横須賀マリンフェスタ・・・?

Blueforce2007-09-23

早くもイベントデーとしては最終日になってしまいました。
そして千秋楽を飾る、オシラクじゃなかった恐らく私にとって本年最初で最後の体験航海、横須賀マリンフェスタの日である。市制100周年で4月1日以来なんだか数え切れないほどの一般公開行事をしめくくる、2007年総仕上げの大事な日だ。
このイベントに合わせて前日より東京入りしたtamo太郎さん、そしてselig女史との共同行程となるため、いつもは狭い思いをさせている307CCの代わりに806を引き続き使用させていただき、本日も0400起き。これがさすがにキツイ・・・21日に比べ1時間遅くなったとはいえ、前日フルに動き回って睡眠時間も相変わらず1時間半である。寝る直前までメールを打って打たれて、最後の打ち合わせも念入りにしておかないと、超早朝に集合さえおぼつかない。
・・・zzzzz・・・うわ!なんだなんだ!? と、また熟睡を避けるためソファで寝ていたところで飛び起きた。起きてみると、目の前に分遣隊長の顔が・・・そう、また(教えていないのに)起こしに来てくれたのだ。すかさず時計を見ると0400ジャスト。いやこれ本当なんです、信じてください! ちょっと怖くなってきたが、本日は艦艇に乗艦するので分遣隊長は司令部詰めになってしまう。かたじけないっす! 支度を終えて、本日も806で出動! tamo太郎さんが泊まっているホテルを目指す。
まず赤坂で1人ピックアップ、そこからは首都高ダッシュで横浜のselig女史を回収し、幸浦線から横横経由で久里浜へ向かう。

なぜマリンフェスタの乗艦場所である横須賀でなく久里浜へ? その理由はこうだ。事前の噂通り、本日キティがファミリークルーズに出る。ファミリークルーズというのは、乗組員家族に対してのレクリエーション体験航海で、言ってしまえば父ちゃんの会社の職場見学という奴だ。といっても、なぜか家族と全然関係ない(と思われる)日本人もたくさん乗っていたりするのだが・・・要は日頃お世話になっている人達に催される内輪のクルーズなのである。朝に出港して夕方に帰ってくるので、1日に2度、入出港が撮れることになる。
昨日、昼間はネット環境になかったので帰るまで時刻の把握ができず、打ち合わせが遅くなってそれがいっそうバタバタしたのだが、まず朝、浦賀水道航路南航時刻は0800と出ており、これを航路北口入航時刻+20分の法則に当てはめると交点には0820頃やってくることになる。
対するフェリーは、本日は休日も休日も、三連休の中日なので文句なしの3船ダイヤとなっており、衝突の可能性があるのは金谷0745発の3便と、久里浜0805発の4便。同位相の機織りダイヤではないので、それだけ接触の可能性も増えるのだが、追いとなる久里浜発は接近には有利だが、念願の前がちを撮るには若干遅いかも・・・対して金谷発はちょっと早すぎるような気がする。
ただ、今回話がややこしいのは、マリンフェスタの乗艦締切時刻に間に合わせなければならないため、あまり遅くまで空母にかかりきりというのはできないのである。当選葉書に書いてあった受付時刻は0930(!)となっており腰を抜かしたのだが、東京湾外に出るわけじゃなし、出港は昼過ぎらしいし、デッドは恐らく1100前位だろうと推定した。ここから逆算して行くと、横須賀に着いてから駐車場に入れて吉倉の受付に行くまでに20分程度、久里浜から横須賀までは余裕を見込んで40分、最悪1000にはフェリー乗り場を出なければならない。
本命の久里浜0805の4便に乗ると、金谷から折り返して帰ってこられるのは0940・・・まあ、なんとかなるかな〜。しかし、私としてはもうケツ追いはお腹いっぱいなので、ハイリスクでも金谷0745の便に賭けたい。すると、久里浜0650発の2便に乗る必要がある。おとといのちょうど30分遅れだ。これを主宰者権限で各員に提示したところ、異存なしとのことで、0630前にフェリー乗り場着から逆算しての0400起きなのだ。

奇しくも昨年の小樽キティ捕獲ツアーと同じ顔ぶれだが、私以外の2名は浦賀水道で空母を、しかもフェリーで撮るのは初めて。特にこれが最後のチャンスとなるかもしれないtamo太郎さんは気合いが入っている。そして、今回もどら猫さんが参戦とのことで、「東京湾フェリーから空母を撮る会」の9月例会はメンバーを替えて2回開催、しかも本日は午前と午後の部があるという誠にゴージャスな内容となった。横浜で女史合流時点では余裕をブッコイていたのだが、途中で時刻を読み間違えていたことに気がついて(横須賀PA通過時点で0635!?)、ダッシュに次ぐダッシュでフェリー乗り場に着いたのは出港3分前! 先に着いていたどら猫さんに乗船券を買ってもらって、乗船通路まで全力疾走でセーフ! 

