ミサイル護衛艦「あさかぜ」退役

Blueforce2008-03-14

すっかり忘れていたが、実は昨日は「あしがら」の就役とともに、2代目ふうこ号の納車1周年の記念日であった。ここ3日間で、身の回りのいろいろな乗り物についてさまざまな興亡のドラマ(大げさな・・・)が繰り広げられたので、ひとしきり紹介してみたい。まずは・・・

ミサイル護衛艦「あさかぜ」退役。
「あたご」型2番艦「あしがら」の就役に伴い、置き換えられる形で引退となった在来形(非イージス)DDG、「たちかぜ」型の2番艦は、長らく横須賀の1護群所属のミサイル艦として関東の人間にはお馴染みの艦だったが、「きりしま」の就役に伴って佐世保の4護群に転籍となった。つい最近のことだと思っていたのだが、1998年3月のことで、すでに10年も昔のことである。

実は同艦は、遠い昔、1987年6月7日に私が初めて体験航海で乗った自衛艦である。学校のサークルで切符を手配してくれる人がいて、なんだかわからぬままに晴海に連れて行かれて、横浜沖までの航海に乗せてもらった。当時は言うまでもなく今のような誰もがこういった娯楽を知っているわけではない時代、さして入手にも苦労はしなかったのだろう。それはともかく、岸壁での一般公開はすでに何度も載ったことはあったが、動いている艦に乗せてもらえる機会というのは、漠然とは知っていたが、具体的にどうすれば乗艦券を入手できるかなど知る由もなかったので、初めて乗った護衛艦でのミニ航海に大感激、残っている写真ではその頃から3分隊の領域に興味があったことがわかるwwww 紹介する写真は、晴海埠頭および一帯の風景のあまりの変わりように驚かされる一枚。船客待合所、こんなんだったっけ? 虹の橋が見えないのは当たり前だが、ほとんど高い建物がないのが意外。

「たちかぜ」型3隻は、うち2隻を置き換える目的で建造された後継の「あたご」型、いわゆる14DDGが固めて建造されたため、ミサイル艦としては異例の2年連続での入れ替えとなった。「あたご」就役で押し出されたネームシップの「たちかぜ」は昨年退役、残るは3番艦「さわかぜ」1隻となった。「あさかぜ」も、佐世保に移ってからは目にすることも少なくなったが、昨年9月に東京湾フェリーの船上から浦賀水道航路を北航してくる姿を見る機会があり、さらに先月のニミッツ撮影行で佐世保に行った折、停泊している姿を写真に収めることができた。これが私の見た現役最後の「あさかぜ」の姿である。