VFA-211"チェックメイツ"と私

”Nickel 100”(Bu.No.165795) superso

VF-211(現VFA-211)"チェックメイツ"。尾翼に鮮やかな赤白のチェックを描いたマーキングが人気の高い、アメリカ海軍の戦闘飛行隊である。現在は解散してしまったが、長らくシスタースコードロンとして共に行動したVF-24"ファイティング・レッド・チェッカーテールズ"と並び、F-8からF-14に転換した唯一の実戦飛行隊としても知られる(機種転換飛行隊も含めればかつて"クルセーダーカレッジ"とも呼ばれたVF-124も該当)。
実は本隊2003年9月19日の日記にある通り、私が見た初めてのトムキャットは1985年の横田オープンハウスに展示された同隊の機体である。また、厨房の時に初めて作ったトムキャのプラモデル、キット付属のデカールはVF-1だったが(もう1種類なんだったっけ?)、わざわざ買ってまで貼ったのが今にして思えばVF-211だった。懐かしいね〜、ハセガデカール。まだマイクロなんて知らない子供だったが、目先を変えたい、というよりその美しさに惹かれ選んだのだ。それほど好きだった。PACの中ではVF-111に次いで好きな飛行隊かなあ。
今回オシアナで、展示はされていないが昔の厚木みたいにエプロンの一角に見せるともなく駐機している飛行機群のなかに、本邦初公開となるVFA-211のスパホ、それもダブルナッツを発見。トワイライトショーだったので、ロープの支柱に厳重にカメラを固定して、3秒位のスピードで慎重にシャッターを切った(それらはしつこいようだが全部なくなってしまったのだが)。どうせ飛ぶわけないと思っていたので、手前に邪魔な車や消火器などがあったのだが、夢中になって何枚も撮った。
さて、トワイライトショーではショボイながらも花火も打ち上げられる。さみだれのようにポン、ポンと打ち上げられる花火をVFA-106のスパホの尾翼越しに撮っていたら、隣にいた黒人のお姉さん(みんなERのキャラみたいに見える)に「写真撮ったの?ちょっと見せてよ」と言われ、モニタで見せてあげた。「ワオ!きれい!これ、ちょうだいよ」いいけど、どうやって?ああ、ふうこの名刺があったのでそれを渡して「このサイトにアクセスすればメール送れるから連絡してよ」「ワンダフル〜!実はアタシVFA-211の所属なのよ」「マジッスか!オレが最初に作ったトムキャットのプラスティックモデル、チェックメイツだよ」「So cool!Tシャツ送るわ」なんて話して、写真を送る約束をして別れた。
さて・・・どうしたもんだか。まだメール来ないけど。
今でこそLANTの飛行隊となってしまい、現在は第1空母航空団・空母エンタープライズUSS Enterprise CVN-65搭載の同隊だが、創設以来PACの飛行隊としての歴史を歩んできたため、やはりテイルコード「AB」は似合わん。以前にも書いている通り、趣味のキャリアが一番充実していた時の組合せが一番似合うと思っているので、その説によればチェックメイツにはやはり第9空母航空団・テイルコードは「NG」、空母はコンステレーションUSS constellation CV-64が黄金のコンビだろう。実際このマーキングは、ロービジでグレイになってしまっても、ラダーいっぱいのチェック模様と大きなテイルコードは似合っていた。私が見たときは、もう空母はキティに、テイルコードもチェックも小さくなってしまっていたのが残念。
というわけで、土日は結局飛んでくれた、本邦初公開のチェックメイツ、ダブルナッツに施された新マーキングをご覧下さい・・・あっ!肝心なところが変なものに隠れちゃって見えない!