やはり、ごく一部の参加メンバーのせいなのだろうかw、21日に比べると明らかに天気は悪い。午後からは小雨がパラつくとの予報で、なるべくならこの朝の出港でいいカットをものにしたいところだ。夕方の帰港では、デッキ上の固定翼機は今度こそ全部厚木に降ろしてしまうから、その意味でも今回が絶好のチャンスである。風雲急を告げる?空模様の中、まるで佐世保は寄船の「平家船」を思わせる釣り船の一群が一緒になって大挙出港してゆく。上甲板に上がってみれば、おや?どこかで見た顔が・・・あっ!5月15日の撮影のときに乗り合わせたおじさんだ! さすが!この方もうちの会の准会員かな?wwwwwww
・・・しかし、こうして各会員の夢を一身に背負って勇ましく出撃した我が「かなや丸」は、結論から言うと会敵(敵なのか!?)に失敗した。

帰路に当たったのは、なんとまたまた露払いのカウペンス! 空母は影も形も見えず・・・あっ!あれ空母じゃね〜の!? モヤっており一昨日とは比べ物にならない撮影コンディションのなか、遙か彼方、観音崎の向こう側に空母らしき艦影が見えたところで、嗚呼無情目の前には刑務所が立ちはだかってゲームオーバー!

やはり、tamo太郎さん曰く「ザッパな連中」が乗るファミリークルーズは、どうしても乗艦締切が延び延びになり(昨年の観艦式でも大騒ぎになりましたね、皆さんちゃんと乗艦時刻は守りましょうね!おっと、今日はオレらが一番危ないのか・・・)、予定も遅れ気味になってしまうようだ。今回は完全に選択ミス・・・皆さん申し訳ない! もう1本遅い金谷0825発の便に乗れば、と後悔したものの、こちらも最接近とはいかず、あまりいい写真にはならなかったようである。

マリンフェスタには行かないどら猫さんを見送って、さて残りの3人はもう今日の仕事は終わったようなたそがれぶりだが、実はこれからが今日の本番である。失意のまま横須賀に戻る車の中で、しかしtamo太郎さんは相当納得が行かなかったようだ。キティ撮りてえ・・・厚木行きてえ・・・えっ!?厚木!? それは関係ないでしょうが!?
ファミリークルーズでは、当然キャリアオペレーションも実施される。そのために異例とも言える固定翼機を搭載した状態で横須賀に入港したのだが、これに加えてダブルナッツが飛来しての着艦―発艦デモもあるらしく、厚木ではフネには何の興味もないFly Navyフリークが待ちかまえているのである。やれやれ・・・神奈川県本日大変なことになってますよ。韓国でいうところの「安保観光」ってヤツですか、戦闘機と軍艦で相当なお金が落ちるに違いない。
話が脱線したが、1605のキティ浦賀水道航路南口入航時刻に間に合うようにフェリーに乗るには、今度こそマリンフェスタが終わってからでは間に合わず、どうせ乗らないのなら夕方まで厚木に行って撮れば!?というプランなのである。最初は冗談だったのだが、「キティ・・・」「厚木・・・」と口を衝いて出た言霊が806の広〜い室内を何度も反射して・・・こっちもその気になってきたwwww

聞くところでは、なんだか今回のマリンフェスタ、前評判より内容はショボイという。そうは言っても、今年まだ一回もフネに乗ってない私、観閲やら武器操法展示なんぞはどうでもいいのだが、艦橋や操縦室の空気を1回は吸わないと年が越せない・・・車はとっくにヴェルニーに着いてしまった。どうあってもマリフェスに行く女史を降ろすにあたって、tamo太郎さんと協議。

tamoさんはマリフェスに来たんじゃないの!?(い〜や、本当は違うことをオレは知ってるけどねwwww) しかし、こうやっている間にも時間は刻々と過ぎて行く。マリフェスの締切時刻にはまだちょっと余裕があるものの、厚木に行くにはそろそろ決断しないと離陸を全部逃してしまう。

う〜ん・・・

う〜ん・・・

う〜ん・・・オイこれ関係ねえだろう!wwwwww
もう、どうにも決められない。と、tamoさんがつまんねえことを言い出した。ヴェルニー、というかJR横須賀駅に入ってくる道が分岐する所の国道16号沿いに、"RAPTOR"という店があるが、この看板が目についたようで、今日はヒコーキが吉!とのこと。なんだかなあ・・・あ〜もうそれでいいそれでいい!厚木に決め!!