フレンチフレンチin赤レンガ

Blueforce2008-06-28

6月は、「横浜フランス月間」ということで毎年モロモロのイベントで盛り上がるらしいが(知らんかったっす・・・)、本年は当日記でも既報の通り日仏友好150周年も重なり、年に2回、いつもは鶴間の国道16号沿いのカルフールで開催されているらしいフランス車のお祭り、フレンチフレンチが、関連行事として赤レンガ倉庫街前で開催されることになった。
今まで行ったことはなかったのだが、先日のリハビリで正妻を愛する気持ちを新たにしたにもかかわらず、魅力的なフランス美女(ブ○?)軍団の誘惑に逆らえず・・・wwwww

早速フランス美女軍団キター!おなじみの赤レンガ前広場に並べられた夥しい数の名?迷?珍?車群。通りに面した最前列に並べられたのは、新旧のフランスを代表する高級車群、手前からシトロエンDS、同C6,ルノー25、同ヴェルサティス、同アヴァンタイム。う〜ん、プジョーだけないんだ・・・

アヴァンタイムから受け継いだ折れ曲がったヒップラインが特徴的なルノーのCセグメントモデル、メガーヌ。日本では(過度の?)ドイツ車信仰が横行するあまり、どうしてもマイナー車種になりがちなフランス車の中で、プジョーに比べるとアクの強いデザインのせいか、特に一般の人に敬遠されがちな?ルノーは、私もメガーヌはどうかと思っていたのだが、こうやって見ると格好いいね・・・308よりもいい?

会場の中央に他車とは別格のレイアウトで並べられていた伝説のラリーカー、アルピーヌA110。イタ車のように車に興味のない人でもわかりやすいフェラーリランボルギーニのような(これ見よがしの?)「スーパーカー」をラインナップに持たない(知的な?)フランス車は、どうしても一般受けという観点からは地味になりがちだが、ここだけは常時人だかりができていた。実物をこんなに間近に見たのは多分初めてなのだが、とにかく驚くほどの小ささ! 私ぐらいの体格になると(腹のせいか!?wwww)乗り降りにも困難を来すほどの狭さだ。

ルノーの現行ラインナップにおける最高級車、ヴェルサティスとアヴァンタイム。どちらもあまりに日本人には理解不能の、フレンチアバンギャルドの最右翼!? セダンが常識の最高級車がなぜか5ドアハッチバックというヴェルサティスと、もう地球上の乗り物とは思えないアヴァンタイムが並ぶ風景は日本ではこういったイベントでしか見られない。
ヴェルサティスはともかくとして、初代ふうこ号が事故で廃車になり、2代目を検討している時に結構真剣に考えたアヴァンタイムは私としても今回しっかり見ておきたいモデル。この車は左ハンドルの6MT車で、並行輸入車のようだ。

マジで、格好いい・・・日本での正規輸入・デリバリー台数は160台程度と言われる超稀少車、アヴァンタイムがこんなに集まるのもまた貴重な機会。とにかく月に1台見るか見ないかという頻度なので、この機会に穴の開くほどみておかないと。
次期車両は何度も述べているように、後ろの人間がゆったりと乗れるミニバンと決めているのだが、アヴァンタイムは2ドアながら、ドアの前後長が異常に長く、後席への出入りスペース寸法に余裕のあることもあり、準ミニバン的に使うのも可能かな、と、まだ諦めきれずにいます(笑)

げ・・・月面車! これも今回見ておきたかったモデルの一つ、セニックRX4(右)。ルノーの5ドアMPVモデル、セニックの4駆バージョンで、価格やステイタスではアヴァンタイムとは比較にならないが稀少度では一歩もひけを取らないモデル。安易ななんちゃって4駆ではなく、駆動系はオーストリアの名門、シュタイヤー・プフが手がけたという本格派で、もとが4駆党の私としては、ここ最近急速にランキングが上がっているモデル。実はこの車、私も最近愛読しているブログの筆者の方の所有車で、お会いしたかったのだがオーナーの方はずっと不在でお目にかかれなかった。左は現状で次期車種の現実的な大本命、シトロエンC4ピカソ

車を眺めながらの昼食(朝食)は、会場に来ていたCCオーナーのごつさんとまついさん、206CCオーナーのトミー&ヤスミンさん夫妻と犬OKの赤レンガフードコートで。

相変わらず美味そうに見えない私の料理写真で申し訳ないが、本日は横濱たちばな亭の横濱ハヤシライス。

そして、今回視察の大本命、プジョー807の対抗、ルノーエスパス。
残念なことに、807は今回1台も参加がなかった。807に限らず、プジョー車は全般に低調だったように思う。307CCも1台しか展示がなく、まあそういう自分も展示していないのだが(いつもの出入り自由なイベントと違い、人の往来の多い場所柄朝入場したら夕方まで会場から出るのが不可という条件で、要事前申し込みということもあり気軽に参加ができない)、プジョーに関しては明らかに盛り上がりに欠けるイベントとなってしまっていた。

