平成20年度海上保安庁観閲式

Blueforce2008-05-18

5月の後半は、毎年恒例海保観閲式ウィーク。
私も、事あるごとに海保は関心ネ〜、わからない、フネ見ても全部同じに見える・・・か言いつつ、参加させて頂くのも今年で3回目。いい加減勉強セェや・・・と自分でも思うが・・・
さて、土曜は地上班としてお台場で分遣隊長と参加船の「昭洋」と「つしま」の帰還、さらには晴海に帰ってきた観閲船部隊を見ていた私、本日は「いず」に横浜から乗船でェ〜!気合い入れてェ〜!
1000起床。
ハハハ、観閲式は出港が昼だから、観艦式みたいに0400前とかに起きなくてもいいんです。いつもの休みのようにゆっくり朝寝させてもらって、三京で赤レンガ隣のいつもの駐車場へ。
過去2回と異なり、今回は初めての横浜乗船である。もちろん、自宅から近く便利なのは晴海なのは言うまでもないが、出港すればすぐに観閲式実施海面に着いてしまう晴海より、ちょっとでも乗っている時間が長く、海ほたるなど景色も楽しめる横浜発の方がいろいろ楽しめそうだし、駐車場のキャパが小さく時間貸しの晴海に対して、満車の心配も(あまり)なく1,200円定額の駐車場が目の前にある横浜新港埠頭の方が考えてみたら便利だ。もちろん、観閲後の展示訓練は観閲官である国土交通大臣座乗船の「やしま」を基準に行われるのだが、まあ1隻前でもさして変わりはあるまい・・・

というわけで、本日お世話になるのはいつもあまりに鈴なりの乗船客が異様な光景を見せる災害対応仕様3,500トン型巡視船「いず」PL31。しかし、懐かしの裕次郎レパードを思わせるオープンカーでの堂々の重役出勤では(運転手の腹周りの貫禄だけは負けてない)、いいポジションはあらかた埋まっており、若干後方視界に難のある航海船橋甲板の後ろ寄りに陣取る。

私が参加するイベントには珍しく、抜けるような青空。過去2回の観閲式は、小雨もぱらついたりしてあまりいいコンディションではなかったので(なぜか2回とも展示訓練の時は晴れたが)、有り難いが気温はジリジリと上昇・・・早く出港してくれないことには空気も動かないしとても露天に居られない。1154、いつも「白鳥の湖」をBGMにクルクル踊る消防船「ひりゆう」FL01が先に出港して行く。

そうしている間、上空には飛行船ライトシップA-60+「ニッセンスマイル号」(JA12ZP)が行ったり来たり。いろんな乗り物があるもんすね。

出港予定時刻1200を若干過ぎ、いよいよ出港。このテのが一番わからない(全部漁船に見えるんですが・・・)、「ちくご」PM90を横目に行って来まっす!

ノースピアには先日思わぬ所でお見かけしたコリーちゃんが。

ベイブリッジをくぐるのは一昨年の観艦式以来となる。動き出せば、空気も適度に冷たく爽快な東京湾内遊覧だ。横浜港を出れば、いつもは右に針路を取るが、今日は初めて左側、東京湾の奥に向かって進むことになる。

進出行程の中ほど、中ノ瀬航路が合流する場所をちょっと進むとアクアラインの上を通過する。海ほたるも北航船からならばおおよそ1,200ヤードほどか、手に取るような近さだ。駐車場までのランプにびっしり車が詰まっているのも見える。ここも意外に東京港入港艦船撮影に使えるかも・・・

前方を見れば、実施海面の一帯にはすでに受閲船艇がいろいろな方向を向いて停泊して(進んで)いる。遠く千葉寄りの方向には一目でわかる海自「はつゆき」の姿も。時々ヘリや巡視艇が併走して、軽くアトラクションをやっては去って行くのだが、その中でも一際受けたのがこの「のげかぜ」CL114による「アッー!」の実演!? 左側のトッキューさん、ただぶら下がってるだけじゃなくてガンガン懸垂やってるんすけど、うちのサーバに入っている写真(に留まらずポジやネガも含めてすべて)に男のワ○毛が写ってるコマは多分これ1枚だと思います・・・イラネ〜!(>_<)w

出港後小1時間で、横浜出港船と晴海出港船の会合点である東京灯標に到着、こちらが先着なのでしばし待機となる。ここまで来れば、目の前には先日のフランス艦隊来航で何度も通った若洲海浜公園はすぐ目の前、右に視線を移せば分遣隊長の第三哨戒区・葛西海浜公園、さらにネズミーシーの火山も・・・対照的に左側は東京都の最終処分場のゴミの山。ファンタジーと現実の出会う場所、それが東京港若洲・葛西沖なのだ。

待っている間も羽田にアプローチする旅客機がひっきり間なしに飛び去って行く。真上を通っていたJALのA300B4-622R(JA8559)。

1400過ぎ、晴海出港組の観閲船隊3隻、「おおすみ」PH03(第十管区・鹿児島)、「ちくぜん」PLH06(第七管区・福岡)が姿を見せ、一度左舷側に並ぶ。観閲船の「やしま」(第三管区・横浜 国土交通大臣海上保安庁長官座乗)は最後の出港となるので、後ろからついてきて先導船である我が「いず」の後ろにつける。いよいよ観閲海面に移動、再び動き出せば「おおすみ」と「ちくぜん」は「やしま」の後ろにつき、4隻での単縦陣が完成、針路090を取る。

1430、遠く市原・姉ヶ崎のコンビナートを望む真東の海面に、真っ白い単縦陣が姿を現した。1435、いよいよ平成20年度海上保安制度創設60周年記念観閲式の始まり〜!

まず、世界最大の沿岸警備船、「しきしま」と、「そうや」、「こじま」の第一小隊堂々の姿をご覧あれ! しきしまが目前にいっぱいに広がると、乗船客からいっせいに悲鳴のような歓声があがる。それほどしきしまは、威風堂々としているのだ。
■第一小隊

1番船 しきしまPLH31(第三管区・横浜 巡視船船隊指揮官座乗)

通り過ぎるしきしま

2番船 そうやPLH01(第一管区・釧路)

3番船 こじまPL21(第六管区・呉)

4番船 くりこまPL06(第二管区・宮城)

5番船 こしきPL123(第十管区・鹿児島)
■第二小隊

1番船 昭洋HL01(本庁海洋情報部)

2番船 つしまLL01(本庁交通部)
■第三小隊

1番船 おいらせPM23(第二管区・青森)

2番船 きりしまPS04(第十管区・宮崎)

3番船 かむいPS05(第一管区・江差)
■第四小隊

1番船 せとぎりPC12(第六管区・今治)

2番船 しののめPC17(第四管区・鳥羽)

3番船 たつぐもPC215(第七管区・対馬)

4番船 しらはぎCL125(第二管区・宮城)

5番船 しやちかぜCL38(第四管区・名古屋)
この後は関係機関船艇の参加各艦艇に移るが、すでにフリーズ寸前のPhoto枚数になっているので、パート2以降に続きます・・・何回シリーズになるんだこれ!?