清里・蓼科でS16&チワワオフ会開催
フネヒコーキ関係が一段落したこともあり、そろそろ高原ハイキングの季節。ということで、307CCのオフ会を兼ねて清里・蓼科に行ってきました。
今回は、昨年来コメントを頂いたことでネット上でお付き合いはあるが、まだお会いしたことのないS16乗りさんと初めてお会いするダブルS16の会。また、お互いチワワ飼いなので、車だけでなくチワオフも兼ねている。
週間予報では週末の天気が悪く、週半ばには諦めモードだったのだが、当日が近づくにつれて予報は好転し、当日は前夜睡眠2時間で起きてみたら陽が差している。さて分遣隊長行きますよ〜ということで、留守番の同居人を置いて0600出発。清里といえば、自分達だけならもちろん正丸―志賀坂―ぶどう峠経由で行くのだが、なにせ待ち合わせがあるものだから遊ぶわけにもいかず、素直に永福から高速に乗る。
中央道経由で首都脱出する時は、なるべくなら0530位に永福を通過して、0600までに八王子ICを通過すれば、深夜・早朝割引と通勤割引のダブル利用で最大200kmまで半額で走れる。が、八王子0600は正直きつい・・・案の定、今回も出発時点ですでに無理だったが、その場合はいったん八王子で降りてしまうのが得策。大都市近郊区間を利用することが前提の深夜・早朝割引は諦めて、八王子からの0600〜0900適用の通勤割引利用に割り切ってしまうのだ。利用限度の100km範囲は、八王子からだと韮崎まで。ここで降りてしまっても、後は下道を走っても清里まではいくらでもない。
というわけで、すでに0700近く、若干小仏、藤野付近で渋滞の萌芽が育っているようで気が急くが、高速料金半額には換えられないので一度八王子で降りてすぐに乗り直す。しかし、渋滞情報には出ていたものの、どちらも渋滞はまったくなく、快調に飛ばしてあっという間に韮崎着。天気はいいものの、適度に雲も出て陽射しも遮られ、非常に快適。
国道141号も本当に土曜日?というほどの閑散ぶりで、0930には約束の清泉寮に着いてしまった。待ち合わせの時刻は1000なので、朝早い出発のため家では食べさせて来なかった分遣隊長の朝食タイム。その後、しばらく腹ごなしで散歩などしていると、S16乗りさんご一行のご到着。さっそくご家族と愛犬、ぴのちゃんにご挨拶の後、山の中腹にあるスキー場のドッグランに行くことにする。
清泉寮から車で5分ほどのこのスキー場、ゲレンデの一角を仕切ってドッグランにしているのだが、この手のメジャー観光地では1頭1200円とか1500円とかが相場なのに、なんと嬉しいことに無料。遊具も何もないのだけれど、どうせ分遣隊長はドッグランに行くとほとんど歩かないんだし、無料は助かるな〜。
ぴのちゃんは1歳ちょっと、男の人には吠えたりするそうだが、基本的に人なつっこくて誰にでも寄っていくタイプ。同じチワワの飼い主ということが通じたのかどうか、私も吠えられることなく抱っこもさせてもらったが、面白かったのが分遣隊長の振る舞いで。
若い頃から飛びつくような勢いはないものの、いやむしろちょっと穏やかな方が好感を持たれると、それも計算の上なのか、尻尾をヒョコヒョコ振って誰にでも近づいて行くのが分遣隊長の戦法である。たいがいの人はこれで参ってしまうのだが、割と飛び回るような子がいる場合は、犬との付き合いはあまり興味がないだけあって、絡まないように(?)割と一歩引いて見ているのが常である。
そして今回、さすがに人間の年だと40に近いオバハンとしては、同じく人間換算で17歳のギャルと一緒になって愛想振りまいても勝てないと悟ったか小娘と同じ土俵に立つのも大人げないと思ったか、他の犬の飼い主が現れてもぴのちゃんが一目散に向かって行くのを静かに見つめるだけだった。「あら可愛いわね〜! あら、そちらの子はちょっと怖がりなのかな?」なんて、多分生まれて初めて言われたのでは。すっかり若いパワーに押されっぱなしのふうこ5歳の夏であった。
その後、スキー場のゲレ食でバイキングの昼食。外テーブルの一角に犬OKコーナーがあって、そこに陣取ったのだが、広い室内のスペースはものすごい人!どうやら実質バスツアーの団体客の昼食場所として営業しているようである。ガーッと押し寄せてバイキングに群がり、ガーッと帰ったと思ったらすぐ次が来て・・・入れ替わり立ち替わりいくつもの団体がやって来る。いちいち街中まで行って犬OKの店を探すのも、2台では大変だろうと手近に済ませたのだが、お味は・・・どうでしょうかね。ちなみに1人1300円でした。テーブルは広く使えるし、犬連れとしてはロケーションはいいのだが・・・
駐車場で催されていたジムカーナ大会を見物した後、本日は清泉寮にも街中にも寄らず、麦草峠経由で蓼科に抜けることにする。
まずはS16乗りさんに先行してもらう。307CCを眺めながら走るのはインド艦隊一般公開の時、ごつさんと城ヶ島まで一緒に走って以来のことだが、ここで今まであまり自分の中で評価が高くなかったバビロンが結構いい色であることに気づく。
以前赤系ではアデンをバビロンよりずっと高く評価したことがあったが、やっぱりバビちゃんの方がいいかも・・・特にリアから見た時の、形状と相まっての効果かもしれないが、そのしっとりとした暗めのメタリックな輝きが素晴らしい。実はS16乗りさんは私と車の好みやカーライフの境遇が似ている方で、このCCは先代の307SWを事故で廃車にしてしまって、その代替で昨年購入されたものなのである。やはり私と同じで、マニュアル好みであるのでS16の指名買いだそうなのだが、すでに選べるほどタマはなく、このバビロンしか残っていなかったのだという。いや、「残っていなかった」なんて贅沢な!充分いい色ではないですか、外装私と取っ替えて欲しい(またそういうこと言うとうちの車がヘソ曲げるから!)・・・でも、中はうちの方が派手だもんね〜!
