Hawk Five Teamファミリークルーズに向かう

Blueforce2007-09-24

自分が、フネ屋なのかヒコーキ屋なのか、時々考えることがある。
鉄道を別にすれば、ミリ系の趣味のキャリアはもともとはヒコーキなのだが、ある頃からフネに興味を持ち始め、今では人によっては100%フネ屋だと思われていることもある。ちなみに、昔も今も陸戦兵器や鉄砲にはまったく興味はない。
今日のような日だったら、その自分の正体がどちらかなのかを、まさに試されるところだ。確かに沖に出られて、操艦の実際をつぶさに勉強できる体験航海は魅力的だ。しかし、私には空か海かというのと、もう一つ違う切り口での二択がある。米軍か自衛隊か、という位相の差だ。
フネに乗るのだって、もちろん米軍艦艇がいいに決まっているが、初めて自衛艦に乗ってもう20年、おおざっぱな外国艦艇にはない細かい速力の刻みなど、(旧海軍のしきたりを受け継いだものが多い)日本独自のしきたりやシステムなど、興味深い点も多く、日本語でオペレーションをしているので用語や言葉も明瞭に理解でき、何より実際に乗り物に乗るのが楽しくないはずはないので、これはこれですっかり海自になじんでしまっている。しかし、本来の私のキャリアは空母と、空母航空団から始まったのだ。この2つはひっくり返しても海自からは出てこないものだ。
今ではすっかり(一部のダブルナッツなどを除いて)色味をなくして地味になってしまったが、かつての軍用機離れした美しくカラフルなマーキングを施していた頃からの伝統で、今でも米海軍機以外に興味はないという人は多い。空軍機ですら眼中にないのだ。以前にも書いたが、昨年のトムキャット・サンセットで知り合った人は、その半月前のエアショーにも訪れたのだそうだが、展示されていたラプターモックアップだと思って、初日は気にも留めていなかったという(そして本物だとわかっても大して驚きもせず、写真も撮っていないというのは、いくらなんでもどうかと・・・)。輸送機や支援機になると、部隊はおろか機種もわからなかったり・・・自分、そこまで割り切れないけれど、やはりアイデンティティをたどればアメちゃん、しかもFly Navy屋だ。死ぬほど迷いはしたが、たとえ年に1回の体験航海を棒に振っても、厚木に、そして帰ってくるキティを迎えに行くのが本懐だ。
昨今、海自も海保も体験航海といえば、応募葉書を出しても出しても当たらない。コネも何もない一介の市民の私、今回も一族郎党の名前で葉書を出して、やっと当たった1枚だけの乗艦券・・・ここヴェルニーで紙飛行機にでもして飛ばせば、奪い合うようなパニックになるのではないか。しかし、知らない人を捕まえて渡すわけにもいかず、この命より大切な?当選葉書は、まったく自分が(そして持ち主も)意図していなかった運命に驚いたに違いない・・・ダッシュボードに放置プレイ。
ちゅ〜わけで。そこからは横横をダッシュに次ぐダッシュ。本当はtamoさんもフネ屋のはずなんだけどな・・・などと内心思いつつ、とにかくベタ踏みだ。数時間後にはこの道をもう一度戻ってこなければならない。三連休の中日、反対車線の混みようが気になる・・・朝比奈インターの出口の大渋滞にびっくりし、まったく動かない保土ヶ谷バイパスにうんざりし・・・当方は午前中の上り車線のせいか、一度も渋滞にはつかまらず、1時間ちょっとでエンドに到着。さてさて、こちらも休日とあってなかなかの人出である。朝久里浜で別れたどら猫さんと、再び合流。まさかお互いに本日また会うとは夢にも思わなかった・・・
帰港のキティを撮影するためには、久里浜1540発に乗らなければならないので、すれ違って来た横横の状況を鑑みるに2時間前位、1330過ぎには出たいところだ。まあ、ダブルナッツが数機上がるだけなので、2時間もあれば充分だろう。本日のR/Wは01につき、久々のルート4撮りとなるのだが、天気が・・・これ誰のせいだ〜?
まず1124、ノーマークのVAW-115のE-2C、NF601(Bu No.164107)が上がる。

