2008年5月28日のひゅうが君とたちかぜ君


まず、完全な膠着状態?に陥って昨年11月からまったく動きの見られないしましまかぜこと退役ミサイル護衛艦たちかぜ(と、以前呼ばれていた船)。この一角、完全に時が止まったように静まりかえっており、なにやらうすら寒い空気すら漂っているのだが・・・

▲クリックで大きくなります)海岸線を丹念に舐めるように走って行けば、当然次はこのフネに行き当たる。ひと月ぶりとなるひゅうが君だが、トップライトの時間帯にもかかわらず午後から若干雲がおおくなったおかげで、真っ黒につぶれずに姿が収められた。前回フライトデッキを覆っていたテントはすべて取り払われ、アイランドの再塗装も終わったようだが、今回大注目なのは新規に据え付けられた各種アンテナレドーム

まず、メインマスト下段に設置されたのは、スーパーバード? しかし同アンテナと思しきものはすでに第1煙突の後部に見られ、球形の曲率が微妙に違うような気もするので(そして同じ用途のアンテナをこんなに近接して2基置く必要もないように思われるので)違うかもしれない。そして、アイランドの前後に設置された大形のレドーム。さすが艦隊旗艦、あり得ない大きさのレドームだ。これいったい何!?  既知のアメリカ海軍のどの衛星通信アンテナレドームとも似ているようで違うし、もちろん海自の艦では初めての装備だ。どういう規格なのだろう。
また、煙突からの排気だが、見ての通り第2煙突からは陽炎が出ており、すでに恒常的に主機または補機を動かしている様子が窺える。まあ、もう艦内の電源系統も外部からの供給でなく自前の回路で賄わなければならない頃だから、当然のことではあるが・・・