カールスクローナ公開決定

HSwMS Smaland J19 in Goteborg

世界一周クルーズ中のスウェーデン海軍の機雷敷設艦練習艦、カールスクローナ HSwMS Carlskrona M04の晴海寄港日程がやっとスウェーデン大使館より発表された。
同艦は2004年1月21日に母港カールスクローナを出港後、士官候補生養成のための6月6日までの東回り世界一周航海の途上日本に寄港するもので、来日は1986年12月、1994年3月に続いて3度目となる(ひょっとしたらもう1回あったかもしれない)。予定では19日に釜山入港となっている。
一時期のジャンヌ・ダルクのような、もうアンタ来なくていいよと言いたくなるような常連がいた頃を知る人間としては、ただでさえ来航艦艇が貴重になっているうえ、同艦は近年は今年こそ今年こそと皆が期待しながら、何度も肩すかしを食らっただけに、また私としては馴染みの国のフネということで、来日には特別の感慨がある。
とはいうものの、昨年はエスメラルダとデワルチ以外一般公開が皆無だっただけに、どうせ今回もと諦めてはいたのだが、瑞大使館からのリリースでは事前申込者に限り寄港中の27日に一般公開を行うとのこと。

http://www.swedenabroad.com/pages/calendarlist.asp?id=4329&eventid=33198&showperiod=month-2005-3-25

メールで送ればOKだというので、迷わず送信しておいたが、これは新しい方式だな〜。でも、実はこの方法、いいかも知れんね。
来航艦艇って、時々新聞の東京版に穴埋めで紹介されたりして、そんな時は長蛇の列ができるのだが、こんなにセキュリティにうるさいご時世にはあんな人数対応できるわけがなく、さりとて来航艦艇には親善、国際交流という側面もあるので、いつまでも「一般公開はありません」で通るわけもない。そんなら目の毒だから横須賀にでも入れろっての。ス国はご存知の通り世界の平和を司る永世中立国なので、はっきり言って軍艦を爆破しようなどというバカは1人もいない(はず)。一般公開は先方の強い希望だと思われるが、受け入れ側としてはうるさく言うしかないので、双方納得の解決法だったのだろうが、もう私らも昔のような平和な時代は未来永劫訪れることはないと覚悟しているので、今後はこの方式でやっていただければ文句は申しませんが・・・

ちなみに、ス国艦艇を訪問するに当たって最低限覚えておきたい言葉を。
こんにちは=Hej(ヘイ)またはHejsan(ヘイサン)  ありがとう=Tack sa mycket(タック ソー ミッケ)  さよなら=Hej da(ヘイ ドー)  よい旅を=Ha trevlig resa(ハー トレーヴリッ レーサ)
 
彼の国の方は日本でいうと津軽人みたいなもんで、シャイで口数が少ないですが、英語も通じるしガンガン話しかけていくとうち解けて来るので、皆さん頑張って北欧美男美女を落としてみてください。
・・・こんな能書き垂れておきながら、実は同艦には過去の来日時いつも乗り損ねているので、Photoはヨーテボリの海洋センターで記念艦として保存されている駆逐艦スモーランド HSwMS Smaland J19の上甲板の風景を。(あいさつ講座、艦名ともにウムラウトは表記していませんので正確な綴りではありません)