平成20年度海上保安庁観閲式パート2

Blueforce2008-05-19

平成20年度海保観閲式、(いつまで続くのかわからない)パート2です。
海保各船艇の後に続くのは関係機関船艇の参加各艦艇、まずトップを切るのは・・・

海自より護衛艦はつゆきDD122。昨年度末の部隊改編により地方隊がなくなり、同艦は長らく所属した第21護衛隊から第11護衛隊に所属替えとなった。上級部隊は自衛艦隊ではなく、護衛艦隊の直轄。

やっぱり灰色のフネはいいもんだなや〜。今では護衛艦でも小さい方から数えた方が早い「ゆき」型でも、こうして見ると実に堂々しているし、すれ違いざま栄誉礼を「プァ〜ッパパ〜ッ」とラッパの音と共に送るのを見ていると、やはり私のホームグラウンドはこっちだなあ・・・と。

次は水産庁の漁業取締船、東光丸

東京税関の監視艇「あさま」

横浜税関の監視艇「つくばね」

千葉県警警備艇「ぼうそう」

東京消防庁の消防艇「みやこどり」

例年参加する外国の沿岸警備隊からの参列船は、今年はロシア国境警備局から警備艇チュコトゥカが参加。武装タグボートというそうで、まあ見るからにそういうスタイルなのだが(クリヴァクIII級とか寄越さねえかなあ・・・)前甲板にあるのAK-230だろそれ!?

露天船橋のおっさん、栄誉礼の交換そっちのけでビデオ回しとるなあ・・・
さあここからは航空機の受閲が始まり、上と下の同時進行になるのですべてを撮影するのは難しくなる。押さえられた範囲での紹介となるが・・・

観閲船「おおすみ」と「ちくぜん」搭載のベル212「きんこう」「おおほり」2機で構成された第一群に続いて、第二群のトップは函館から飛来のシコルスキーS76C「くまたか」(JA6755)

第三群トップは鹿児島から飛来、最新鋭のアグスタ139「まなづる」(JA962A)

第四群、こちらも鹿児島からの参加、サーブ340「うみつばめ」(JA8952)

第五群、長大なスパンの主翼ウイングレットが印象的なガルフストリームV「うみわし」(JA501A)

と、上にばかり気を取られているわけにはいかない。前方の海面では消防艇による放水デモが始まった。まずは先程横浜港で我が「いず」の先に出ていった「ひりゆう」の豪快な放水。

2隻目は消防艇「よど」PC51。ここからは放水する水に色がつくが、もちろん自然環境に無害な着色料を使用しているとのこと。

海保消防艇「はまぐも」PC22、川崎市消防局の「第6川崎丸」の後に続く殿はまるで深海魚のような容貌の市川市消防局の「ちどり」。

フライパスして行った第一群、第二群のヘリがカラースモークを曳きながら一周して「やしま」の上を通過。

消防屋さん御用達のドーファンは3機が参加。東京消防庁の「つばめ」とフォーメーションを組んで飛んできたのは千葉市消防局の「おおとり1号」(JA03CF)。ヘリの連中もみんな機内からビデオ撮ってるな・・・

今はもう横浜市消防局とは言わないらしい横浜市安全管理局のドーファン、以前横浜市ヘリポートで撮ったこともある「はまちどり2号」(JA98YH)。

出ました国産勢!川崎市消防局のBK117「そよかぜ2号」(JA01KF)

・・・ア〜ッ!船から火が出てる! これは観閲式どころではありませんw、

ア〜ッ!人が海に浮かんでる! これはいよいよ観閲式どころではありませんwwww、

というわけで、観閲式はいったん中断wwwwwwww、洋上に投げ出された漂流者を救出するためダイバーを降ろすベル212「せきれい」(JA9565)。

ここで隊列は展示水域の東端に至り、観閲船隊は火災を起こしている船と溺者を回り込むように反転するのだが、完全な逆光のコンディション・・・もう1機、溺者救助に出動した「しきしま」搭載機のAS332L1 スーパーピューマ「うみたか」(JA6686)後方の陸上、前脚の右斜め下にネズミーシーの山(なんていう名前なの?)、さらにその直後方に葛西臨海公園の観覧車が直列して見える。すごいなあ、まさにファンタジーと現実の交錯・・・いや、こっちもファンタジーか!?

ピューマの後部は輸送ヘリではないのでカーゴランプこそ装備されていないものの、後下方監視用に円形のバブルキャノピーが設けられている。徐々に回り込んで西側から見るようになったので順光で撮れるようになってきた。

観閲船隊2番船、2005年に私が初めて観閲式に参加させて頂いた時に乗船した「おおすみ」をバックに溺者を収容して飛び去る「うみたか」。

燃えている船を遠巻きに見ているだけのチュコトゥカ。しかし、登舷礼をやっている乗組員が1人おきにカメラを構えているのが笑える・・・そういう登舷礼のスタイルもあるのかと思ってしまうほどだ。しかし、ご覧になっておわかりの通り、燃えているタグボートも「大隅丸」で、非常にややこしいwwww

ここで先程放水パレードを行った消防艇群が円陣を組んで大隅丸を包囲し、消防放水を始める(一部船艇の入れ替えあり)が、なんちゃって火災の船に海水をぶっかけるとシャレにならないので、遠巻きに水をかける「ふり」で納得いただきたい。

次は先程溺者を救助した「うみたか」が医務室を持つ巡視船「くりこま」に着船するデモも行うのだが・・・逆光から移行しているのにプラス補正を戻すのを忘れて全部ドオーバー(レッドオクトーバー!?)に!大失敗してしまいましたので、昨年の観閲式で「えりも」に着船する際の写真をご覧下さい。機体は変わらず「うみたか」です。

同じく昨年の様子で、着船後担架で溺者を船内に移送し・・・あ〜なんかERのロマノ先生思い出すシチュエーションやね〜、ちょっと怖いね〜・・・

訓練展示は次のステージに移行、サミット対策(テロ鎮圧)訓練が始まる。こちらは羽田常駐のピューマ「わかわし」(JA6806)がテロ被疑船を追跡して前方をフライパス。

・・・そして、鬼ごっこが始まるわけです〜! Go! fight!
いつまで続くのこのシリーズ!?