青い山脈晴海に現る

Blueforce2008-01-28

何気なしにグーグルアースを見ていたら、すごいことに気がついた。
我が家の10年落ちになろうとするオンボロパソコンでは、グーグルアースを見ることができない。会社の自分用でも同じく見ることができず、一番そういうのが好きな人種にもかかわらず、今まで人の家に遊びに行った時2・3回見たことがあるだけである(現代人かいな・・・)。
それが、ひょんなことから普段は触りつけない会社の共用パソコンにインストールすることになって、、まあ最初に見るのは横須賀とかノーフォークとかオシアナ、サンディエゴなんだけれどw、それは以前に人の家で見たことがあるので、今度は知り合いの家などを上空偵察して・・・自分の車庫は屋内なので上から見てもしょうがないので、前オーナーの家の上をまだこちらに写ってないか探したのだが、今ひとつどこか特定できなかった。
今まで、自分の姿が写っていたことがある人っていないのかな? ひょっとしたら散歩している自分が写っているかと思って、お台場の一帯を見てみたが、さすがにそれらしき人影は見あたらず。まあ、いくら足繁く通っているといっても、土日行っても1週間のうちの延べ5時間程度だからそうそう写り込むものでもなかろう。
と、隣接している晴海の方に目が行った。まさか護衛艦とかいないよな、外国の来航艦船とかね・・・ん!?

ん!?

なんじゃこりゃ〜!!

そこには、曳船に押されて接岸中?の第7艦隊旗艦、ブルーリッジUSS Blue ridge LCC-19の姿が明瞭に写っていた。

▲2005年11月20日、晴海埠頭に停泊する揚陸指揮艦ブルーリッジUSS Blue ridge LCC-19
これってもう有名な話なの? ブルーリッジに限らず、米軍艦艇が晴海に来航するのは年に数えるほどしかない。よくそんなタイミングで衛星に写ったな・・・なんてマニアックな衛星写真なんだ!

1988年5月、ブルーリッジは初めて、母港としている横須賀から指呼の距離にある東京港晴海埠頭に入港した。名目はもちろん親善訪問とのことだったが、当時まだ今とは比べ物にならない位軍艦(米軍)に対する風当たりが強い時代で、多数のデモ隊が押し寄せることが予想され(実際押し寄せた)、埠頭は厳戒態勢、機動隊で固められていつもなら入れる岸壁*1は立入禁止となってしまった。しかし、そこで引き下がるほどヌルい我々ではない。埠頭の突端で撮影に成功したのがこのショット。ご覧の通り、まだ虹の橋は影も形もない。
その後、特にここ数年はブルーリッジは毎年秋に乗組員の休養とかの名目で晴海にやって来るようになった。私も分遣隊長のパトロール(散歩)でお台場に行く時、虹の橋を渡りながら「あれ?ブルーリッジ来てるわ・・・あ〜カメラ忘れた!」ということが結構あるが、それでも年に1回。まるで狙ったのではないかと思うほどのタイミングで写っているのは、何か意図でもあるのか、と勘ぐりたくなるほどだw
そんなタイミングで、オレらがお台場で散歩してるわけないわな・・・・

*1:現在では改正SOLAS条約で岸壁立ち入りなど望むべくもない