こちらの車は3.5リッターV6モデルで、やはりオーナーの方はブログを運営されている。購入時には807や同車の姉妹モデルであるシトロエンC8も検討され、その比較を詳細にされているのでこちらも最近私のお気に入りのブログであり、帰る直前に車に戻ってこられたオーナーさんといろいろお話をすることができた。
いずれにしても、807・エスパスとも普通の日本人なら見向きもしない車種で、当然日本での正規販売はなく、並行で入れるか日本に数台、好き者(失礼!)が入れた車がいつかマニアックな中古車市場に出るのを待つしかないのだが、いずれにしても現車を見る機会がないのが辛い。
本来、807が大本命につき(500万円近くになる並行での価格のことは考えずに)、エスパスは最近ちょっと気になりだした当て馬程度にしか思っていなかったのだが、どうもこちらのブログを見ているうちに順位が急上昇致しまして・・・思うに、807が本当に白物家電のように実用一点張りの単なるミニバンなのに対して、エスパスは趣味性をうんぬんできる「お洒落なフランス車」というポジションにいるように思う。それが、日本ではサイトもブログも全然ない806/807と、それなりの数が見いだせるエスパスの差になっているように思える。稀少車の中古車市場でも、エスパスはいくつか出てくるし・・・

運命論だが、こういったことが、赤い糸がつながっているかどうかの分かれ目なのではないかという気がする。今日出会ったのが807ではなくエスパスだったということが、後にどう響いてくるか・・・どちらにしても、日本人のおよそ99.99%位の方にはど〜でもいい話だろうが、死んでもエ○○ランド、ア○○ァードには乗りたくない私としては、この2車種、なんとか正規で入れてもらえないものだろうか・・・

斯界では有名らしい206RCのWRCフルレプリカ。車内も内装を剥がしたりロールバーまでは組まれていないものの、スパルコのバケットシートやサベルトの4点式シートなどなかなかいい雰囲気を出していた。なにせプジョーは格好ではルノーシトロエンのようなブッ飛んだモデルがあまりないため、目を惹く車というとこのようなレプリカ車が中心となる。

そして・・・

こちらもその世界では有名な307CCのWRCレプリカ号。初めて拝見したのだが、スゲ〜きれいな仕上がり・・・ちなみに、このカラーリングにするにあたって、一応大塚製薬に承認を取ったそうです。オーナーの方は我々がいる時間中不在だったのでお話は聞けなかったが・・・

グレードが普通のCCにつき、ミッションはオートマだし車内はフルノーマルなのだが、ホイールはOZとなっている。う〜ん、やっぱりOZは格好エエのう・・・足回りだけでもいじってみようかと(笑 そんな金あるわけねえ!)

本日は前後とも天気の悪い梅雨のまっただ中にありながら、雨は降らず、かといってこの季節晴れたら晴れたで陽射しがたまらず、(若干蒸し暑いものの)終始曇りで車の写真を撮るコンディションにも恵まれ、非常に楽しいイベントであった。しかし、それにつけても思うのは・・・会場の向こうには大桟橋が見える。こんな港町でフランス祭りやるなら、これに合わせてミストラル持ってきてくれればいいのに・・・それで一般公開でもやれば、ますますイベントが盛り上がること間違いなし! 私も会場一番乗りで大桟橋寄りの端に車停めてツーショット撮ったのに・・・まあ、先日の寄港は首相の訪日に合わせた外交行事の一環だし、大桟橋係船料高いし・・・だいたいベイブリッジもマスト引っかっかるのか!? う〜ん、木材埠頭にしか泊められない軍艦、不憫・・・

本日は珍しくダブルヘッダーで、急いで一度自宅に戻り、某氏と謀議のためにおなじみ下北鯉のぼりへ。フネ関係鉄関係でいろいろ打ち合わせやら情報交換やらしている間に、分遣隊長の夕ご飯タイムに・・・

最近気になっていたのだが、メニューに挟み込まれている「わんこごはん」がなくなっている。店長さんにその話をしたら、店長さんは最近変わられたようで、自分になってから引き継いでないから前のことはわからないけど、分遣隊長のことがよほど気に入ってくれたようで、オリジナルで作ってくれた。生のキャベツと、味付けせず茹でただけの砂肝とササミの特製わんこごはん。有り難く頂きました。
そして、本日も、居合わせたグループの、弘前出身という津軽美人のお姉さんにたいそう可愛がられて、分遣隊長満足の一日でありました! 幕僚は念願の807が見られず、本題が先送りになって今ひとつ消化不良ではあるが・・・