雨の秩父路を往く
え〜、今日は「あたし」から通常の掟プジョーことBlueforceに筆者が交代してお伝えします。
その後、結局何度も開閉試験を繰り返したらしいが症状は再発せず(まさに307CCの黄金のパターン、その名も「スタッフの前では再現性なし」!)、そのまま預けておいても何の解決にもならないので、電車に乗って引き取りに行って来た。
何度も前を通っている店だが、もちろん入るのは初めて。こちらももちろん(?)代車は出ないのだが、最寄りの駅からは遠いので頼むと駅まで送迎してくれる。先代オーナーの紹介ということで、挨拶をして予後の経過を聞く。実は、壊れた時に大騒ぎした後、今日はここでは直らないので・・・ということで帰ろうとなった時、トランクを閉めようと思ったらロックがバカになったらしく閉まらない。開けてみると、ちょうどロック金具の所のトランクフロアに、何やら黒いプラスチックの塊がいくつか。やや!因果は全然不明なれどロックも壊れたか!
しかし、トランクのドア側の爪を見ても、何かが欠けたようには見えず、しかし、ロックがかからないのは事実だし、黒い塊が・・・しかし、ディーラーのおじさんが上から「バタン」と閉めるのではなく、下まで降ろしておいてじんわり力をかけていくと・・・「カチャ」閉まった!?
意味が、まったく意味がわからない。首を傾げつつ走っていると、窓を閉めたところ一番上まで行ってすぐに半開まで戻ってしまう。パワーウインドウまで壊れたか・・・しかし、これは後から考えてみれば、屋根の角度がおかしくなっているために、閉まった時に異物感知をしてしまって降りてしまうのだろう。しかし、それはとりも直さず屋根が歪んでいる証拠でもある。
その点を店で聞いたところ、どこにも欠けたパーツはなく、トランク開閉もまったく支障はないとのこと。屋根も歪みはなく、ガッチリ隙間なくハマッておりました。まあ、いいんだけどさ・・・ちなみに、先代オーナーPJ氏が最初に店に連絡をつけてくれた時に、307CCでこのような事例があったかどうかを聞いたのだが(氏はまったく聞いたことがないと言う)、電話口では皆無ではない、との答えだったのだが、店に持って行ってみると、想定していた噛み込み方と違っていたようで、これは前例のない壊れ方ということであった。また俺もレアモデル引いたね〜。
車検も12月に控えているし、今後長らくお世話になるので、くれぐれもよろしくとお願いして、引き取ってきたが、まだ昼過ぎ、天気も良くそのまま帰るのはもちろんもったいないので、ここから手近で楽しいドライブ目的地・・・ということで、奥多摩か秩父を目指して走り出す。
結局、秩父に来てしまった。彼岸の墓参以来、半月で2回目。しかし、正丸を越えた辺りから、雲行きが怪しくなり、フロントガラスにもポツポツと水滴が・・・花見客で賑わう羊山公園周辺をはじめ、春先の秩父はどこも大渋滞。何のために来たんだか・・・まあ、彼岸の時に同居人は来なかったので、墓参りに行くか、ということで、まさに半月前と同じコースに。
もちろん、墓地は閑散としていたが、その分桜が満開。いつもは咲いていない時期なので知らなかったが、なかなかのモンである。しかし、まさか墓場で酒盛りしてドンチャン騒ぎするわけにもいかないだろうから・・・といいつつ、車をあっちこっちに停めて写真撮りまくるのもどうかと。
墓参りを終わった後、雨が本降りになってきた。分遣隊長は朝に駅までたっぷり歩いているので、もう散歩は不要。タイミングがいいと言えばいいのだが・・・この後、秩父駅前のそば屋でそばを食って、これも半月前と同じく雁坂経由で帰ることにする。ちょっとでも屋根を開けられることに一縷の望みを託して・・・しだれ桜で有名な清雲寺も横目で見つつ通過、三峰口の辺りでやんだので屋根を開けた。
こちらも半月ぶりの滝沢ダム、現在試験湛水中だが結構溜まってきたな〜。しかしオープンドライブもここまで、雁坂トンネルを出たところで今度こそ本当の本降り・・・
前半はオープン日和だったんだけどな〜。ボヤキつつも甲州街道を東進、上野原から高速に乗って帰ってきた。なんか、フラストレーション溜まるなあ・・・でも、最近神奈川方面ばかりなので(冬だということもあるのだが)、久しぶりにかつてのホームグラウンド、北多摩・秩父・山梨方面を走れて、楽しかったことも事実。早くぶとう峠を抜けて清里に行きたいね〜。
というわけで、屋根の方はとりあえず静観中ですが、このトラブル、岩国や竜飛で出られたら困るなあ・・・と。