岩国オープンハウス顛末&展示機リスト

a tail corn of F-4EJ

前夜は疲れ果て、汗でベタベタなのにもかかわらず風呂にも入らずに寝入ってしまったのだが、目覚ましを0530にセットしておいたのに、起きたら0630過ぎ! なんでなんで!? 爆睡で気がつかなかったのか? 慌ててシャワーを浴び、支度もそこそこに飛び出す。
寝坊したおかげで、昨夜駐車場の出庫時刻が0700からというので悩んでいたのが、もう迷う必要もなく車で行かなければ間に合わない時刻だ。しかし心配は杞憂に終わり、広島港まで10分ほどで到着(こんな早朝からフラフェス渋滞もあるわけないがな)、駐車場もまだガラガラ。ま、岩国ツアーだけで満車になるわけもなかろう。しかし、入口には本日は岩国ツアーの車で混雑するので覚悟しておけ!という貼り紙がしてあった。要するにあまり我々だけでいっぱいにしないでね、ってことね。

無事受付を0730に済ませ、ツアーのチャーター船「第8はつひ」は0800出発。こちらを今日書くと長くなるし、こちらはこちらで旅行記としては面白いので、日を改めて紹介したいと思います。で、宮島を眺めつつ約1時間50分、沖合展開事業が進む在日米軍再編問題のニュース震源地、岩国基地桟橋に到着。一応撮影禁止と念を押されているし、ここでトラブルになってもつまらんので写真は撮りませんでしたが(エヘヘ)、岸壁の上には海軍の揚陸艇、LCM-8が置いてあった。これって、LCM-8級のネームシップ(?)でしょう? またいきなりレアなアイテム・・・撮りたい・・・
瀬戸内を走り回る小形フェリーゆえ、接岸はお手のものだが、岸壁では乗降口との高さが合わず、タラップを渡すのに手間取って、15分ほど待たされる。ツアーの船は他の業者も含め何隻もいるので、会場までバスが何台も出てピストンを行うが、待たされて上陸した挙げ句にちょうど出払ってしまったところに当たってしまい、こちらでも10分ほど待たされる。なんだかんだで30分ほどのロス、おかげで304隊のイーグル飛行航過はバス待ちの時に見る羽目に。撮影コンディション上は問題ないのだがいかんせんまだ撮影禁止の岸壁の中・・・続く301隊のファントムはバスの中で指をくわえて見送らざるを得ず、使えないツアーの行程に沸々と怒りが・・・ま、この辺はフェリーツアー編で書くので、来年の利用を検討されている方はそちらもご覧下さい。
さて、今回の展示機は・・・
アメリ海兵隊
VMFA-212(岩国)のF/A-18C(WD000/Bu No.164900)
VMGR-152(普天間)のKC-130F(QD573/Bu No.147573)
MCAS IWAKUNIベースフライトのUC-12F(Bu No.163558)
正確には海兵隊機ではないですが・・・岩国飛行クラブのセスナ・スカイホーク(N280DG)
アメリカ海軍★
第5空母航空団より・・・

VFA-102のF/A-18F(NF102/165882・NF106/165888―飛行展示を実施 2機ともデモ機エリアに駐機)
VFA-27のF/A-18E(NF201/165861)
VAQ-136のEA-6B(NF502/Bu No.159585・NF503/Bu No.158811)
VAW-115のE-2C(NF600/Bu No.165301)
その他部隊
VFA-97(岩国・本国リムーアよりMAG-12ローテーションに展開中)のF/A-18C(テイルコードなし・モデックスは200/Bu No.163444)

VFA-97は2機が海側のエプロンに駐機しており、これが4日・5日の両日、地上攻撃のデモを実施した。モデックスは206・207,シリアルは不明(無念・・・読めませんでした〜)。207はフックランディングを実施。

HSL-51(厚木)のSH-60B(TA710/Bu No.163240)
VP-1(本国ウイドビィ・アイランドより嘉手納に展開中)のP-3C(329/Bu No.不明 尾翼にうっすらとVP-10のコード「LD」が残るため、各種資料より157329と推定)
アメリカ空軍★
51FW/36FS(韓国・鳥山空軍基地)のF-16C(89-0020・51FW司令機 90-0771)