今度は前後をチェンジ、私が先行するが、後ろから見るとこういう風に見えているらしい・・・自分の車が走っている写真を初めて見た。さて、ここまでずっと2台屋根を開けて走ってきたのだが、さすがに若干肌寒いこともありここで先行するS16乗りさん号停車、屋根をクローズ。S16乗りさんはご家族4人での参加で、後ろには娘さんが2人乗っているのだが、ここまでずっとオープンで走ってきたことが私から見れば驚ろくべきことである。
というのは、307CC購入を検討してここを読まれている方は特にこの点ご注意頂きたいのだが、この車大人が後ろに乗ってオープンで走るのはかなりきついのだ。サイドウインドウを上げれば前席はかなりのスピードで走っても快適なのだが(本当によく考えられていると思う)、後ろには風が直撃、60km/h位にもなれば息もできない。従って、3人乗れば出先でオープンにすることはほとんどないのだが、なるほど子供なら開けて走れるんだな・・・と納得。
車内を拝見しても、昭和初め生まれの標準的な体格のうちの親ですら、大人乗車ではレッグスペースはお世辞にも広いとは言えない(それでも206CCとは違い「乗車不可能ではない」のでまだ実用にはなっている)のだが、子供だったら前席をそれほど前に出さなくても余裕の広さだ。充分ファミリーカーとして使えるもんだな、と認識を新たにした。もっとも子供なんてあっという間に大きくなってしまうのだが、車の方も10年も20年も乗り続けるわけじゃなし、小学校高学年になる位で乗り換えるような長期計画で購入するのは手かも知れんね。
結婚して車を買って以来、最近は年に何度も来る清里だが、蓼科にはもう何年も行っていない。学生時代はツーリング、スキーといったらまず蓼科・車山だったのだが、なぜかパッタリと来なくなってしまったのだ。昔は芹ケ沢の難しい分岐とか目をつぶっても行けたのに、すっかり道も忘れてしまった・・・
麦草峠を通るのも17年ぶり位? 峠は眺望もきかず、大して景色も良くない所だが、一応停まって記念撮影。
白樺湖に降りてきたが、そのまま車山に向かう。そうそう、この景色!本当は大好きなのだ、だけどなんでか、理由はないのだけれど足が遠のいてもう15年以上・・・いいよね〜長野、いいよね〜蓼科。これからは足繁く通うからさ・・・頼むよひとつ。
最後にちょっとチワ達の散歩を、ということで、車山を通過して霧ヶ峰を目指す。実は・・・また「実は」かよ!という話だが、車山までは行ったことがあるのだが、霧ヶ峰は昔から行ったことはなかったのだ。かつてはビーナスラインが有料道路だったこともあり(セコ!)、なんとなく足を踏み入れなかったのだが、車窓からの景色は、それを悔やませるような絶景が続く・・・
昨年は車山のハイキングを計画したこともあったのだが、結局実現せずじまいで、軽くチワ達を歩かせながら望む八島湿原の方角に、今度はぜひ朝早くに来て分遣隊長とみっちり山歩きを!と思ったのであった。
その後、諏訪に降りてきて、夕食をご一緒するが、昼食のバイキングを食べ過ぎて、あまり腹が減っていないので、そばで軽く・・・との私の希望を聞いて頂き、S16乗りさんご存じの街道沿いのそば屋に向かったのだが、なんと最近火事になったらしくて、焼け落ちた姿のまま休業中! ということで、隣の小作に入る。
名古屋と東京、なかなかオフ会でも会う機会がない距離だが、そこはどちらもどうやら走り好き、長距離ドライブが苦にならないたちで、大体蓼科ならどちらからも200km足らず、2時間ほどで着いてしまうのだから手頃な距離である。また近いうちの再会を約束して、ここで解散。私はさらに小淵沢まで自走して、いつも立ち寄る「延命の湯」でひとっ風呂浴びて、さらに急ぐ旅でなし、深夜早朝割引適用区間の端である甲府昭和インターまで下道を走り、そこから中央道で帰った。
S16乗りさん、初めてご一緒できて非常に楽しいオフ会でした。奥様にも娘さん達にも、ふうこが好評だったようで、可愛がって頂きましてありがとうございました。また近いうちにお会いしましょう。ぴのちゃんにもよろしく〜