドアレイアンテナ」と言われる新しいモデル。大仰なステルスマストの頂上で小さなプレートがクルクル回る様は、まるで那須与一の扇の的のようで、かなりユーモラスである。
しかし、この他の各装備品といえばブリッジウイングのSLQ-32A(V)2や、その斜め後ろと後部ヘリ格納庫上部に見えるOE-82衛星通信アンテナ、同じくヘリ格納庫上部の隅に見えるRIM-116・RAM21連装発射機、後部マストトップのURN-25TACAN(戦術航空航法)アンテナなど、おなじみのものが目立ちひと安心といった艦容ではある。

そしてこちらも注目の最新鋭、2006年6月就役の貨物弾薬補給艦、ルイス・アンド・クラークUSNS Lewis and Clark T-AKE-1。揚陸艦種と同様、従来の多様な補給艦を1種で代替する新しい類別の補給艦で、従来のキラウエア級給兵艦とマーズ級先頭給糧艦により行われていた弾薬と食料、また(補助的に)燃料の補給を1隻で行うため、満載排水量は4万1,000トンと従来艦種の倍以上になっている。主機はディーゼル・エレクトリックを採用しているのも米海軍としては新しい試み。艦名はアメリカ独立直後の西部探検隊を率いたメリウェザー・ルイスとウイリアム・クラークの2人の名前を合体させた異色のもので、アメリカ史の偉人を艦名のシリーズとしたラファイエット級戦略原潜に続いて2代目となる。

ワスプ級強襲揚陸艦、キアサージUSS Kearsarge LHD-3。1993年10月就役、最近横須賀でもよく姿を見る佐世保が母港の2番艦、エセックスUSS Essex LHD-2に続く3番艦である。素人目には空母と見分けがつかないが、揚陸部隊の中核として、ヘリコプターや必要に応じて垂直離着陸機(ハリアー)、艦内部のウエルデッキにはLCACを3隻搭載できる、海自「おおすみ」型の親玉のような艦である。

ついに軍港巡りは最後のどん詰まり、一番北のピア14までやってきた。ここでエリザベス川河口は終わり、東側は北のニューポート・ニューズとの間の入り江、ハンプトンローズを通って大西洋に通じている。昨年はドワイト D.アイゼンハワーとジョンF.ケネディ、カール・ビンソンの空母3隻並びという素晴らしいシーンを見ることができたのだが・・・昨日、降りてくる飛行機の窓から見た限りでは、1隻しかいないように見受けられた。さすがに世界最大の軍港、ノーフォークでも3隻並びは滅多に見られないか・・・

姿を現したのは、ニミッツ級原子力空母の2番艦、ドワイト D.アイゼンハワーUSS Dwight D.Eisenhower CVN-69。「スーパーウェポン」ブームの頃に子供時代を過ごした人なら、懐かしく思い出す名前だろう。1977年10月就役、当時数々の子供雑誌に取り上げられた最新鋭空母も、すでに艦令30年を迎えようとする大ベテランになってしまったが、最新鋭の9番艦、ロナルド・レーガンUSS Ronald Reagan CVN-76に至っても仕様の差異が少ないため、あまり古さは感じないかな? 満載排水量9万1,480t、全長332.9m、総乗組員は5,500人に達する大海上都市は、1隻で中小国の空軍力を裕に凌駕する戦力を搭載している。アメリカ海軍のすべての艦船は、この超大型空母を支えるために存在しているのである。
ノーフォークは同艦をはじめ、エンタープライズUSS Enterprise CVN-65、セオドア・ルーズベルトUSS Theodore Roosevelt CVN-71、ジョージ・ワシントンUSS George Washington CVN -73、ハリー S.トルーマンUSS Harry S. Truman CVN-75とアメリカ海軍が誇る大西洋艦隊の超大型空母5隻の母港であるが、もちろん各艦は各自で常時展開中なので、すべてが一堂に会することはない。昨年はアイゼンハワーに加えジョン F.ケネディUSS John F.Kennedy CV-67、カール・ビンソンUSS Carl Vinson CVN-70の3隻並びを見ることができたが、あれは極めてレアケースだったと思われる*2

ドワイト D.アイゼンハワーのアイランド。構成は最上段からURN-25TACAN、サンアントニオと同じSPQ-9B、その両側にOE-82衛星通信アンテナ、中段のものは恐らく衛星通信アンテナ、その下のリング状のものはIFF(敵味方識別装置)、下段マスト中央はSPS-67V対水上レーダー、右側にMk23TAS、アイランド上部がSPS-48E三次元対空捜索レーダーとなる。
昨年はここでロサンゼルス級潜水艦の入港に出くわしたのだが、今回はそのようなハプニングもなく、空母を前にして引き返した。帰りも同じ顔ぶれを前にして航行するので、行きに撮り逃がした艦艇をもう一度狙って、約2時間のクルーズは終わる。時刻は1300、今回のツアー、フネ編はいよいよ終わり!夕方にはオシアナに乗り込むことになる・・・

*1:載貨車両をそのまま走行してランプから乗船・下船できる船舶

*2:カール・ビンソンは本来太平洋艦隊所属の空母だが、2005年11月から約3年半におよぶ炉心交換や各部オーバーホール―RCOH:Regular Complex Over Haul―のため、ノーフォーク対岸のニューポート・ニューズ造船所にドック入りしている このため、現在の書類上の母港はノーフォークになっている