続いて1135、またまた増槽4本+バディキットで重そうなタンカー仕様、VFA-102のF/A-18F、NF113が・・・あれ?今日はダブルナッツが上がるだけじゃないの!? 続いてすぐにそのダブルナッツ、NF100、さらにNF107が上がるが、情けなくなる位のバカ高で写真にもなにもならず・・・続いて1144にはご存じウルトラホーク1号、VFA-27のダブルナッツ、NF200が上がるも、こちらも手も足も出ないバカッ高・・・

あのさあ、お前ら俺らをバカにしてんの?なんでダブルナッツ以外はこんなに背中バックリなんだよ、意味わかんねえ・・・NF206は典型的なギャラリー向けのルート4上がり。かと思うとすぐ次に上がったNF400こと"Chippy Ho!"("Chippy Ho!"ことNF400、じゃないのか!?)はまたバカッ高で写真にならず。う〜ん、絶対わざとやってるな・・・

NF403(Bu No.164976)は今回の航海中洋上で墜落・喪失した機体の補充機で、機体各部に塗装・表記を消したり変更したりのタッチアップの痕が見える。
次に上がったのは、どうも先代以来私と相性の悪いVFA-192ダブルナッツ、NF300・・・だが、ジンクスは今回も健在で、NF301とセクションで上がったために、セクションが苦手な私はポイントが絞り込めず大失敗! この後、VFA-27のNF207が上がったが、いよいよ天気も悪く、機体は真っ黒・・・

ここで今日の分はあらかた上がったようなので、エンド移動。帰りを待つ。最初に帰ってきたのは、21日の入港以来デッキ上にあったNF102。ギャラリーを前に真っ先に上がったのだろう。

続いて、こちらもデッキ居残り組、NF600が降りてくる。

しばらく間が開いて、1300過ぎ、いよいよファイター系がガンガン戻ってきた。このエシュロン4機フォーメーション、下から垣間見る尾翼のマーキングが、先頭NF300、3機目がNF400なのが見て取れるが、なんと豪華な編隊だろうか・・・しかし、もう帰ってきたの?フライト時間1時間12分、降りずに上空パスだけだったのかな?

先程大失敗したNF300。?しかし、珍しくジンクス破りでまあまあの当たりコマになった。続いてウイングマンのNF301も降りたが、こちらは全コマ失敗・・・

上がる時はバカッ高だったNF400も、なんとかゲット。

ラストはNF400のウイングマン、新顔のNF403。オ、決まった・・・やっぱり空母と違ってホーネットはケツ追いがいいな〜。

続いてはVAQ-136のプラウラー。デッキ居残り組のNF500は今回写真に収められなかったものの、まずNF501が、

ウイングマンのNF504が着陸。しかし、どうせドン曇りだからどっちサイドでも同じと午前側に回ったのだが、ちょっと立ち位置失敗したかな〜。

真打ち、NF100の降り。しかしこの写真、なんか5月の岩国の前日の時と区別がつかんな・・・

NF107も、降りはなんとか撮れました。

現状ノーマークで地味〜なNF601もご帰還〜。最初に上がってほぼ最後に降りてきた、滞空時間1時間50分近く。

5本ポッドのNF113は、給油デモでも(オヤジギャグ?)やってきたの?

そろそろビンゴが近づいてきたので、ここで今度こそどら猫さんに別れを告げ、車の方に戻って行くが、出発しようとしたらラスト!VFA-27ダブルナッツ、NF200だが、すでに夕方かと思うほどの真っ黒!シルエット写真になってしまいました。ウイングマンのNF206はバリ補正をかけて、やっとこの程度。その後、本当に本当のラスト、HS-14のCAG機、NF610がアプローチしてきたが、ヘリだけあって遠すぎてダメ〜
さて! 本当に本当に、ここで区切りつけて久里浜に向かわないと(帰らないと!?)、間に合わない。真東に向かって保土ヶ谷バイパスに乗るのは、先程の混み具合を見るにつけ危険だ。すでにビクとも動かなくなっている南エンドの道路を避けて、南へ南へ・・・長後で小田急を渡って、昔は行動エリアだったドリームランドの辺りを通って、原宿に出、そこからは意外に空いていた横新から新保土ヶ谷インター経由で横横に復帰、一路久里浜へ!そして海へ!
待ってろキティ!最後の決戦だ!