映画「ファイナル・カウントダウン」
最近やってる世界陸上のCM、BGMが「ファイナル・カウントダウン」のメインテーマで、流れるたびについ反応してしまう。
本当に音楽の出来は良かったようで、一頃のようにテレビで昔のアニメのBGMをあまり聞かなくなった今でもこの映画のサントラはよく使われている。もう四半世紀も経つのに、「映画史に残る名曲」百選があったら入れて欲しい位だ。
んで、日に何度か聞いているうちにどうもこっちもムラムラと催してきて、何年かぶりにビデオを出してきて見てしまった。久しぶりに見たらビデオ版は画面に傷なども多数あり、トーンも今にして思えばよくテ●東で昼下がりにやっているような古くさい洋画、といった趣になってしまっているが、こんな映画史的にはB級作品に出てくるわ出てくるわ超大物俳優と(キャサリン・ロスは本作品辺りが最後の出演作なのでは?)、負けず劣らず夢のようなヒコーキ群に、今でもテレビの前で「ウオォォォ〜」とか「ムヒョ〜ォッ」とか声をあげてしまう。厨房当時はフネのことはよう知らんかったのだが、今見れば桟橋に並んでいるのはチャールズ F・アダムス級ミサイル駆逐艦だし、タイムスリップの嵐の前で引き返す随伴艦は原子力ミサイル巡洋艦カリフォルニア CGN-36と、こちらも貴重な記録である。静止画にエンドロールが延々と流れる作品ばかりのなかで、それだけでも見る価値のある、一幅のプロモーションフィルムを見るような素晴らしいエンディングも忘れられない。
アメリカ海軍が(私が思うに)一番輝いていた頃の貴重な映像記録として、今の若い連中にもぜひ見て欲しい映画なのだが、ビデオは当然ながら絶版。しかし、先日待望のDVDがリリースされ、うちもプレーヤーも導入したことだしいっちょ買ってみようかと思い売り場に行ってみたら、まだ価格がこなれていないようで6,000円! すごすごと退散してきた。しかし、DVD版には日本版予告編などの特典もあるということで、早晩購入せねばなるまいな、と。誕生日プレゼントにでもするか・・・誰か私にプレゼントして!待ってます。
またここでトムキャットの話を書くと、以前のVF-31の巻のように異様に長くなってしまうので、サラリとPhoto紹介に。映画に登場するドクロ旗を描いたマーキングで有名なVF-84、ジョリーロジャースの写真などあるわけないので、1995年に解散してしまったVF-21、フリーランサーズの初来日時の姿をどぞ。