激祝!ヨシムラ27年ぶり8耐制覇!

Blueforce2007-07-29

行って来ました、11年ぶりの8耐
2ちゃんに本隊のリンクが貼られているのを偶然発見したのがきっかけで、本当に思いつきで企画した今回の鈴鹿行きだが、行って本当に良かった! なんたって、ヨシムラの27年ぶりの優勝の瞬間に立ち会うことができたのだ。
とにかく、11年ぶりの浦島太郎なので、レギュレーションや式進行次第など昔から変わっていることも多く(今クイックチャージャー使わないらしいな!?知らんかった!)、だいたい人人人で座る場所もなかった頃から考えると異次元のように空き具合など、時の流れを感じることも多かったが、なにせかつては通い詰めた場所で土地勘もあり、なによりあの懐かしい空気感が全盛期の頃と変わっていなかったのが嬉しかった。

そんななかで、私が通っていた80年代末〜90年代初期に、あれだけ勝てなかったヨシムラの、34番がポールは獲れなかったがスタート直後から1位で以降独走、そのまま優勝! 一時はすっかり中堅チームの一群に埋もれてしまったかに見えたが、日本の、いや世界の2輪コンストラクターの雄、ヨシムラが遂に復活の狼煙を上げたのだ。シュワンツやポーレンが乗っていた頃、非力な油冷エンジンに苦しめられ、最大のチャンスであった89年にはガス欠でリタイアを喫し・・・長かった、ここまで本当に長かった。願わくば、私の知っている世代のGSX-Rの頃にシュワンツや辻本、ポーレンのライディングで勝つのを見たかったが(ゼッケンも34番なのだから)、今それを言うまい。

もちろん、本来はこちらが主目的、リバイバルランに参加した懐かしの各マシンも、たっぷり撮ってきた(それだけでいきなり80枚位撮っている)。私が通い始める1年前、リアルで見たことはないウイマー/マギー組の87YZF750を、目の前で見ることができる感激よ。

そして、決勝前のセレモニー、80ヨシムラGS1000Rに辻本聡、81ホンダRS1000Rに宇川徹、87YZF750に平忠彦、91ホンダRVF750ワイン・ガードナーが乗ってのリバイバルラン、貴重なマシンだし皆さんお年を召されている方もいらっしゃいますので、本気汁の走りは見られなかったが(それでもガードナーは2周目けっこう攻めていた)。こちらも堪能させて頂きました。レストア前のボロボロの姿を知っているGS1000Rに辻やんが乗って目の前を往く・・・マシンとライダーの組み合わせは正確には違うのだが、メットも懐かしのヨシムラで、爺さん感無量・・・!辻やんまた8耐出て〜!
最初はリバイバルランのオマケのようにあまり興味もなかった本選、一応ゴールまでは居るつもりだったのだが、それまで後ろの方に下がって8時間寝ていようか、どっか鉄でもしに行くのも手だな・・・など不埒なことを考えていたのもつかの間、いざスタートしたら夢中になってしまい、結局8時間、ブースも見に行ったが休みなしで会場をウロウロしていた。これは私にしては初めてのこと。以前なら中盤はプールに行ったりしていたのだ。写真を撮るという目的もあるけれど、ヨシムラの快走のせいか予想外に夢中になってしまった。

というわけで、各チームの死闘を・・・おっとこれはチーム、いやジャンルが違う(笑)

高いフェンスで一般人には撮影ポイントも限られ、あれ?こんなだったっけ?と首をかしげつつも、久しぶりとなる2輪レースの撮影を楽しんできた。今回#34に栄冠を譲り4位のヨシムラエースナンバーの#12、一時はヨシムラが2台表彰台に上がるか!?と思われたのだが・・・でも、今回は見ていても本当に危なげがなく、27年間勝てなかったのはいったい何だったんだろう、との思いも・・・

昔は決勝中にポイントを移動しての撮影なんて夢のまた夢の話だったのだが(前に掲載した昔のPhotoはすべて予選のアタックを撮影したもの 本番でこんなことやってる余裕というか、空間はなかった)、今はあちこち好きなポイントをめぐっていろいろなアングルでのトライができる。昔は撮ろうなんて夢にも思わなかった夕暮れ時の撮影にヘアピンで挑戦。2003年には優勝の経験もあるホンダ系の有力プライベーター、桜井ホンダの#2とヤマハの世界耐久組、ヤマハオーストリアレーシングの#7のバトル。さすが世界耐久組は24時間レース仕様の"耐久マシンの正装"、2個目玉だ。対する桜井ホンダは今ではすっかり少数派になってしまったオフセットした1個目玉、こっちの方が格好いいんだけどなあ、皆ライトまた端っこに寄せてくれないかなあ・・・

ついに表彰台の一番高い所に上る時が来たヨシムラチーム。表彰台には加賀山、秋吉と不二雄総監督、そしてpopの遺影を掲げた、今年から監督に就任した加藤陽平氏(pop次女の由美子女史の息子 不二雄総監督の甥に当たる)の4人が立ち、待ちわびたシャンペンシャワー!おめでとう! 本当はこの直下でシャンペンのしぶきを浴びるのが正しい8耐の楽しみ方なのだが・・・一応それは遠慮しておきました(笑 だいたいヘアピンから急いで戻ってきてもすでにコースは人でいっぱい、そこまで前に出られませんわ) 脇を固める2位HRC#33の岡田忠之、3位FCCの#778伊藤真一など私には懐かしいベテランも嬉しいキャスティング。

詳報は今後改めて、レース本編とリバイバル車ディテール観察、会場で見たおもしろトピックの各編として紹介します。あ、それからバイクにまったく関心のない人もこれは楽しみ、キャンギャルも昔あまり撮れなかった仇討ちとばかりいっぱい撮ってきました。こちらもお楽しみに〜!