35FW/14FS(三沢)のF-16C(90-0820―4日・5日の両日飛行展示を実施、4日は2回行った  92-3886―飛行展示スペアと思われる 2機ともデモ機エリアに駐機)

51FW/25FS(韓国・水原空軍基地)のA-10A(80-0244 80-0253)

航空自衛隊
304飛行隊(築城)のF-15DJ(82-8066)
301飛行隊(新田原)のF-4EJ(77-8400)
301飛行隊(新田原)のT-4A(76-5757)
6飛行隊(築城)のF-2B(43-8127)
13飛行教育団(芦屋)のT-4A(16-5799)
403飛行隊(美保)のC-1(58-1011)
12飛行教育団(防府北)のT-7(46-5919)
海上自衛隊
71航空隊(岩国)のUS-1A(9084 飛行航過を実施)
71航空隊(岩国)のUS-1A(9090)
91航空隊(岩国)のUP-3D(9163)
91航空隊(岩国)のU-36A(9205)
111航空隊(岩国)のMH-53E(8624)
防衛庁技術研究本部のUS-1A改(9902)

陸上自衛隊
第5対戦車ヘリコプター隊(明野)のAH-1S(73404)
第5対戦車ヘリコプター隊(明野)のOH-6D(31277)
中部方面航空隊ヘリコプター隊(八尾)のUH-1H(41687 リベリング降下展示デモを実施)
ブルーは1350過ぎに離陸、まだスパホのデモをやっていないのに、大トリか!?との危惧が・・・4日に比べ若干薄雲が広がり、風も吹いているのでスモークのコントラスト&残っているかどうかが若干心配だったが、フライト自体は2日とも絶好のコンディション。私が参加するヒコーキ関係のイベントでこれはあり得ないネ・・・地獄の2004年百里を逆に思い出す。

上方開花も美しく決まった。

このようにスタークロスもばっちり。吹き流されるどころか、前の上方開花がまだ残ってしまっている。

さて、今日はやらないの?と心配されたスパホのデモだが、ブルーが着陸してエンジンを落としたその瞬間にエンジン始動という憎い演出、もうちょっと間を開けてくれたら一般客はゾロゾロ帰りだして撮りやすくなったのだが、皆足が停まってしまった。冒頭の写真のようにハイレートで上がり、そのままダーティロール、後は前日と同じようにパワフルなデモを実施したが、若干時間が短かったような・・・。

というわけで、1506着陸、これで戦闘機系のデモはすべて終了となった。こちらは朝にコンビニで買ったサンドウィッチ(しかもグシャグシャに潰れてとてもサンドウィッチに見えない代物)で超遅い昼食を取り、朝より天気も良くなったので、もう一度展示機を撮り直す。フェリーの出発時刻は1700だが、シャトルバスの出発時刻は1620、時間は1時間足らずあるものの、撮り直したりしていたらあっという間に時間切れとなり、早々に会場を後にした。
こうして、18年ぶりとなる岩国オープンハウスは終わった。結局展示機の目玉はVFA-97のダブルナッツ位で、地元海兵隊機の展示はあまりに期待はずれ、900kmの道のりをはるばる行くほどのものか、というような品揃えではあったが、まあたまにはオープンハウスの雰囲気を味わうにはいいかな・・・厚木は行きたくても行けないんだし、米軍じゃないと萌えない体なもんで。
びっくりしたのは、会場内に結構犬連れの人がいたこと。最初はどうせコネのある地元関係者かなんかだろう、と思っていたのだが、どうもそういう感じではなさそうだし、他にも何組も見かける。そのうちの1人を捕まえて聞いたところ、荷物検査でも何も言われないですよ〜とのこと。やはり田舎はのんびりしてるもんだ・・・もちろん、911までは首都圏の基地でもペットなんて問題にされることはなかったのだ。一度厳しくしてしまうと元に戻ることはなさそうだから、もう横田とか横須賀では諦めるしかないだろう。というわけで、来年はふうこを連れて来ようかなあ・・・と早速企んでいるところ。