観音崎の愉快な仲間たちPartII

Blueforce2008-11-01

なぜか、火曜に来たばかりなのに、また観音崎にいます・・・
といっても、本日は特に何があるわけではない、親が分遣隊長とどこかに行きたいというので、CCで連れ出すことにしたのだ。親的にはなんか山の方に行きたかったようなのだが、そこは主催者権限でw、天気もいいし海の方が気持ちいいよ、とのことで三浦半島に決定。三連休の初日につき、下手な所に行くと帰ってこられないようなドツボにはまる危険があるが、観音崎ならばそれほどひどい渋滞にも巻き込まれまい。というわけで、ヌル〜く浦賀水道航路監視の旅に・・・

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駐車場に車を入れて、磯を歩いているとまず一発目、ホーグの自動車運搬船、HOEGH BANGKOKが北航。なんか、左舷に大きく傾いている? 水平を出すとものすごく画面が傾いているような不自然感が・・・はるか後ろには羽田にアプローチするANAの747が。

火曜の土曜であるから、灯台の切符売りのオバチャンも「あら?また来たの?」ええ、今日は趣味活動でなくて単に観光です・・・上に上がって400mmで対岸を覗くと、山の上にマザー牧場がくっきりと見える。観覧車、牛舎やサイロ、右に見えるのはジンギスカン食堂か? そうね〜こっちから見えるってことは、向こうからも丸見えってことですね、マザー牧場から見る空母ってのも母つながりでオツなもんかも知れんね。本日は本当に天気が良く、東京方面を見渡せば東京タワーまでくっきりと見えた。

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機内に隊員満載?の海保スパピュー、おなじみ「わかわし」(JA6805)が間近をフライパス。おお、フネだけじゃなくいろんなもんが来るもんだな〜。こりゃ来た甲斐があるってもんだ・・・

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そして、次に来たビックリ乗り物は・・・珍しく間近を走ってきた東海汽船ジェットフォイル、「セブンアイランド 夢」。通常同船の航路は浦賀水道航路の東側なのだが、西側を通って行くのは久里浜に寄港したため。45kt近くになる高速で航行する「セブンアイランド」シリーズは、最大速力12ktに制限されている浦賀水道航路を航行することができない。逆に、12ktで艇走してしまえば当然水中翼船の高速力というメリットは失われてしまうので、喫水の制約も他の排水量形船舶に比べて小さいこともあり、航路の外を突っ走って行くのだ。

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400mmで入りきれないほどの大きさ!

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観音崎を回り込んで湾内に入った「セブンアイランド 夢」は、すぐに舵を大きく右に切って浦賀水道航路に対して直交する姿勢になり、中央第3灯標と第4灯標の間を豪快に横切って行く。東京マーチスと連絡を取って、前後に支障となる大形船舶がいないのを確認したら、最小時間で航路を横断するための措置だ。航路を渡り終えたら、今度はそのまま走れば富津岬に突き当たってしまう。再びフルステアで左回頭、第1海堡と第2海堡の間を抜けて行く。手前に写っているのが同船の軌跡だから、どれだけ急角度で曲がっていくかがおわかりいただけよう。

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こちらは所定の航路である浦賀水道航路東側を北航して行く「セブンアイランド 虹」。休日は夕方にこの「セブンアイランド」シリーズが10分間隔で続行するが、神津島始発で各島を丹念に寄って最後は久里浜に寄港する先行便に対して、大島―竹芝ノンストップのこの便はわざわざ航路を横断する必要はない。灯台から見てほぼ方位090、東京湾観音と一直線上に並んだところ。

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陽もすっかり傾いた1630前、下に降りて磯に戻ってきたところで、予期せぬ大物が通過!
一見何も変哲のないRORO船だが、このグリーン・コーブGREEN COVEは一般の自動車輸送の本業の他に、契約で米軍関連の輸送業務を請け負うことが多いことが知られている。MSCの船ですらないので、別に米軍ヲチャーでもない私はもちろんノーマークの船だが、思わぬ所で無欲の勝利〜! 親はなんでこんな船見て興奮して撮りまくっているのか全然わからないだろうが・・・

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今度こそ本当のオーラス。東京港じゃおなじみの沖縄・鹿児島からの使者、マルエーフェリーの「フェリーありあけ」が北航。有明入港定刻が1600だから、だいぶ遅れてる?

親が、せっかくここまで来たのだから何か旨いもの食って帰りたいというので、それなら・・・と三崎まで足を伸ばす。
ちょっとタイミングを逃して、夕焼けもおさまってしまった三浦海岸を通って三崎の中心街、ロータリーの所までやって来た。以前から評判を聞いていて、一度(スポンサーがついてくれれば)入ってみたかった鮪料理の「庄和丸」に。

といっても、私も・・・そして親も、マグロが大好物というわけではない。いやもちろん嫌いなはずはないのだが、三度の飯より?好きというわけではない、という話。というわけで、私は刺身定食2,625円也を注文、親はよせばいいのにその名も「まぐろ三昧定食」を注文、赤身中トロ大トロがこれでもか!という程マナ板の上に踊る惨状に目ですでに腹がいっぱいになってしまったらしく、予想通り各3枚位ずつこちらに負担が回ってきたwwww そんなにマグロばっかり食えねえっすよ!
いや〜、他の刺身も新鮮だったし、半年分位の生魚を食ったかも・・・というわけで、趣味活動の合間、秋の一日は暮れていったのでございます。